エンディングノート

 今回はエンディングノートに付いて書かせて頂きました。

 

 エンディングノートとは 御自身が人生の終末期に 御自身に生じる万一の事に備えて 御自身の希望を書き留めて於くノートの事です。ご遺言と異なり 法的効力を持つ性格の文書では有りません。御自身が 判断力・意思疎通能力を失う様な病気に罹った時や、死亡したときに 如何して望しいのか 希望する内容を記し、存命中や死後の ご家族の心の負担を減らす事を目的として居ります。以下の様な内容に付いて ご家族と話し合い、ノートに書き留めて於きます;

 1 介護が必要になった場合

  1−1 介護を頼みたい人(配偶者、お子様、ホームヘルパー等)。

  1−2 介護を受けたい場所(自宅、お子様の家、病院、介護施設等)。

  1−3 介護の為の費用は如何するか。

 2 認知症になった場合

  2−1 介護を如何して欲しいか。

  2−2 財産管理を誰に任せるか。

 3 延命治療・尊厳死に付いて

  3−1 病名の告知を希望するか、否か。

  3−2 余命の告知を希望するか、否か。

  3−3 延命治療を受入れるか。

  3−4 尊厳死を望むか(日本尊厳死協会への入会は)

  3−5 回復不可能な植物状態や脳死状態になった時、治療の継続を望むか。

 4 献体

  4−1 献体の希望の有無(登録先は)

 5 臓器提供

  5−1 臓器提供を希望する・しない(希望する臓器)

 6 相続

  6−1 遺産相続に付いての希望(不動産、有価証券、預貯金、保険等の財産リストを作成し、相続希望先を明記)。

  6−2 お墓や仏壇等の希望継承先。

  6−3 遺品の整理に付いて。

  6−4 遺産、遺品の寄付に付いて。

 7 遺言

  7−1 遺言の有無、その保管場所。

 

 エンディングノートは書籍・文具として販売されて居ります。又 自治体やNPOから無料配布されてもおります、御元気なうちに書き始め、時々見直されては如何でしょうか。

 

   今回は以上です。

樹木葬

 今回は新しい埋葬の形の一つであります、樹木葬に付いて書かせて頂きました。

 

 樹木葬とは "墓地、埋葬等に関する法律"(墓埋法) に基ずいて許可を得た霊苑(墓地)に ご遺骨を埋葬し、墓石の代りに樹木を墓碑とした葬祭儀礼の形です。樹木葬用の墓地を 樹林墓地とも呼ばれています。 ご遺骨を納める毎に樹木を植える形と、墓地の中央にシンボルとなる樹木を植え、その周辺の区画にご遺骨を埋葬する形、そして ご遺骨を合同の墓に納める形等が有ります。又 墓地の形態としては 墓地全体を 樹木葬墓地とした場合と、一般墓地や芝生墓地と樹木葬墓地を併設した場合が有ります。樹林墓地は 周囲の生態系に悪影響を与えない事を配慮し、墓碑として使用される 樹木はその地域で生育可能な、あまり大きくならない ハナミズキ、モミジ、サルスベリ、エゾアジサイ、ウメモドキ等が一般的です。

 

 墓埋法に基ずき 最初に里山で樹木葬墓地を実現したのは 1999年 岩手県一関市の大慈山祥雲寺(現在は長倉山知勝院が経営) です。知勝院では "花に生まれ変わる仏たち" をコンセプトに 自然と墓地との共生をうたい、樹木を植える事で 里山の保護と自然保護につなげています。そして 2012年には 小平霊園に都立霊園初の樹木葬墓地が完成しました。横浜市内の樹木葬墓地としましては 戸塚区の俣野公園内に "横浜市営メモリアルグリーン" が御座います。同霊園は生前の使用権取得も、名義の変更も可能となって居ります。

 同霊園は現在 9月4日より10月4日の間で樹木型の墓地 300体分の使用権につき募集を行って居ります。

 

 樹木葬墓地に限りませんが 墓地を選ばれる際には 立地条件、墓地の管理状態、管理・運営主体が信頼出来るか、そして 管理料等の費用に付いても 良く確認される様 お薦めします。

 

   今回は以上です。

散骨

 今回は新しい埋葬の形としての散骨に付いて書かせて頂きました。

 

