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弥勒菩薩
2014年5月14日
今回は弥勒菩薩に付いて書かせて頂きました。
十王信仰に於ける 六七日(四十二日目)の審理は 変成王が司り、五官王の計りと 閻魔王の鏡を使い 生前の功徳を再審査します。変成王の本地は 弥勒菩薩であり 弥勒菩薩は仏陀の入滅後 次の仏陀になる事が約束された菩薩で 現在は 兜率天で修行をして居り、仏陀入滅後 56億7千万年の未来に 現世に現れ 多くの人々を救済するとされて居ります。
弥勒菩薩は 梵名をマイトレ-ヤと言い 仏教の菩薩の一尊で 未来仏です、弥勒は音写で その語源は 慈しみ とされて居ります。弥勒菩薩の現世への下生は56億7千万年後とされる その算式は 弥勒の兜率天での寿命が4,000年であり、兜率天の一日は 現世の400年に匹敵するとの説から 下生までに 4,000×400×12×30=5億7600万年かかるとの計算に由来し、後世になり 5億7600万年が 56億7千万年に入れ替わったと考えられます。弥勒菩薩は 兜率天で修行の後 弥勒如来(あるいは 弥勒仏)として 現世へ下生するとされます。
中国、朝鮮半島、日本に於いては 弥勒菩薩の兜率天に往生したいと願う 上生信仰が時として流行し、又 弥勒如来は 56億七千万年を待たずに 今 下生されるので それに備えなければならないと言う 下生信仰も有ります。下生信仰は 現世改革のための終末論、救世主待望論など利用され、反体制派の集団に利用される例も多く有ります。日本でも戦国時代に 弥勒仏がこの世に現れるという信仰が流行し、江戸時代の百姓一揆や世直し一揆の思想的な主柱とも成りました。
弥勒菩薩の像容は 椅坐して左足を下ろし、右足を上げて 左膝の上に置き、右手で頬杖をついて、瞑想する姿が一般的です。著名な例としては 大阪 野中寺、京都 広隆寺 醍醐寺、奈良 東大寺等が御座います。
七福神の一人である布袋は 中国では 弥勒の化身とされ 弥勒如来として 仏堂の正面に祀られて居ります。
今回は以上です。