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葬儀横浜 十王信仰

2019年1月13日

 今回は葬儀横浜 十王信仰に付いて書かせて頂きました。

 仏教に於ける死者供養の儀礼は 発祥の地であるインドでの七仏事を基に、中国に於いて十仏事に拡大され、更に 日本に伝来の後に十三仏事・十五仏事と拡大して、現代の死者法要の儀礼様式として定着しました。仏教はインドから中国に伝来した後、中国の道教と融和して 死後の世界には 地獄道・餓鬼道・畜生道の三悪道と、修羅道・人道・天道があり、そのいずれの道に行くかは 仏事毎に定められた王(仏)の審判を十回受ける事により決められる、とする考え方で これを十王信仰と言います。

 中国で道教と融合した仏教では 人間を初めとする全ての衆生は 余程の善人や余程の悪人で無い限り、没後に中陰と呼ばれる存在となり、初七日ー七七日(四十九日)、百ヶ日、一周忌、三回忌、に順次十王の裁きを受けて、死者の罪の多寡に鑑み、六道の何れかに送られる、とする信仰です。従いまして 十回の仏事として営む法要は ご遺族の方々が それぞれの王(仏)をお祀りして、死者の罪の軽減を祈念し、天道へ導く為の営みであります。其々の王は;

初七日 秦広王 不動明王(この審判で行方の定まらない者は 三途の川を渡ります)。

二七日 初江王 釈迦如来。

三七日 宋帝王 文殊菩薩。

四七日 五官王 普賢菩薩。

五七日 閻魔王 地蔵菩薩。

六七日 変成王 弥勒菩薩。

七七日 泰山王 薬師如来。

百ヶ日 平等王 観音菩薩。

一周忌 都市王 勢至菩薩。

三回忌 五道転輪王 阿弥陀如来。

尚 日本に於いて十王信仰が広まるのは平安時代末期11世紀以降と考えられます。又 十王信仰は俗に 閻魔王への信仰と捉えられがちですが、これは 閻魔以外の緒王の知名度が低い為と考えられます。

   今回は以上です。