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ご葬儀関連新着情報
遺体の保全
2014年4月12日
今回はご遺体の保全に付いて書かせて頂きました。
ご遺体の保全に付きましては 短期的にはドライアイス、或いは冷蔵保管庫にによる保全方法と エンバーミングと呼ばれる 化学的・外科学的な処理をご遺体に行って 長期間 保全する方法とが有ります。日本に於きましては 仏教を前提としたご火葬が主流であり、火葬率は99%を超えて居りますので、ご遺体の保全も ご葬儀・ご火葬を待つまでの間が主目的となって居ります。
現在 多くの方々が亡くなられる場所は病院となって居ります。病院では 患者様が亡くなられると ご遺体 移送の前に エンジェルケアーとと呼ばれる処置をご遺体に施してくれます。その内容は以下の通りです;
1 湯又は水をしぼった布 又は消毒用アルコール あるいは防腐性薬品等でご遺体を拭き清めます。
2 目や口を閉じます。
3 鼻、耳、口、肛門に脱脂綿を詰めて体液の漏出を防ぎます。
4 傷口が有る場合はテープで留め、包帯で縛ります。
5 頬がこけている場合は脱脂綿を口に含ませて 補正します。
6 髭剃り、爪切り、髪を整え、化粧を施して 衣服を着せます。
この状態でご遺体は ご遺族に戻り ご自宅に移送して安置し ご葬儀・ご火葬までの間 ドライアイスにより ご遺体の腐敗進行を遅らせる事と成ります。この期間は季節にもよりますが一週間から10日程度が限度です。
更に長期間 ご遺体を保全したい場合には エンバーミングと呼ばれる処置方法が有ります。エンバーミングの歴史は 古代におけるミイラにまで遡りますが、急速な発展を遂げたのは 1860年代アメリカの南北戦争だと言われています。当時 兵士のご遺体を故郷に戻すには長い時間が必要とされ、遺体の保存技術が必要とされました。又 同じ理由により ベトナム戦争の際に 一層の技術発展が促進されました。エンバーミングの具体的処理は以下の通りです;
1 全身の消毒処理、及び洗浄を行う。
2 遺体の顔、頭髪、手先、足先を整える。
3 遺体の頸部等の動脈より 体内に防腐剤を注入、同時に静脈より血液を排出する。
4 腹部に鋼管を刺し 胸腔・復腔部の体液や、消化器内の残存物を吸引・除去し、防腐剤を注入します。
5 事故等で損傷した部分は修復を施し、切開した部分を縫合してテープ等を貼ります。
6 最後に 再度 全身を洗浄して 頭髪、表情を整え、衣服を着せて終了となります。
以上の徹底した処理を行い、定期的に防腐剤の交換などを行えば 生前の姿のままで永久保存が可能と成ります。
ソ連のレーニン、スターリン ベトナムのホー・チ・ミン 中国の毛沢東 台湾の蒋介石 北朝鮮の金日成、金正日 その他の社会主義国 指導者の遺体はエンバーミング処理を施されて永久保存されて居ります。
今回は以上です。