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ご葬儀関連新着情報
戒名、院号、を頂くに当たってのお布施は
2020年7月11日
今回は仏式でのご葬儀を営むに際して寺院より頂く戒名と,
必要とされるお布施に付いて書かせていただきました。
1 戒名とは
戒名とは仏教教団に入信し、戒律を守る事を誓った者に与えられる名前のことです。
漢字二文字で表現され、身分の上下や精進、報恩の多少に関係なく仏の世界では平等であることを表わします。
そして、戒名を与えられた後は俗名を捨てて戒律を守ることに専心しなければ成りません。
日本の仏教に於いては”死後にも成仏する事が出来る”との考え方が創造され、死後の故人様に戒名を与える習慣が出来上がりました。
尚、浄土真宗では法名、日蓮宗(日蓮正宗を除く)では法号と呼びます。
1)戒名の由来
本来のインド仏教では戒名はなく、仏教が中国に伝わり道教の道号に準拠して僧侶の号として戒名が作られました。
その後日本に伝来し当初は出家した僧侶にのみ俗名に代わり戒名が授けられましたが(授戒)、
出家をしない在家の壇信徒も授戒会に加わり戒を受ける様に成り、仏法に帰依した者として戒名が与えられるように成りました。
本来、戒名には苗字が附かないものでしたが室町時代後期頃から苗字+戒名の呼び方が一般化し始め、武田信玄、上杉謙信、大友宗麟などの呼称が出始めました。
その後、この呼称は廃れて行きますが、江戸時代に入り寺壇制度が確立する中で故人様を成仏させる為に授戒して戒名を与える事が一般化し、通夜の席で授戒を行うように成りました。
現在の仏式葬儀では授戒と引導が葬儀儀礼の中心をなすものとして位置付けられて居ります。
尚、亡くなった人を仏の弟子にして浄土に送る事を没後作僧(ぼつごさそう)と言います。
本来戒名は身分の上下を示してはならないものでしたが、日本では身分制の時代を背景に発達した為、現在では身分を表わす事ともなっております。
その構成は院号・道号・法号・位号の4っの号で構成されて居ります。
2) 院号
最上級の尊称と言われるものに”院号”と”院殿号”が有ります。
皇室や摂関家に対して〇〇院が、武士に対して〇〇院殿が与えられました。
院号より院殿号が上位とする習慣は大名家に院殿号をつけるようになった江戸時代に生まれたとされます。
3) 道号
元々は仏道に励み、これを究めた者への称号で住職などに与えられるものとされます。
4) 法号
本来の戒名(法名、法号)です。
5) 位号
位階、性別を表わすもので信士・信女、居士・太姉、大居士・清大姉などが有ります。
2 お布施
仏教に於いて、お布施とは梵語では壇那(旦那)(ダーナ)と言い、菩薩(悟りを求めて修行をする人)が行うべき六つの実践徳目(六波羅蜜)の一つで、
慈悲の心をもって 他人に財物などを施すことです。
施す人も、施される人も、施す財物も本来的に空であり、執着心をはなれてなされるべきものとされています。
お布施は様々有りますが、財施(ざいせ)、法施(ほうせ)、無畏施(むいせ)が一般的で 和顔施(わがんせ)、言辞施(げんじせ)なども有ります。
1)財施; 仏教の教えに感謝を表し 出家修行者、仏教教団、貧窮者などへ 金銭や衣服・食料などの財を施すこと。
2)法施: 仏の教えを説き、精神的な施しを行うこと。僧侶の務めとされています。
3)無畏施; 不安や怖れを抱いている人に対して安心を施す、困った人に親切を施すなどです。
4)和顔施; 笑顔を見せる事は それを見る人に幸福感を与え それも布施の一つであると言う考え。
5)言辞施; 言葉で他人を傷つけない様 気を付ける事。
ご葬儀に於きましてはご僧侶は通夜・葬儀式などの法要を営む事により”法施”を施し、ご遺族はこれに感謝して”財施”を施すという関係にあります。
ご僧侶が法要を営む事はビジネスでは無くあくまで法施であり、ご遺族のお布施は法要執行への対価では無くあくまで財施を行うという事が本来の考え方です。
しかしながら、現在の横浜など都会に於いては檀家制度など希薄となり、寺院とご遺族の関係は日常の信仰を基本としたものでは無くなりつつあります。
法要の施行に当たりご僧侶をお願いする場合、お布施の金額を問い合せる事もタブーでは無くなりつつ有り、
ご遺族が負担可能な財施がどの位か忌憚なくご相談する事も一般的と成りつつ有ります。
6)横浜に於ける財施の金額
横浜市内に於いて、通夜式・葬儀・告別式・初七日法要一蓮の葬送儀礼に僧侶をお招きした際の一般的なお布施金額は;
ー読経20万円、お車代1万円、お膳料5千円。
ー戒名、院号20万円、法号10万円
となります。
尚、ご僧侶をお願いしたいが経済的事情がある様な場合は素直にご相談される事をお薦め致します。
今回は以上です。