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仏式お葬式と線香の作法

2020年7月27日

現代の横浜に於けるお葬式はその多くが仏教の葬送儀礼により営まれて居ります。

仏式による葬送儀礼の意味と焼香の作法に付いて書かせていただきました。

焼香

 1 仏式葬儀の目的

仏教に於ける各宗派の葬儀がどの様に営まれ、読まれるお経は何かを書かせて頂きます。

天台宗の葬儀

1)天台宗の葬儀とお経

天台宗の葬儀は”顕教法要(けんきょうほうよう)”の法華懺法(ほっけせんぽう)(法華経を読誦する事で煩悩を薄くし滅罪する作法)、

例時作法(阿弥陀経を読誦する事で極楽往生の指南とする作法)、

密教法要の光明供(こうみょうぐ)(阿弥陀如来の来迎を得てその指導の下に故人を引導して仏と成す作法)の三種の儀礼により営まれます。

顕教とは仏法を理解しやすいように言葉・文字を用いて説いたものであり、密教とは仏と自分が一体である事を念じ仏の加護によって仏の境地に達しようとする秘法の事です。

天台宗では顕密一致を説きます。

供養する遺族、供養される故人様が一体となり、仏の本性を開発し、共に仏道を成して行く事が天台宗の葬儀の本質であるとされます。

枕経(臨終誦経りんじゅうじゅきょうと呼ばれる)では 阿弥陀経が読経されます。

通夜式では授戒が行われ、戒名を授かり、戒を護持して犯さざる事を仏前に誓います。

葬儀式は”光明供修法阿弥陀如来”の来迎を得て、その指導の下に故人を引導して仏となす密法作法と故人の成仏を祈る引導の作法が主となります。

適時、法華経と阿弥陀経が読経されます。

真言宗の葬儀

2)真言宗の葬儀とお経

弘法大師の作と言われるご詠歌(ごえいか)“阿字(あじ)の子が、阿字の古里、立ち出でて、また立ち帰る、阿字の古里”は真言宗に於ける葬儀観を示したものとされます。

阿は梵字で書かれ、大日如来とその生命を表わします。

死者(亡者と呼ばれる)を宇宙生命の源である大日如来の大生命に包まれている弥勒菩薩の浄土である“都率浄土”へ送り返す事が葬送儀礼の精神とされます。

従いまして、葬儀式は即身成仏への引導作法として示されます。

剃髪・授戒・戒名の授与までが前段階で大日如来のもとへ導くための準備段階の作法で、それ以降が後段階として大日如来との一体感 すなわち 永遠の生命との一体感をきわめる作法となります。

具体的な葬儀の進行は真言宗内宗派、地域により異なります。

枕経では死者の成仏を勧める“般若理趣経”が読誦され、“慈救の呪”を唱えて悪魔を祓い、阿弥陀如来の“陀羅尼”、“光明真言”、御法号“南無大師遍照金剛”を唱えます。

通夜式でも理趣経を読誦し、慈救の呪、光明真言、御法号が唱えられます。

葬儀式では 前賛、理趣経などが読誦されます。

浄土宗の葬儀

3浄土宗の葬儀とお経

浄土宗の葬儀は死者を仏の弟子として、仏の本願により阿弥陀仏の下にある極楽浄土へ往生することを教え導き、本来の住処であり生命の根源である極楽浄土へ立ち帰る凱旋式として行うとされます。

更に、参列する方々にも、悲しみの中のも自らの死の意味を問い、清浄な心で仏の教えに耳を傾け、授戒し新たに仏の弟子となった故人様と共に一心に念仏せる生活に入る契機となるよう願って行われます。

葬儀式の構成は浄土宗の通常の法要(序分、正宗分、流通分)に授戒と引導が加えられたものです。

序文は法要を行うに当たって仏様をお迎えする部分、正宗分は法要で仏様のお話をうかがう部分、流通分は法要を終えたら感謝して仏様をお送りする部分、

授戒は戒名を授けて仏様の弟子とすること、引導は仏様の弟子として教え導くことをさします。

枕経は臨終行儀として伝統的に重視され、この時授戒することが基本とされて居りました。

しかし、現代では枕経では来迎仏をあげて念仏するだけで良いと変化し、授戒は通夜式で行うことが一般的となって居ります。

通夜式では四誓偈(しせいげ)が読誦されます(もしくは仏身観文(ぶつしんかんもん)、阿弥陀経)。

葬儀式では四誓偈もしくは仏身観文が読誦されます。

浄土真宗の葬儀

4)浄土真宗の葬儀とお経

浄土真宗の葬儀は他の宗派と大きく異なります。

葬儀の中に授戒と引導が無い為、葬儀は日常の勤行がそのまま葬儀式の構成となります。

これは在家仏教ゆえに戒が無く、“絶対他力”ですので信心をいただいていない人が亡くなってもその人を往生・成仏される力は私たち凡夫(僧を含む)には出来ない

阿弥陀如来の一人働きによるのみとされ、“平生業成”から生前に信心をいただいていたならば浄土往生と成仏はすでに約束されている事なので故人様の成仏を祈る必要はない、との考えから引導も有りません。

