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冠婚葬祭、葬儀での男性の服装・靴

冠婚葬祭での服装には何かと気を使います.

御目出度い席での服装のはそれほど気を遣う必要はありませんが、

葬送儀礼での服装には日本古来の文化に基づく風習が御座いますのでご注意が必要です。

必ずしも風習に従う必要はありませんが、風習をご理解いただいた上で服装を選択頂く様お勧め致します。

喪服

 

1 喪服とは

喪服とは葬送儀礼に参列する際に着用すべき礼装を言います。

正式な喪服は本来ご遺族が着用するものです。

喪服とは喪に服する方が着る服装という意味でもあり、ご遺族が着用する服装でした。

しかしながら、現代では死者に対する礼儀として、あるいは故人様のご逝去を悼む気持ちをあらわす服装 として、

葬儀に参列する方の多くが喪服を着用される様に成りました。

2 喪服の歴史

東洋の葬儀での正式礼装である喪服には白色を基本として用いられて居りました。

日本に於きましても江戸時代までは白が基本となって居りましたが明治11年に営まれた明治の元勲大久保利通の葬儀には多くの人々が黒の大礼服で出席したことから、

黒が喪の色として認識される様になり、明治時代を通じて定着し、現代に至ります。

モーニングコート

3 遺族は正式礼装を着用

ご遺族は正式礼装若しくはそれに準じた喪服を着用するのが良いでしょう。

正式礼装には和装と洋装が御座いますが、和装と洋装での格の上下はありません。

1)女性の正式礼装

ー洋装では黒無地のオーソドックスなデザインのワンピース、スーツ、アンサンブルが正式礼装です。

透けていたり光沢のある素材は避けて、衿元がつまったデザインで、そでは長め、スカートは膝が隠れる程度にします。

ー和装では黒無地染め抜き五つ紋付きが正式礼装です。

半えりと足袋は白ですが、それ以外の帯・帯揚げ・帯締めなどの小物は全て黒とします。

洋装のバッグや靴、和装の草履は布製が正式ですが、艶のないシンプルなものであれば革製でも構いません。

ーメイクは控え目にして派手なアイメイクは避けます。

ノーメイクではなく、ファンデーションとナチュラルカラーの口紅をつけてティシュオフして艶を抑えます。マニュキュアも忘れずに落とします。

ーヘアスタイルスタイルはシンプルにまとめます。

髪飾りは出来るだけ避けますが、付ける場合は艶のない黒リボンなどのとどめます。

葬儀

2) 男性の正式礼装

ー洋装では黒のモーニングコートですが、モーニングコートは昼間の礼装ですので葬儀・告別式で着用し、通夜式では黒の略礼服を着用します。

現代の横浜では通夜式、葬儀・告別式ともに黒の略礼服を着用する喪主様が主流と成りました。

ー和装は黒羽二重染め抜き五っ紋付きの着物と羽織に仙台平の袴、帯は角帯、足袋は白又は黒、草履の鼻緒を黒です。

家族葬

4 葬儀参列での服装

1)男性の正式礼装

ー洋装の正式礼装はモーニングコートに黒とグレーの縦縞シングル仕立て裾のズボンを合わせます。

ワイシャツは白、ネクタイは黒無地を着用します。

但し、モーニングコートは昼間の正装ですので夕刻に営まれる通夜での着用は控えます。

通夜では略礼服とされるブラックスーツを着用します。

ー近年の横浜ではご遺族や近親者から一般会葬者の方々まで通夜・葬儀・告別式を通じてブラックスーツを着用する事が多くなって居ります。

ー正式礼装であるモーニングコートを着用する方は葬儀当日の喪主様、ご遺族、葬儀委員長、弔辞朗読者の方などです。

慶事の時に付ける白えりは外します。

ジャケットのフロントボタンも慶事では拝み合わせですが、弔事では普通の合わせにします。

ーカフスボタンは光るものは避け、銀台にオニキスなどの黒石をのせたものを着用します。又カフスボタンは付けなくても構いません。

ー靴下は黒無地、靴は黒のプレーンなデザインのものを着用します。

2)男性の略礼装

日本独特な礼服として生まれたブラックスーツは略礼服と呼ばれて慶弔いずれの場合にも幅広く礼服として利用されて居ります。

喪主様、ご遺族様はご葬儀後も一周忌までの法要でブラックスーツが利用されて居ります。

略礼服は黒だけではなく、濃紺や濃いグレーのダークスーツも礼服として使用可能です。

=一般会葬者の場合は葬儀・告別式に列席の際はブラックスーツかダークスーツを着用します。

一周忌までの法要に招かれた場合はブラックスーツを着用します。以降はダークスーツを着用します。

通夜式への参列もダークスーツを着用します。

ーブラックスーツは黒無地のシングル又はダブルのスーツです。

ワイシャツは白無地、ネクタイは黒無地の結び下げでネクタイピンは使用しません。

カフスボタンには光ものを避けます。

ーダークスーツは濃紺、濃いグレー、又は黒の無地か地味なピンストライプのスーツです。

ネクタイ、靴下、靴は黒を使用。

一般会葬者の場合は葬儀・告別式でもダークスーツで構いません

急で駆け付ける弔問や三回忌以降の法要の場合、ネクタイは地味なものであれば黒でなくとも構いません。

米国ポトマック川沿いの桜

3)子供の喪の装い小学生、中学生、高校生は男女にかかわらず制服があれば制服が正式礼装となります。

制服がない場合は黒か紺などの地味な色合いの服装を着用します。

酷暑の夏では白いシャツやブラウスに黒や紺、グレーなど地味な色のズボンやスカートを着用するのが良いでしょう。

ご遺族で制服を着用しない場合は喪章をつけます。

幼児は幼稚園の制服があればその制服を、なければ白のシャツやブラウスを用意して地味な服装とします。

靴はできるだけ黒を、靴下やハンカチなどは白か黒のものを用意します。

赤ちゃんを連れての弔問は出来る限り避けるべきですが、困難な場合は飾り気のない地味な服を着用します。

今回は以上です。