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香について
2019年3月22日
今回は香に付いて書かせて頂きました。
香とは 伽羅(きゃら)、沈香、白檀(びゃくだん)等の自然香木の香りをさしますが、そこから 線香 抹香 塗香 香水などが作り出されました。仏教 発祥の地である インドは 多くの 香木を産し、また 酷暑の気候による悪臭を防ぐために、香は重要な役割を果たして居りました。この様な背景のもと、仏教では 香を焚くことにより、不浄を祓い、心識を清浄にするとされます。又 焚いた香の煙は仏の食べ物とも言われます。
香の香りをかぐことで、脳内にアルファ波が生成され、癒しの効果があるとされます。
香の歴史は古く 紀元前3000年前のメソポタミア文明(現在のイラク北部)にまで遡ります。香の種類としては 白檀 丁香などの樹木の皮・葉・根などの粉末、乳香 安息香などの樹脂、麝香 竜涎香などの動物性のものがあり、香木と練香に分けられます。又 使用法としては 焚いて使用する香(焼香) と焚かずに体に塗る香(塗香)に大別されます。更に 焼香もその形状により 棒状 コイル状 渦巻き状 粉末状(抹香)に別けられますが 種類は多種にのぼります。
線香は 古代インドが発祥の地とされ、香りを出す材料を細かく砕き、それを練り合わせて、細い棒状や渦巻き状に成形し、乾燥させて作ります、それに火をつけることにより、芳香のある煙を出します。香りを楽しんだり、医療目的に使用されて居りました。日本では 堺で線香の形状が開発され、江戸時代以降に一般化されたと言われて居ります。線香は燃焼が安定している事から時計代わりにも使われ、禅寺では 線香が1本燃え尽きる時間(40分)を 一柱(いちちゅう)と言い、座禅を行う時間の単位としました。最近では 仏壇による火災を予防するため、電気線香なども販売されて居ります。
抹香は 粉末状の香で、かっては 沈香や栴檀(せんだん)などを材料として居りましたが、現在は 樒(しきみ)の樹皮と葉を乾燥させて 粉末にしたものが一般的です。
日本では 線香は 仏壇やお墓にお供えして燻らせ、抹香は焼香用に使用されるのが一般的です。
今回は以上です。