横浜で葬儀、お葬式ならひかりの杜
ご連絡先はこちら
ひかりの杜
〒222-0033
神奈川県横浜市港北区
新横浜3-2-6
新横浜ビジネスセンタービル2F
TEL : 0120-264-664
親切・丁寧な対応をモットーとしておりますのでお気軽にご相談ください。
→ お問合せはこちらへ
→ごあいさつはこちらへ
QRコード
ご葬儀関連新着情報
戒名を頂く
2019年3月22日
今回は戒名に付いて書かせて頂きました。
戒名とは仏教教団に入信し、戒律を守る事を誓った者に与えられる名前のことです。漢字二文字で表現され、身分の上下や精進、報恩の多少に関係なく仏の世界では平等であることを表わします。そして戒名を与えられた後は、俗名を捨てて戒律を守ることに専心します。日本に於いては死後に成仏するという考え方を基に、故人に戒名を与える習慣が出来上がりました。尚、浄土真宗では法名、日蓮宗(日蓮正宗を除く)では法号と呼びます。
戒名の日本への伝来
本来のインド仏教では戒名はなく、仏教が中国に伝わり道教の道号の様に僧侶の号として戒名が作られました。その後日本に伝来し当初は出家した僧侶にのみ俗名に代わり、戒名が授けられましたが(授戒)、出家をしない在家の壇信徒も授戒会に加わり戒を受ける様に成り、仏法に帰依した者として戒名が与えられるように成りました。本来戒名には苗字が附かないものでしたが 室町時代後期頃から苗字+戒名の呼び方が一般化し始め、武田信玄、上杉謙信、大友宗麟などの呼称が出始めました。その後この呼称は廃れて行きますが、江戸時代に入り、寺壇制度が確立する中で、故人を成仏させる為に授戒して戒名を与える事が一般化し、通夜の席で授戒を行うように成りました。現在では授戒と引導が葬儀儀礼の中心をなすものとして位置付けられて居ります。尚亡くなった人を仏の弟子にして浄土に送る事を没後作僧(ぼつごさそう)と言います。
本来戒名は身分の上下を示してはならないものでしたが、日本では身分制の時代を背景に発達した為、現在では身分を表わす事ともなっております。現在では院号・道号・法号・位号で構成されて居ります。
1 院号
最上級の尊称と言われるものに院号、と院殿号が有ります。皇室や摂関家に対して〇〇院が、武士に対して〇〇院殿が与えられました。院号より院殿号が上位とする習慣は、大名家に院殿号をつけるようになった江戸時代に生まれたとされます。
2 道号
元々は仏道に励みこれを究めた者への称号で、住職などに与えられるものとされます。
3 法号
本来の戒名(法名、法号)です。
4 位号
位階・性別を表わすもので、信士・信女、居士・太姉、大居士・清大姉などが有ります。
今回は以上です。