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平安時代の葬儀(念仏)
2014年2月7日
今回は平安時代の葬儀に使われたお念仏に付いて書かせて頂きました。
平安時代の葬儀の中では 光明真言、呪願、阿弥陀護摩などが行われて居りました。
光明真言とは 密教の真言(真実の言葉、仏の言葉、呪文)で 願いを仏に直接働きかける事が出来る呪文とされて居ります。その言葉は神秘性を保つ為に 梵字を翻訳せずに 梵音を読誦します。葬儀に於いては 光明真言を108回唱える事により 死者の滅罪を願い、極楽に往生出来る様 仏に願うものです。その梵音と意味する所は;
オン アボキャ ペイロシャノウ
オーム(聖音) 不空なる御方よ 大日如来よ
マカボダラ マニ ハンドマ
偉大なる印を有する御方よ 宝珠よ 蓮華よ
ジンバラ ハラバリタヤ ウン
光明を 放ち給え フーン(聖音)
アボキャは不空成就如来を、ペイロシャノウは大日如来を、マカボダラは阿閣如来を、マニは宝生如来を、ハンドマは阿弥陀如来を指しており、金剛界五仏に対して光明を放つように祈願している真言です。そして その功徳は
- 過去の一切十悪五逆四重諸罪や、一切の罪障を除減する。
- 十悪五逆四重諸罪によって 地獄・餓鬼・修羅に生まれ変わった死者に対して、光明を及ぼし諸罪を除き、西方極楽浄土に行かせる。
- 先世の業の報いによる病人に対し、宿業と病障を除滅する。
光明真言は平安時代に始まり、その後 庶民の間にも広まり現在に至って居ります。
呪願とは 法会や食事の時に 施主の願意を述べて、幸福を祈る事ですが、葬儀では 悪魔を祓い、死者の霊を慰め、極楽浄土に往生する様 祈願する事となります。呪願を執り行う僧侶を呪願師と言います。
阿弥陀護摩は 密教に於いて 阿弥陀如来を本尊とし 無病息災・延命を祈って焚く護摩ですが、死者の減罪にも力が有ると信じられて居りました。
今回は以上です。