横浜で葬儀、お葬式ならひかりの杜
ご連絡先はこちら
ひかりの杜
〒222-0033
神奈川県横浜市港北区
新横浜3-2-6
新横浜ビジネスセンタービル2F
TEL : 0120-264-664
親切・丁寧な対応をモットーとしておりますのでお気軽にご相談ください。
→ お問合せはこちらへ
→ごあいさつはこちらへ
QRコード
ご葬儀関連新着情報
家族 喪主
2021年2月12日
今回は家族そして、ご家族に万一が起きた場合の喪主に付いて書かせて頂きました。
1 家族
家族とは広辞苑によれば;
「夫婦の配偶関係や親子・兄弟の血縁関係によって結ばれた親族関係を基礎にして成立する小集団」と定義されて居りますが、
婚姻により結びつけられた夫婦、そして夫婦の両親・兄弟・子供などの血縁関係で構成された小集団とも言えます。
1)家族の営み・機能
ご家族の日々の営みは以下の機能を持つ事となります;
ー結婚によりパートナー間で許される性行為、パートナー以外との性行為を禁止する秩序機能。
ー子孫を残す。
ー老人介護、子供の面倒を見るなどの機能。
ー農業・自営業など、共同の単位として経済的生産を行う。
ー外敵からメンバーを守る保護機能。
ー子供の養育と共に社会に適応した人格を育てる教育機能。
ー宗教、文化、伝統などの継承機能。
ー家庭内で楽しむ娯楽機能。
ー親の職業や地位を引き継ぐ世襲機能。
などですが現代横浜の家族観も核家族化・多様化が進捗する中ではそれぞれのご家族がそれぞれ特有の機能を持つご家族へと変化して居ります。
2 葬儀での喪主
喪主とは葬儀の主宰者の事を言います。
喪主は故人様のご家庭の所帯主がお勤めになります。
世帯主がご逝去された場合は、葬儀後の故人様の供養を主宰する人(祭祀承継者となるべき方)が務めます。
故人様の配偶者、ご長男、男のお子様が居られない場合はご長女、故人様が独身の場合は親御様、ご長男が幼少の場合はご長男が喪主を務め
ご親族の中から然るべき方を後見人とされるのが一般的です。
-喪主様のお務め
喪主様はご遺族の代表者であり、葬儀の主宰者です。
葬儀の運営や進行を司る葬儀委員長・世話役・葬儀社を指揮すると共に、遺族の代表者として弔問客への応対に務めなければ成りません。
-喪主様にお決め頂く事
喪主に成られた方は、ご葬儀の方針をお決め頂かなければ成りません。主要なポイントとしては;
- 葬儀の形式(仏式、神式、キリスト教式、無宗教葬等)、
- 葬儀の規模(弔問客の推定人数)、
- ご予算(通夜・葬儀・告別式・ご火葬までの全体費用)、
- 通夜・葬儀の場所(自宅・寺院・私営斎場・公営斎場・ホテル等)の4点です。
-葬儀の形式
日本に於ける葬儀の形式では、90%を超えるご葬家が仏式で葬儀を行って居ります。
然しながら、同じ仏式でもご宗派によって仕来りが異なりますので、菩提寺ご住職との確認が必要です。
故人様の宗旨が家の宗旨と異なる場合や、宗旨は同じでも宗派が異なる場合は、故人様の生前のご遺志を尊重頂くのが良いと考えます。
但し、家として寺院墓地をお持ちの場合は、後日納骨の際に問題が起こる可能性が有りますので、寺院墓地ご住職に相談するなど慎重な検討が必要です。
又、無宗教葬で戒名を付けない場合や戒名を他のお寺から頂いた場合などでも、同様の問題が発生します。
-葬儀の規模
葬儀の規模は故人様の社会的地位、交際範囲、遺志、葬家の意向、経済的条件などを考え合わせてお決め頂きます。
かっては本家、分家の関係、地域の慣習などにより葬儀の規模が決められて居りましたが、現在では故人様とご葬家の意向が優先される様に変化致しました。
世間体に捉われて経済的に無理をしてまで大規模な葬儀を営む必要は御座いませ。
ご家族だけで故人様とゆっくりお見送りをしたいのであれば、家族葬を選択されるのもその一選択肢です。
-通夜・葬儀の場所通夜・葬儀の式場は、かってはご自宅で行うのが通常でしたが、現代の住宅事情などを考慮すると、ご自宅以外で行うのが一般的となりました。
以前はマンションや団地の集会所を利用する事も多く有りましたが、現在の横浜ではほとんど行われる事も無くなりました。
現在ではホテル、菩提寺、私営斎場、公営斎場など設備が整えられた式場で営まれる事が多くなりました。
横浜市内には市営斎場が3ヶ所有ります(緑区・戸塚区・金沢区)。
これらの斎場は設備も整い、火葬場が隣接している事からマイクロバスの手配など不要で、横浜市内在住の方には廉価で利用する事が出来ます。
その為、ご予約に日数がかかる事も御座いますが、余りあるべネフィットが御座います。
