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末期の水、湯灌

2013年10月31日

今回は末期の水と湯灌に付いて書かせて頂きました。

 ご臨終が医師より告げられますと 枕元に集まる近親者により、血縁の濃い順に末期の水(死に水とも言う)をとります。末期の水の後に 故人様の最後の姿を清らかにする為 ご遺体を浄め(湯灌という)、死に装束をお着せします。そして 最後に死化粧を施して、ご遺体を安置 もしくは納棺します。現在では 病院でご逝去されるケースがほとんどで、湯灌や死化粧は 看護師によるエンゼルケアーにより行われる事が一般的となって居ります。

 末期の水は 死者が生き返ることを願う気持ちと、あの世で渇きに苦しまぬ様にとの願いを込めた 古くから伝わる風習とされます。本来 末期の水は 仏教の儀式で、息を引き取る間際に行うものですが、現在では ご臨終後に行われる事がほとんどで、宗教を問わず行われて居ります。但し キリスト教カトリックでは行いません。

末期の水は 割りばしの先に脱脂綿を巻き付け、その上をガーゼで包み、白糸で固定したもの、又は 新しい筆先を 茶碗の水に浸し、軽く故人様の唇を湿らせます。病院で亡くなられた場合 看護師が湿らせた脱脂綿を用意してくれるケースも御座います。病院で行はなかった場合は ご自宅にご遺体を安置した後に行います。

末期の水は 地域によっては しきみの葉や鳥の羽を使ったり、二枚貝の殻に水を入れて飲ませる場合も御座います。

 末期の水の後に 湯灌を行います。湯灌には 故人様の現世での苦しみや迷いをご遺族の手で洗い清める という意味が有ります。本来は 逆さ水(通常は湯に水を注いてぬるま湯を造るが、逆さ水は水を先にを入れて湯を注いでぬるま湯を造る)によりご遺族の手で全身を洗い清めるものですが、現在では看護師の手でご遺体は清められて居りますので、ご納棺の前に ご遺族の手でアルコールを浸した清浄綿により、足 手 顔の順にお清めするのが一般的となって居ります。ご遺体をお清めした後に耳 鼻 口 肛門等に脱脂綿を詰めますが、これも通常は看護師の手によりエンゼルケアーの中で施されおります。

 湯灌の後に 死化粧を施します。髪を整え、つめが伸びていたら切りそろえ、男性は髭を剃り、女性には薄化粧を施します。遺髪や遺爪を残される場合は この際に切取っておくと良いでしょう。

   今回は以上です。