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ご葬儀関連新着情報
葬儀の種類いろいろ
2021年2月1日
ご葬儀を営むに当たりまして、その次第をお決め頂くのは信仰する宗教の指導者にお願いすることとなります。
特に所属する宗教法人(寺院、神社、教会、その他)をお持ちの場合はその責任者にお願いします。
とは言え現代の日本では日常に信仰生活を取り入れて居られる家庭も少なくなりました。
その様な中では宗教に定められた葬送儀礼とご遺族のご希望を融合したお見送りの儀礼が一般化して居ります。
又、宗教を意識しない、無宗教での儀礼も多くなっております。
1 一般的なご葬儀
現代の横浜で営まれるご葬儀の多くは仏式(仏教)で営まれて居りますが、神式・キリスト教式で営むケースも多くはありませんが御座います。
1)仏式ご葬儀
仏式ご葬儀の流れはご遺体安置、納棺、通夜、葬儀・告別式、火葬、埋葬、法要、喪明けとなります。
- ご遺体安置;ご遺体を清め、死に装束を着せ、手を胸元で合笙して数珠をかけ、北枕で安置します。
- 枕かざり;ご遺体の前に小机を置きその上に以下を飾ります。
一本線香
一本ローソク
一本しきみ(花を一輪)
水(故人ご愛用の湯飲みで)
枕飯(故人ご愛用の茶碗で 箸は垂直に立てます)
- 納棺;僧侶を招き納棺経をあげて頂きその間に納棺を行います。
- 通夜;ご遺体を守ってご遺体の側で一夜を明かします。
- 通夜ぶるまい;精進料理で通夜のご会葬者をおもてなしします。
- 葬儀と告別式;近頃はご会葬者の便宜を考え葬儀と告別式の区別をつけずに同時に行い時間短縮をはかるケースが多く見られます。
- 焼香;香は線香と抹香を使います。
焼香と合笙により故人の霊を清め、仏に帰依すること念じるための礼法です。線香に火を移した際 炎を吹き消すのはタブーです。手であおいで消して下さい。 - 火葬式;火葬のまえに僧侶による読経、焼香、合笙により最後のお別れをします。
- 清めの塩;火葬場から帰りましたら水で手を清め体に塩を振り掛けます。
正式には まず体の正面へ 次に背中へ 最後に戸外へ向けて塩を振り掛けます。 - 数珠;宗派により違いは有りますが 通夜、葬儀、告別式、法要などの仏事に欠かせない 大切な小道具です。
最後に、仏式の葬儀では香を使用します、よく消臭のためとも言われますが、正しくは香の煙は仏の食物であるとの教えから来ております。
2)神式ご葬儀神式のご葬儀も仏式に近い流れとなりますが以下のとおりです。
ー神式の通夜・葬儀は
枕直しの儀、納棺の儀、通夜祭・遷霊祭(仏式の通夜式)、直会(お清めの席)、
葬場祭(仏式の葬儀・告別式)、火葬祭、埋葬祭、帰家祭、直会(なおらい 精進落とし)、御霊祭(法要)の流れで営まれます。
その特徴は、仏式の戒名・法名に代わり諡号(おくりな)が贈られます、線香や焼香は使用せずに玉串拝礼が行われます、
神道に於けるお墓は奥津城(おくつき)と呼ばれます、
仏壇に代わるものは祖霊舎(みたまや)よ呼ばれます。
お柩が火葬場に到着し、火葬炉の前に安置されましたら、火葬祭を営みます。
火葬祭は、柩を火葬炉に納める為の儀式で、安置されたお柩の前に机を設け、持参したお供物をお供えし、斎主が祭詞を奏上し、ご遺族は玉串を奉って拝礼をします(玉串奉奠)。
その後に、お柩は火葬炉に納められ、火葬が始められます。
尚、横浜市営の火葬場ではお柩を火葬炉にお納めした後に祭詞奏上と玉串奉奠を行うのが一般的です。
ご火葬が終了した後のお骨揚げの作法は仏式と同様です。
神式の葬儀に於いては、お骨壺はお骨揚げの後に直接墓地に持参して奥津城にお納めするのが本来の形です。
その際に営む儀礼が埋葬祭です。
奥津城の四方に竹を立てて注連縄で囲み(現代では省略されるケースも多い)、ご遺骨を埋葬し、祭詞奏上、ご遺族の拝礼となります。
現代では直接墓地には向かわず、一度ご自宅に持ち帰り、忌明けとなる五十日祭に於いて埋葬するケースが増えて居ります。
火葬場からご遺骨をご自宅に持ち帰る場合には、ご自宅では事前にご自宅に残った世話役や親族の手で家の内外を掃き清め、手水の水とお清めの塩を入口に用意して置きます。
火葬、埋葬に参列した方々は家の前で神官のお祓いを受け、手水と塩で全身を清めた上で家に入ります(帰家修祓の儀)。
