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日本文化古来の神道
2019年3月22日
今回は神道(しんとう)に付いて書かせて頂きました。
神道は 古代日本に起源をたどる事が出来る日本独特の宗教で、日本各地の民俗信仰や自然信仰を基にし、中央・地方の政治体制とも関連しながら、自然に生まれた神観念で、時代とともに徐々に形成されてきた、八百万(やおよろず)の神をもつ多神教で、祖霊崇拝性をも 強く持つ宗教です。その神々は身近におり、地域社会を守り、現世の人間に恩恵を与える 守護神でもあります。神道では キリストや釈迦のような開祖は存在せず、聖書や教典も存在しません、浄明正直 (浄く、明るく、正しく、直く) を徳目とし、具体的な教義は 神社と 神社が執り行う祭から学ぶ事が出来ます。
神道は 日本の風土や 日本人の生活習慣を基に 自然、自然現象、人物を 神とした宗教で、縄文時代を始まりとして 弥生時代から古墳時代に原型が形成されたと考えられて居ります。日本で神道 という言葉が初めて出て来るのは 日本書記の中の 用明天皇紀で、”天皇 仏法を信(う)けたまひ、神道を尊びたまう” とあります。日本国内で独自の進化を進めていた神道は 奈良時代の 仏教伝来と共に 神仏習合がされて江戸時代末までこの状態が続きますが その間 伊勢神道を始めとして 吉田神道などの各派が 複雑な教理を作り上げて行きました。そして 神道各派の教理が 尊王攘夷思想として広まり、討幕の理論根拠となって行きました。従いまして 明治政府は神道国教化を前提として成立し、五箇条の御誓文も 国家神道の影響を受けて作られ居ります。明治政府は神仏分離を行うと共に 神道国教化を図りますが、欧米列強に対抗する為の 近代化政策上 信教の自由 を認めざるを得ませんでした。しかしながら 明治時代 西欧の近代的な宗教概念が日本に輸入され、宗教学が本格化すると 学問上 ”神道” の語が確立し、世の中に定着して行きました。
神道の神々をお祀りする社を 神社と呼びますが、全国の神社の大部分は 神社本庁(宗教法人)が統括して居ります。文化庁の宗教年鑑によれば 日本国内で8万5千の神社が登録され、信者数は1億600万人とされて居ります。この信者数は 神社側からの自己申告ですので、地域住民を全て氏子として申告したり、参拝者 全てを氏子と計算するなどの例によるものと考えられます。
今回は以上です。