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法華系(鎌倉仏教法華系)
2014年7月5日
今回は法華系(鎌倉仏教法華系)に付いて書かせて頂きました。
鎌倉時代に入りますと 平安時代 仏教の主体は鎮護国家を標榜した 国家や貴族の為の儀式や研究に置かれていた形が 末期の動乱と それに伴う末法思想により変化し、民衆救済の為の仏教へと次第に変って行きました。その第一が日蓮上人により開かれた法華宗(日蓮法華宗、日蓮宗とも呼ばれます)です。
この時代に入りますと 主として比叡山で学んだ僧侶によって 仏教の民衆化が図られ 新しい宗派が生まれて行きました。日蓮上人は難しい理論や厳しい修行ではなく、在家の信者が生活の合間に実践出来る様な易しい教えとして 南無妙法蓮華経 と唱える事で救われると説きました。日蓮上人は 法華経が釈迦の正しい教えを伝えていると考え、法華経に帰依します という意味の 南無妙法蓮華経 という御題目を唱えることを重視しました。
上人は 鎌倉時代をすでに末法の世に入っているとみなし、法華経は 滅後末法の世に向けて説かれた経典と考え、在世の衆生に対してではなく、滅度後の衆生の救済を目的に法華経を説きました。そして 当時に起った 鎌倉幕府内の権力闘争、天変地異、モンゴル帝国からの攻撃等は 日本に於いて法華経をないがしろにした結果であると 幕府を批判し、釈迦を第一として尊ぼうとしない 禅や阿弥陀信仰は 衆生を救済から遠ざけてしまうと 他宗を批判しました。当然の事ながら 当初は幕府からの弾圧や 他宗からの迫害を受けましたが、日蓮宗の広がりと共に 収まって行きます。
日蓮宗では 信仰に於ける重要な契機として 時(末法の世である現在) と国(日本)を掲げており、他の宗派には見られない 政治に対する積極的係わりが見られます。又 日蓮は 世の在りかたは 法を拠り所とすべきであって、人を拠り所にしてはならないと説きました。王仏冥合を理想とし、天皇を政治の主体とするも、仏法に背けば仏罰をこうむるとして、宗教上では天皇の権威を一切認めない仏法絶対の立場を示しました。
今回は以上です。