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禅系(鎌倉仏教禅系)
2014年7月14日
今回は禅系(鎌倉仏教禅系)に付いて書かせて頂きました。
鎌倉時代は 国の権力が貴族から武士に移り、武士は その力を着々とつけた時代で有りました。この時代に曹洞宗と臨済宗という二つの禅宗が 中国からもたらされ、武士階級に受け入れられて 多くの禅寺が 鎌倉に建立され、大きく栄ました。そして 1654年(江戸時代)に明国の僧侶 隠元(真空大師)が来日して黄檗宗(おうばくしゅう)を布教しました。この三宗を禅系(鎌倉仏教禅系、禅宗系)と位置付けられて居ります。
曹洞宗は 中国の禅宗五家の中の一つで 日本へは 宋に渡った 道元(承陽大師)により伝えられました。その教えは 座禅の修行を基本とし、修行の威儀作法を重視します。経典は法華経を中心とした 道元により書かれた”正法眼蔵”、ご本尊はお釈迦様です。悟りを求めない修行により悟りが得られると考えます。これは 悟りを目的とする修行は打算的修行であり、悟りを得たら修行しなくて良い事に成る。従って悟りへの拘りは不要とされます。
臨済宗も 中国の禅宗五家の一つであり 宋に学んだ 栄西(千光国師)により日本に伝えられました。その教えは 1700余りの祖師の言葉を体得する事が悟りの基本とされ、経典や教えに依存せず相手の心に直接働きかけ、その本質を悟らせる、そして 日常の中で真理を具体的なものとして行く事が求められます。経典の定めは無く、本尊の定めも有りません。禅宗様式では 本尊は祀らず お堂に椅子を一つ置き、椅子に座って法を説く人が本尊に相当します。この場合のお堂を 法堂、仏像を祀るお堂を仏殿と呼びます。
黄檗宗は 唐の僧 黄檗希運の名に由来する宗派で 江戸時代に来日した明の僧 隠元(真空大師)により伝えられました。修行形態は臨済宗と同様ですが、儀式の形式や使われる言葉は明時代の様式を踏襲して居ります。陀羅尼や阿弥陀経を読み、念仏を唱えますが 浄土系とは目的が異なります。南無阿弥陀仏を ナムオミトフと読み、般若心経も唐音で読みます。経典の定めは無く、本尊はお釈迦様です。
今回は以上です。