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ご葬儀関連新着情報
横浜市民の葬儀・仏式葬儀とお経
2022年10月14日
現代の横浜で営まれて居ります葬儀の90%以上は仏教の葬礼で御座います。
仏教を信仰される故人様、ご遺族様の葬送の式典ではお経の読誦が重要な要素と成ります。
そのお経とは、仏教に於ける経典を意味します。

1 仏教と葬送儀礼(葬儀)
現代の横浜に於きまして、多くの方々は旅立ちの儀式は仏式を選択されております。
仏式に於ける旅立ちの儀式は“葬送儀礼”と呼ばれますが、一般的にはそれを略して葬儀と呼ばれます。
本来の仏教では葬送儀礼は重視される儀式では有りませんでした。
釈尊(釈迦の敬称)は弟子に死後の遺骸の処置を問われた時に
“僧侶は遺骸の供養などは考えず、真理の追求に専念すべき、供養は在家の信者がしてくれる。”
と答えたと伝えられます。
この考えの一部は現在でも継承されて居り、僧侶はご遺体、ご遺骨、墓石には触れないものとされます。

2 仏教儀式としての葬送儀礼
しかし、仏教がインドから中国へ伝播すると
中国・漢民族が信奉してきた道教や儒教の先祖供養の民間信仰と習合し、
葬送儀礼も仏教に於ける儀式の一つとなって行きました。
その中国仏教は飛鳥時代に日本に伝来し、皇室や豪族の信仰の対象となって日本国内に浸透して行きます。
更に、鎌倉時代には庶民の間にも広がりを見せ、庶民の間でも葬送儀礼が行われ始めます。
そして、江戸時代・寺檀制度を基とした檀家制度が全国に定着すると、
葬送儀礼は仏教に於ける重要な儀式となりました。

3 葬送儀礼とお経
仏教に於ける葬送儀礼の主要な部分が読経と呼ばれる経典の読誦です。
キリスト教の“聖書”、イスラム教の“コーラン”に当る、仏教の経典に当るものが“お経”です。
お経は;
教(釈迦の教え、本来のお経)、
律(僧が守るべき社会生活上の掟)、
論(後世の仏教学者によるお経の内容の注釈)
の三部(三蔵経という)により構成されます。
お経は、インドではバーリ語(小乗仏教)サンスクリット語(大乗仏教)で書かれて居りましたが、
中国に伝わった後に中国語(漢字)に翻訳され、日本へは漢字で伝えられました。

4 お経の種類
お経の種類は俗に八万四千あると言われますが、正確には不明です。
主なお経としては以下のお経が有ります;
〇 般若心経(はんやしんきょう)
大般若経(全600巻)のエッセンスを簡潔にまとめたもの。
智慧で彼岸(悟りの世界)へ渡る事を説いた経典。
〇 法華経(ほけきょう)
最澄の天台宗、日蓮の日蓮宗の教えで
①一条妙法;万人を平等に成仏させる教え、
②久遠本仏;釈迦の永遠の生命について説く、
③菩薩行道;現実社会での実践について説く、
の三部から成る。
〇 観音経(かんのんきょう)
法華経の第25章で、何時でも、何処でも救いを与える観世音菩薩の功徳に付いて述べたもの。
〇 阿弥陀経(あみだきょう)
浄土教の最も重要な教典で、極楽浄土がどんな所か、どうすれば極楽浄土に往生出来るかを説いている。
この他のも維摩経(ゆいまきょう)、経集(きょうしゅう)、法句経(ほうくきょう)、
涅槃経(ねはんぎょう)、開経偈(かいきょうげ)、
四弘誓願文(しぐせがんもん)、正信偈(しょうしんかつ)等があります。

5 お経の読誦(読経)
仏教に於ける葬送儀礼では、僧侶によるお経の読誦が主体となりますが、
これは、お経の読誦や念仏を唱えることは浄土へ往生する為の正行の一つである、との教えに基きます。
葬送儀礼の中で読経は、ご逝去の直前、通夜式、葬儀式、火葬炉前、納骨式(埋葬式)、各種の法要
などで行われます。
今回は以上です。