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キリスト教の葬儀(カトリック)

2014年8月8日

 今回はキリスト教(カトリック)の葬儀に付いて書かせて頂きました。

 近年 婚礼は神式からキリスト教式へと大きく変化して参りましたが、葬儀に於きましては1%前後と非常に少ないのが実体です。キリスト教では 死は命の終わりではなく、招天 あるいは帰天と言われ、神の下に召される記念すべき事であり、地上で犯した罪が許され 永遠の安息が与えられるとされます。従いまして 葬送に於いて大切な事は 葬式よりも 死の迎え方 となります。

 カソリックでは 伝統的な儀式を重要視しており、厳格に執り行われます。信者の方は ご自分の居住地区に洗礼を受けた宗派の教会を持ち、万一 ご危篤に至った場合は その教会の司祭(神父)様に連絡を取り、来て頂いて臨終に立会いをお願いし、神に祈りながらその時を迎えることが大切とされます。カソリックでは原則として 教会で洗礼を受けた教徒のみ葬儀を行うことができます。葬儀は教会で執り行われます。

病者の塗油の秘蹟

病者の塗油は キリストによって定められた神の恩恵に預かる儀式の一つです。司祭は死に瀬している病者の額に手を置き、顔と両手に聖油で十字架をしるし、全ての罪からの解放と永遠の安息を神に祈念する儀式です。罪が許され、主の恵みが得られるとされます。

聖体拝領

ご逝去前、あるいは直後に行います。司祭が持参する パンと赤ワインを 死を迎える方の口に与えます。

納棺式

ご遺体を 司祭を中心に遺族・近親者で囲みます。司祭の唱導で祈り―聖書朗読-聖歌斉唱し 故人の安息を祈って 聖水をご遺体に撒きます。司祭による祈りの言葉の後 ご遺体を納棺し、ご遺体の周りを花などで飾り、十字架を胸に置いて、柩に蓋をします。司祭のお祈りと故人を偲ぶ言葉-聖歌斉唱-祈りの後、司祭、遺族、近親者の順に徹水が行われ終了します。

通夜祭

カソリックには通夜の習慣は有りませんが、日本では プロテスタントや仏式に準じて行われるのが一般的です。司祭が祈りを捧げた後、聖歌斉唱-聖書朗読-司祭の説教-全員でお祈り―聖水徹布で終了となります。日本では聖水徹布の代りに献花が一般的です。

葬儀

入堂式; 聖歌演奏の中、十字架を先頭に、司祭が先導して柩を聖堂中央に運び、祭壇に ご遺体の足が向く様安置します。柩の上に花の十字架、周囲に6本の燭台と花が飾られます。司祭と参列者が祈りの言葉を交互に唱えた後、祭壇と柩に徹水し、司祭が 入祭の言葉をのべます。

ミサ聖祭式; 最とも重要とされる荘厳な儀式です。司祭が従者と 死者のためのミサの祈り を唱え、参列信者も唱和してキリストへの感謝と故人の安息を祈ります。ミサには聖体拝領も含まれます。信者でない参列者は静かに見守ります。ミサが終わると司祭は 祭服を着替えるため退場します。

斜祈式(しゃとうしき); 故人の生前の罪への許しを神に請い、招天して永遠の安息が得られるように祈る儀式です。祭服を着替えて司祭が入堂し、祈り―聖歌斉唱の後、香炉と聖水を持った従者を従えた司祭が柩の前に立ち、聖水をかけて故人の罪を清め、香炉を振りながら柩の周りを回り、故人の安息を祈る 撤香 を行います。最後に司祭の祈祷が有り、聖歌斉唱をして終了します。

 以上でカソリックの葬儀は終了しますが、日本では教会の了解を得たうえで、弔電朗読、弔辞奉読、献花、遺族代表挨拶等が続いて行われます。

   今回は以上です。