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中陰とは

2019年3月21日

 今回は故人様が御逝去されてからの四十九日間、中陰(ちゅういん)に付いて書かせて頂きました。

 中陰とは 輪廻転生を前提とする仏教に於いて、人が亡くなってから 次の生を受けるまでの四十九日間を指します。死者は今生と後生の中間に居る事から、中陰 或いは中有(ちゅうう)と言われます。又 日本独自の死生観として、死者があの世に旅立つ期間とも解釈されます。尚 四十九日は 七日間を七回繰り返す事によりますが、これは 古代インド文明では七進法(七毎に桁上がりする)が用いられていた事に起因します。

 古代インド文明では 人間を含む動物は輪廻転生すると考えられて居りました。この世に誕生した瞬間が 生有(しょうう)、この世で生きている間が本有(ほんう)、死の瞬間が死有(しう)、死んだ後に次の生を得るまでの期間を中有 若しくは中陰と呼び その期間は四十九日間とされました。インドに於ける輪廻の思想では 故人の没後 四十九日目に次の六道中(天界道、人間道、修羅道、畜生道、餓鬼道、地獄道)のどの世界に生まれ変わるかが決まると考えられて居り、生まれ変わり先を決める為の審判が七日毎に行われ、生前の罪が裁かれますが、罪が重いと魂を清める為に地獄道に落とされます。但し ご遺族の読経の声が審判官に届く事により その罪は赦されるとされて、七日毎に行われる審判に合わせて中陰法要を行う事と成りました。

 中陰の期間は 故人様の死の穢れが強い期間であるとされ、死穢が他の方々に移らぬ様 ご遺族は外出などを控えて 自宅に籠り謹慎するものとされます。これを 忌中と言います。四十九日法要が営まれ その終了と共に 忌明けとなり、生活は通常生活へ戻る事となります。

   今回は以上です。