 散骨とは 故人様のご遺体を火葬した後の焼骨を粉末状にして 海、空、山中等に撒く葬送方法の事を言います。自然葬とも言われて居ります。ご遺体、ご遺骨の埋葬或いは 納骨堂への収蔵に当りましては ”墓地、埋葬等に関する法律”(墓埋法)により その手続きが定められて居りますが、散骨に付いては特に記載が有りません。法務省の非公式見解では ”散骨が節度をもって行われる限りは違法性はない” とされて居ります。但し 北海道 長沼町等 特定の町村で 散骨を規制する条例を公布しています。

 

 お墓を継ぐ人がいない、高額な建墓費用を負担出来ない、死後は海や山など 自然に返りたい等の理由から 散骨に対する関心は高まって来ました。散骨では ご遺骨を全て撒いてしまい、お墓を建てないケースと 大部分はお墓に納め 一部を撒くケースと有ります。前者の場合 その後の法要を如何するのか、故人様をどの様なかたちで偲ぶのか 考えておく必要が有ります。ご遺骨の一部を 小さな骨壺に納めてご自宅に置き 故人様を偲ぶ形もあります。

 

 散骨の事例として 中国共産党では毛沢東は例外として 周恩来ほか多くの幹部は個人崇拝の対象となる事を避ける為 散骨されました。同様の目的で その墓が聖地化されぬ様 ナチスドイツの指導者は戦犯としての死刑判決後 その遺骨は散骨されました。日本では 極東国際軍事裁判で処刑された 東條英機他の遺体は東京湾に遺棄されました。又 海をこよなく愛した石原裕次郎は太平洋で、横山ヤスシの遺灰の一部は宮島競艇場で散骨されました。

 

   今回は以上です。

お墓の改葬

 今回はお墓の改葬に付いて書かせて頂きました。

 

 お墓の改葬とは お墓を移動する事、即ち ご遺骨を以前の墓所から新しい墓所へ埋葬し直して供養する事です。 故郷に先祖代々の墓地をお持ちで 御自身もそのお墓に入りたいと考えても 故郷にお墓をお守りする親族も無く、残されたご家族のお墓参りを考えると ご自宅の近くへ移して於きたいと お考えの方が多く居られます。そして ご自分の家のお墓であっても ご遺骨を自由に持ち出す事は法律(墓地、埋葬等に関する法律)で禁じられて居ります。改葬は以下の手順で行わなければ成りません;

 1 移転先の墓地の管理者から"受入証明書"を発行して貰う。

 2 現在の墓地の管理者から"埋葬証明書"を発行して貰う。

 3 現在の墓地の有る市区町村役所に受入証明書と埋葬許可証明書を提出し "改葬許可書"を発行して貰う。

 4 現在の墓地の管理者に改葬許可書を提示し、ご遺骨を取り出す。

 5 移転先の墓地の管理者に改葬許可書を提示し、ご遺骨を納める。

  * 埋葬証明書、改葬許可申請書は ご遺骨一体につき一通が必要です。

現在の墓地の管理者より 改葬の許可を得なければ成りませんが 公営墓地、民営墓地の場合は管理事務所に問い合せて手続きします。寺院墓地の場合は ご住職の了解を得なければ成りません、改葬は檀家を離れる事でも有りますので了解を貰うには時間を要する場合が有ります。又 その地域にご親族がいる場合は 以後の付き合いの事も有りますので 事前に説明しておく事も大切です。

 

 現在の墓地は 改葬後 更地に戻さなければ成りません。又 お墓を解体する前には "御魂抜きの儀式"(閉眼法要)、 新しいお墓では "御魂入れの儀式"(開眼法要)を執り行います。

 

   今回は以上です。

手元供養(自宅供養)

 今回は手元供養(自宅供養)に付いて書かせて頂きました。

 

 手元供養とは 一般的な葬送の方法である ご遺骨を墓地へ納骨する代りに ご自宅で保管をしたり、アクセサリーとして身に付けたり、故人様の慰霊の場を身近に置く 新しい供養の形です。自宅供養とも呼ばれて居ります。ご遺骨をご自宅に置く事は違法では有りません。但し お子様やお孫様が ずっとご自宅でご遺骨を守ってくれるとは限りません。先の事も考え ご家族で話し合い、同意を得て於く事も必要でしょう。