又、人間には他に分かち合うだけの功徳が備わっていないとの考えから、他宗派と同じ回向の考え方も有りません。

往生即成仏と成りますので、死装束は不要であり、霊やケガレも認めて居りませんので清め塩は使いません。

浄土真宗の葬儀式は故人様が死という事実を身をもって示し、私達に死を迎える準備をしなければならない事を無言の内に教えてくれて居る事から、

これを機縁として本尊阿弥陀如来に報恩感謝し、仏様の教えを学ぶ“聞法”の場であると位置付けられて居ります。

従いましてあくまでもご本尊を中心にしてご葬儀は営まれます。

臨終勤行の枕経では阿弥陀経(本願寺派)が読誦され、通夜式でも同様です。

葬儀式では阿弥陀経が読誦されます。

臨済宗の葬儀

5)臨済宗の葬儀とお経

臨済宗の葬儀は故人様が仏弟子となり、修行の道に入り、自己の仏性に目覚める事を願う儀式とされます。

従いまして死者を仏弟子とする授戒と、仏性に目覚めさせる引導が葬儀式の中心となります。

葬儀には人間は仏の世界から見れば修行不足の存在であるから、縁が無くてこの世で修行を積むことが出来なくても、亡くなった後に仏弟子として修行に励んで欲しいとの願いが表現され、

又、ご遺族は故人様の最後をきちんとしてあげ、故人様の安心を願うと共に、平静な心を得、亡き人に報いるべく、自らを促されます。

臨済宗は禅宗であり導師の修行を背景として営まれ、地域によっても式次第は異なります。

枕経では観音経、大悲呪(だいひしゅう)などが読誦されます。

通夜式では観音経、金剛経などが読誦されます。

葬儀式では 大悲呪が読誦されます。

曹洞宗のご葬儀

6)曹洞宗の葬儀とお経

曹洞宗の葬儀は故人様を偲び、讃えることであり、ご遺族をいたわり、慰める為に営む、ものとされます。

葬儀儀礼は僧侶の葬儀を簡略化して営まれ、授戒(戒を授けて仏弟子とすること)と引導(仏世界に入らしむこと)が中心に置かれます。

又、肉親の死により悲しみの中に居られるご遺族に、故人様もこうして仏の慈悲により救済され、仏の世界に入れることを儀式により示すことで、慰めを与えます。

枕経では仏遺教経(ぶつゆいきょうぎょう)又は 舎利礼文(しゃりらいもん)が読誦されます。

通夜式では修証義(しゅうしょうぎ)舎利礼文が読誦されます。

葬儀式では大悲心陀羅尼(だいひしんだらに)、舎利礼文が読誦されます。

日蓮宗の葬儀

7)日蓮宗の葬儀とお経

日蓮宗の葬儀は日蓮聖人の法華経を信じ、南無妙法蓮華経の題目を受持する者は必ず霊山浄土に往詣(おうけい)する事が出来る、の言葉をよりどころに営まれます。

死者に対し生死の二法を明らかにし、法華経信仰を通して釈尊・日蓮聖人との関係に於ける安心を説き、過去・現在・未来の三世にわたり法華経を護持することを勧め、

霊山浄土への導きをなすことを眼目とします。

枕経、通夜式、葬儀式いずれの場合も法華経が読誦されます。

線香

2 焼香の作法

焼香とは、仏教に於いて仏や故人様に対して香を焚いて拝む事を言います。

焼香には線香焼香と抹香焼香が有りますが、一般的には抹香焼香をさし通夜・葬儀・法要などでの故人様との告別に使用されます。

心身の穢れを取り除き、清浄な心でお参りする際の作法とされます。

左手に数珠をかけ、右手の親指、人指し指、中指の三本で香をつまみ香炉にくべます。

焼香の作法はご宗派により異なりますが、主としては以下の通りです。

天台宗; 焼香回数に付いて特に定めは有りません。

真言宗; 焼香三回、線香も三本立てます。身、口、意の三業を清めるとされます。

臨済宗; 回数に拘りません。

曹洞宗; 焼香二回、線香は一本。初回は香をつまみ額に押し戴いてから焚きます。二回目は押し戴かずに炊きます。初回を主香、二回目を従香と言います。

浄土宗; 特に定めは有りませんが一回から三回までの間で焼香します。線香も一から三本立てます。

日蓮宗; 焼香は三回、線香は一本立てます。

以上の宗派では焼香の前に 香を額に押し戴きます。

真宗大谷派; 焼香は二回、香は額に押し戴きません。線香は立てずに 折って寝かせます。本数の定めは有りません。

浄土真宗本願寺派; 焼香は一回、香は額に押し戴きません。線香は立てずに 折って寝かせます。本数の定めは有りません。

以上の様に焼香の作法は宗派により異なります。

ご葬家の宗派とご会葬の方の宗派が異なる場合、以前はご葬家に合わせると言う考え方が有りましたが、信教の自由の観点から会葬者の方のお気持ちを尊重するのが良いのではないでしょうか。

特に、他の宗教の場合は焼香を禁じている場合も御座います。

又、会葬の方々が多数の場合は宗派に係わらず、焼香を一回に制限させて頂く場合も御座います。

今回は以上です。