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横浜市での葬儀・秋のお彼岸
2021年9月18日
令和3年も9月となりお彼岸の季節と成りました。
新型コロナウィルスによる緊急事態宣言下の横浜ですが、
三密を避けながらもご先祖の冥福を祈る機会はつくりたいものです。
今年の秋のお彼岸は9月20日彼岸の入り、26日彼岸明け、23日が中日(ちゅうにち、春分の日)となります。

1 お彼岸
お彼岸とは、季節の移り変わりを的確に掴む為に設けられた”雑節”一つで ”
暑さ寒さも彼岸まで” に示されように、冬から春、夏から秋への変わり目を指します。
春分の日・秋分の日を中日とした、前後其々3日を合わせて計7日間を指し、
その中日は先祖に感謝する日であり、残りの6日間は悟りの境地に達する為に必要な六つの徳目
“六波羅蜜” を1日に一つずつ修める日とされて居ります。
彼岸は7日間ですが、初日の彼岸の入りから3日の間六波羅蜜を唱えて三種の徳目を修め、
中日にはご先祖に感謝し、
残る3日間で更に三種の徳目を修めます、
七日目は彼岸明け(はしりくち と呼ぶ地域も有ります)となります。
尚、彼岸の間に行う仏事を 彼岸会(ひがんえ)と呼びます。
1)お彼岸の起源
お彼岸の語源は仏教用語の到彼岸(とうひがん)から来ており、
サンスクリット語で”完全である事、最高である事”を意味する波羅蜜多(はらみた)をあらわし、
仏教に於いて各修行で完遂・達成されるべきものを指します。
達成されるべき徳目は全六種であり六波羅蜜と呼ばれます。
六波羅蜜を会得することにより此岸(迷い)から彼岸(覚り)に到る(到彼岸)とされます。
これらの考え方は全て日本で創られたものです。
2)お彼岸の期間
彼岸は7日間ですが、初日の彼岸の入りから3日の間六波羅蜜を唱えて三種の徳目を修め、
中日にはご先祖に感謝し、残る3日間で更に三種の徳目を修めます、
七日目は彼岸明け(はしりくち と呼ぶ地域も有ります)となります。
尚、彼岸の間に行う仏事を彼岸会(ひがんえ)と呼びます。
日本で初めて営まれた彼岸会は、806年で、諸国の国分寺の僧が崇道天皇の為に七日間金剛般若経を読み続けたとされます。
3)お彼岸の願い
本来の彼岸は”自身が極楽浄土昇天”を祈念するものでした。
浄土思想で信じられている極楽浄土(阿弥陀如来が治める浄土)は西方の遙か彼方(西方浄土)にあるとされ、
春分と秋分の日は太陽が真東から昇り、真西に沈むので、西方に沈む太陽を礼拝して
遙か彼方の極楽浄土を思い描き、浄土に生まれ変わる事に思いをはせたのがお彼岸の始まりとされます。
現在では六波羅蜜を修める6日間を除いた中日のご先祖法要のみが一般化しました。
尚、彼岸は日願(ひがん)から変化したとも言われて居ります。

4)お彼岸のお供え物
お彼岸の期間にご先祖にお供えする物として“おはぎ”があります。
おはぎはもち米と小豆を焚いて作られますが、
古くは小豆には邪気を払う効果が有ると信じられて居り、
先祖の霊から邪気を払う為に小豆をまぶした食べ物をお供えする様になり、それが定着して現代に至りました。
尚、現在の甘いおはぎは明治時代以降、砂糖が庶民の手にも入る様になってからの変化です。
-御萩(おはぎ) と 牡丹餅(ぼたもち)
おはぎ と ぼたもちの違いに付いては以下の様に諸説が有ります;
① 春のものを 牡丹餅、秋のものを 御萩とする説
牡丹餅は 牡丹の花に似せて見立てたものであり、御萩は 萩の花が咲き乱れる様子を見立てたものである故、春は牡丹餅、秋は御萩と呼ぶ。
② もち米を使用したものは 牡丹餅、うるち米を使用したものは 御萩と言う。
③ 小豆餡を使用したものを ぼたもち、きな粉を使用したものは おはぎ。
④ こし餡を使用すると ぼたもち、つぶし餡を使用したものは おはぎ。
(逆の場合も有ります)
⑤ 二口程度で食べられる小さいものを おはぎ、それより 大きいものを ぼたもち。
等です。

5)お彼岸前の準備
お彼岸が来る前には;
〇 まず お墓と その周りを綺麗に清掃して於きます。
〇 そして 仏壇の掃除も行います。
〇 お墓参りに必要な 数珠、供花、供え物、ローソク、マッチ、線香、掃除道具、手袋、ゴミ袋、植物用ハサミ、手桶、柄杓、タオルを用意します。通常 寺院や霊苑の場合 掃除道具、手桶、柄杓は備え付けの物が有ります。
〇 お彼岸の前日におはぎを作ります。仏壇用、墓前用、家族用が必要です。

6)中日の過し方
〇 朝一番で仏壇におはぎ等のお供え物をし、生花を飾り、お参りします。
〇 家族内揃ってお墓参りをします。
まず墓地に着きましたら 寺院の場合はお寺様、霊苑の場合は管理事務所に挨拶します。
最初に墓地の木や草を刈込み、古い卒塔婆をかたずけて、墓地を清掃します。
そして墓石の汚れを落としてきれいにします(事前に手入れが出来なかった場合)。
お墓がきれいに成りましたら、お花を飾りおはぎ等のお供え物をお供えします。
ローソクに火を付けて線香に火を移し、お参りする方々で分けそれぞれお参りします。
お参りは柄杓で水をお墓にかけ、線香を上げて、合掌礼拝します。
このときお墓を見下ろしてはなりません、見上げる形で礼拝します。
また、墓石へのかけ水は墓石を浄める意味と故人様に施す食べ物の意味が有ります。
〇 お墓参りを済ませ、ご自宅に戻りましたら 故人様・ご先祖様を偲びながら
おはぎや 彼岸団子などを食します。
〇 時間が有れば、故人様を偲んで故人様がお好きだった場所にご家族で出かけるのも良いでしょう。
7)お彼岸に避けるべき事
お彼岸の期間中の避けなければいけない事は何も有りません。
仏事と祝い事が重なる事は良くない印象が有りますが、お彼岸は 忌中や喪中とは意味が異なりますので、
特に身を慎む必要は有りません。
但し、中日に行う結婚式や引越しなどはお墓参りと重なる時間的な制約が御座いますので、注意が必要です。
今回は以上です。