―喪主様は喪服を着用
喪主様はご葬儀や法要を執り行う際に喪服を着用しなければ成りません。
喪服とは葬儀や法事などに参加する際に着用する礼服です。
藤衣(もぎぬ)や喪衣(もごろも)とも呼ばれます。
本来、喪服とは喪主様・ご遺族が喪に服している事を示すものです。
和装であれば、黒羽二重染め抜き五つ紋の着物に角帯で締め、仙台平のはかまを履いて、羽織を着用します。足袋は白もしくは黒、草履の鼻緒は黒です。
最近では、正式礼装を着用するケースは少なくなり喪主様、ご遺族、一般会葬者の方々が通夜、葬儀、告別式をとうして略式礼装を着用される様に成りました。
尚、気を付けたい事として、喪主様と葬儀委員長・世話人代表は葬儀の中で同格ですので喪主様は略式礼装、葬儀委員長は正式礼装を着用という様なちぐはぐにならぬ様にします。
-女性の喪服
女性の正式礼装は、洋装であれば黒無地のオーソドックスなデザインのワンピース、スーツ、アンサンブルとなり、透けていたり光沢のある素材は避けます。
襟元がつまったデザインで袖は長めスカート丈は膝が隠れる程度にします。
和装では、黒無地染め抜き五つ紋付きで、半えりと足袋は白ですが、それ以外の帯や帯揚げ、帯締めなどの小物は全て黒にします。
バック、靴、草履は布製のものが正式です。
尚、つやの無いシンプルなものであれば革製でも構いません。
-制服の着用
幼少の方が喪主の場合は学生服を着用します。
警察官。自衛官・消防官・海上保安庁など職業上制服を着用される方は喪服の代りに制服を着用するケースも御座います。
その場合は記章・略章等をはずす事が望ましい。
-喪服の色
日本に於いて、江戸時代までは喪服の色は白、白又は水色の無紋の麻の上下で、女性も白絹白麻布の着物に白絹白綸子の帯を着用しました。
又、江戸では染服に小紋の上下を着用して居りました。
それが明治11年、大久保利通の葬儀に当たり多くの会葬者が黒の大礼服を着用した事から、
上流社会の中では黒が喪の色として認識され始め明治時代を通して庶民の間にも黒の喪服が定着して行きました。
ご臨終前・臨終後のご連絡
喪主様に成られる方は故人様の逝去の直前から全てを執り行わなければ成りません。
-臨終前のご連絡
医師から危篤を告げられましたら、まず 息のある内に会わせたい人々に至急連絡を取ります。
一般的に 危篤を知らせる範囲と順位は;
家族と3等親くらいまでの近親者、特に繋がりの深い友人・知人。
勤務先、学校、関係団体などでお付き合いの深い方、
以上が目安ですが、本人が会いたがっている人やご家族が知らせたい人が優先となります。
仮に現在交流が無い場合でも親、兄弟、深い繋がりを持っていた方には連絡すべきです。
ご親戚でも日頃から親しくない方には連絡する必要は有りません。
危篤の連絡は電話で行います。
連絡の方法
無礼講ですので深夜・早朝でも構いません。
電話で連絡が取れない場合はファクシミリ、メール、電報などにより連絡します。
連絡の内容は;
危篤者名、危篤者の居る場所の住所、電話番号、病院の科名、病室番号、交通機関、道順、
何時ごろ来て欲しいのか、などで
最後に一目会って頂けませんか”と付け加えます。
-臨終後の連絡
死亡の連絡は、臨終に立会えなかった家族、近親者、故人様と親しかった友人・知人、勤務先、学校、関係団体、隣近所、町内会などですが、
直ぐに知らせなければならない方と、葬儀の日取りが決まってからお知らせする方とに分けて連絡します。
連絡を全ての方にご遺族だけでするのが大変な場合はカテゴリー毎の代表者に連絡をして、その後はお任せします。
又、葬儀でお世話になる宗教者(菩提寺の住職、神官、神父、牧師)にも連絡を入れ、葬儀のお願いとご予定を確認して置きます。
これは葬儀の日程を決める際に必要と成ります。
連絡は電話で構いません、通常の挨拶は省いて;
“〇〇の長男〇〇でございます。
本日〇時父が亡くなりましたのでお知らせ致します”と伝えます。
葬儀日程が決まってから連絡する場合は;
“〇〇の次男〇〇で御座います
父が本日〇時に死去致しました。
通夜は〇月〇日〇時より、葬儀・告別式は〇月〇日〇時より、ともに 〇〇会館で仏式にて行いますのでお知らせいたします”と伝えます。
葬儀斎場の住所、電話番号、道順などを用意して於き必要な方にはFAXします。
連絡は手短に行います、又 先方に通夜・葬儀への出席 可否を聞いては成りません。
尚、病院への支払い、当座のタクシー、ホテル代、食事代など 通夜・葬儀の前に現金が必要と成りますので、ある程度まとまった金額の現金を用意する必要が有ります。
今回は以上です。