室内では新たに祭壇を設け、ご遺影と霊璽を安置して榊や供花を飾りお祓いと献饌を行い、
斎主の祭詞奏上、一同拝礼、玉串奉奠を行い、葬儀が滞りなく営まれた事を報告する”帰家祭”を執り行います。
この後に直会を営みます。
直会とは 葬儀でお世話になった神職や世話役の労をねぎらい、感謝をこめてもてなす宴の事です。
以上で葬儀に関する全ての儀式は終了し、この後は御霊祭を適時営み故人様を偲ぶ事と成ります。
3)キリスト教の葬儀
キリスト教に於ける死とは、キリストを信じる者にとって”永遠の命と復活への希望”に入る事であり、
天にまします神とイエス・キリストの下に召されて、復活する準備の期間とされます。
カトリックでは ”帰天”、プロテスタントでは”召天”とも呼ばれます。
日本に於けるカトリック教会のご葬儀は、日本の文化・習慣に適応して行うという考え方に基ずいて、通夜、及び葬儀の流れに従って行われます。
儀礼の式場は所属する教会が一般的ですが、ご自宅や葬儀場で行う事もかのうです。
又、参列者の多くの方はカトリック信徒ではない場合などではミサに代えて”ことばの祭儀”を行うケースも御座います。
カトリック教徒の通夜では、聖書の朗読、聖歌斉唱、死者の為の祈り、お柩への献香、参列者による献花 もしくは焼香、そして 遺族代表による挨拶などが行われます。
カトリック教会による”葬儀式次第”によれば、葬儀を行う場所として自宅、教会、墓地が示されて居り、行う場所によって其々3種類の葬儀次第が示されて居ります。
葬儀場を使用する場合は自宅を前提とした葬儀次第に準拠して行われます。
その内容は、葬儀ミサ、告別式、葬送の流れで行われます。
葬儀ミサでは聖書朗読・聖歌斉唱・祈り・説教の内容で行われ、
告別式では故人様の紹介・弔辞・弔電紹介・献花・遺族代表挨拶などが行われます。
カトリック教では命日など特定の日に集まる習慣は有りませんが、日本の習慣に合わせて一周忌や命日などを命日祭として記念の集いを持つ場合も御座います。
2 家族葬
家族葬とは一般的なご葬儀と儀礼の次第は同じですが、参列する方をご家族に限定して執り行う葬送儀礼です。
家族葬は故人様が高齢であったり、長期間に渡る療養などで、社会との係わりが薄かった事からご葬儀に社会的役割を期待しないご遺族が選択されるご葬儀です。
参列の方々はご遺族の方と極近親の方に限られますので、来客への対応や式の進行に気を使う慌しさとは無縁となります。
ご家族の皆様でゆっくりと故人様をお見送りするご葬儀が営め、お別れの時間を大切に過ごすことが可能となります。
参列者の人数が少ない為、ご葬儀の費用を抑える事が可能となります。
ただし、会葬者が少ない分、香典を期待する事は出来ません。
又、ご葬儀に参列出来なかった知人・友人の方々が多数後日ご自宅に訪問されてご多忙となる場合も御座います。
3 無宗教葬
無宗教葬とは、特定の宗教を前提としないお別れの為の儀礼で、特定の様式は無く全て故人様の遺志やご遺族のご希望に従って営まれる葬儀です。
告別式やお別れ会などの名称でも呼ばれます。
信仰する宗教の無い方、ご事情により特定の宗教でご葬儀を営む事が出来ない方、従来からの様式ではなく独自のご葬儀を営みたい方、等のケースで無宗教によるご葬儀が営まれます。
尚、ご納骨を特定寺院の墓地でされる場合は事前に寺院の了解を頂く様、お薦めします。(寺院より戒名を頂いていない場合は納骨が出来ないケースも御座います)
日本で初めて無宗教葬が行われたのは明治37年(1901年)に東京青山墓地式場で執り行われた中江兆民の告別式であるとされます。
フランス学者であり実業家でもあった中江兆民は特定の宗教を信仰する事は無く、その遺言の中では宗教的儀礼・葬儀を営む事を否定して居りました。
しかしながら、弟子達は師との告別を何等か形で行いたいと考え、一切の宗教上の儀式を用いない告別式として営みました。
現在では告別式は葬儀式と対の形で行われるのが一般的となって居りますが、告別式の名称が使用されるのは中江兆民のご葬儀以降で、
それ以前は告別式=無宗教葬と理解されて居りました。
無宗教葬の営みに決められた流れは無く、ご遺族のご希望に従い自由に行う事が出来ます。
一般的には、黙祷、故人様ゆかりの音楽演奏、故人様の足跡、故人様への感謝の言葉、献花、故人様を偲んでの会席、等を組み合わせて営まれます。
今回は以上です。