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友引

2013年11月11日

 今回は友引に付いて書かせて頂きました。

 友引とは 暦に記載される日時・方位などの吉凶を占う歴注の一つである 六曜(先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口)の中の一つです。六曜は 中国で生まれ 日本へは14世紀に伝はり 当時は武将が戦を占う為に使われました、友引は 先勝と先負の間に位置して ”引き分けで勝負なし”という意味でした。一般社会には幕末より浸透し始め 明治政府の 吉凶付きの歴注は迷信であると禁止された中で 六曜だけは迷信の類でないと暦に記載され、多種多様な歴注の中で比較的に新顔ながら 第二次世界大戦後に日本国内で定着しました。又 六曜の中には仏滅や友引という仏教に関連しそうな言葉が使われて居りますが、実際は仏教とは一切関係は有りません。仏教に於いては本質的に因果関係によって物事が決まり、六曜(占い)が直接原因として物事を左右することは有りません。

 六曜が何時の時代に暦として確立されたかは不明です。孔明六曜星と呼ばれ、諸葛亮孔明がこれにより軍略を立てたとの俗説は有名ですが、その時代に六曜が作られていたとは考えにくく、後世のこじつけという説が一般的です。六曜は一ヶ月を五等分して 六日を周期とし先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口の順で繰り返します。そして 毎月一日の六曜は 1月・7月が先勝、2月・8月が友引、3月・9月が先負、4月・10月が仏滅‥‥‥から始まります。

 友引は本来 引き分けに成る日でしたが 陰陽道に ある日ある方向に事を行うと災いが友に及ぶとする”友引日”と言うものが有り これが六曜の友引と混同されたと考えられて居ります。何れにしろ現在では 友を引く日として信じられ この日に葬式を出すと親しい人が冥界に引き寄せられるとして 葬儀を避ける様に成りました。現在 横浜市営の斎場、火葬炉は友引の日は休場となっております。但し 特定の民営斎場では通夜は友引でも執り行う事が出来ます。尚 浄土真宗では 親鸞上人が ” 日の吉凶を選ぶ事は良くない” と説かれ 迷信、俗信を否定して居りますので 友引の日でも葬儀を執り行うことが出来ます。

   今回は以上です。