 

 手元供養は 死生観や供養感が多様化する中で 宗教的供養を望まない方や 従来の形式に捉われる事無く供養を考える方が増えたことにより創られました。又 少子高齢化、娘一人、単身者などの増加により 継承を前提としたお墓制度に対応出来ないご家族も増えて居ります。平均200万円の墓地・墓石費用、都市部に於ける住宅事情から仏壇を置かない御家庭に、手元供養は場所を取らないことから 支持されている面も有ります。そして精神的な背景として 身近な方の死を克服する為 手元供養・メモリアルジュエリーを選択する方も増えて来ました。

 

 手元供養としては ご遺骨をそのままご自宅でお祀りする形、お骨の一部をペンダントに入れて身に付ける形、ご遺骨或はご遺灰を化工する形などが有ります。具体的には ご遺骨を釉薬(ウワグスリ)の一部として焼いた陶器やダイアモンドにする加工型のものや、納骨型のものとして 焼き物・石製の置物、金属製・ガラス製のカロートペンダント・メモリアルペンダント・遺骨入れ・メモリアルジュエリー等が有り 供養する方の死生観、供養観、お好みにより選ぶ事が出来ます。


   今回は以上です。 

永代供養墓

 今回は永代供養墓に付いて書かせて頂きました。

 

 永代供養墓とは 祭祀承継者の有無に拘らず 寺院や霊苑が 永代にわたり供養、管理をお約束するお墓の事です。少子化、核家族化が進む中 生涯を独身で過す方や お子様のいないご夫婦など 祭祀承継者の居られない方、又 お子様は居られても お墓の維持等で負担を掛けたくないと考える方が多くなりました。そういう方々に注目されて居りますのが 永代供養墓です。

永代供養墓には 単独墓(個人墓、夫婦墓)、集合墓、合同墓が有ります。集合墓は単独の納骨スペースを多数集めて一つにした形で、樹木葬墓地、ロッカー式の納骨堂、室内式、モニュメントの地下に集合の納骨堂を設けた形等が有ります。合同墓はご遺骨を個別に別けずに 一諸に納める形となります。

 

 永代供養墓や永代納骨では 墓地を経営、管理する 寺院や霊苑が 永代、又は一定期間 ご遺骨の管理、ご供養を行います。ご供養の仕方は 寺院や霊苑により夫々 異なります。又 一定期間とは 一般的に三十三回忌や五十回忌で その後は 合祀、又はお骨壺を開けて土に還す 祀り方が多い様です。この場合 その後にお墓を建てる場合でも ご遺骨の返却は有りません。そして 長期に渡り 管理、ご供養を依頼する訳ですので、契約内容を良く確認し、経営母体のしっかりした墓地を選ぶ事が大切です。

 

 先祖代々の墓が有りながら ご自分が永代供養墓に入る場合、ご先祖の墓を承継する方がいなければ、そのお墓は無縁墓になってしまいます。この様な場合 先祖代々の墓を整理し 永代供養の納骨堂や合同墓へご遺骨を改葬する事も考えられます。この場合の永代供養料は寺院や霊苑により異なりますが 通常はご遺骨一体当たり いくらと成ります。埋葬されているご遺骨が多ければ その分費用も掛ります。又 ご遺骨を取り出した後の墓地は更地に戻す必要が有りますので その費用も必要です。そして 墓地を整理する場合は 墓地の改葬手続きが必要となります。

 

 永代供養墓は生前にも申込みが出来、お墓の承継でお悩み方に 死後の事もさることながら 残りの人生を平安に充実して生きて頂く為にも お役に立てるかと考えます。

 

   今回は以上です。   

お墓のスタイル

 今回はお墓のスタイルについて書かせて頂きました。

 

 お墓のスタイルには 家墓(累代墓)、両家墓、個人墓、夫婦墓、共同墓、永代供養墓等が有ります。

 

 家墓(累代墓)は 古くから有るスタイルで  一族、や〇〇家の為のお墓で、親から子へ 子から孫へと 代々受け継がれていくお墓です。墓石の正面には "ご宗派の御題目"や"先祖代々之墓"  或いは "〇〇家之墓" "〇〇家"と彫刻します。そして 裏面或いは側面に  墓誌として ご遺骨を納める度に戒名(法名)、俗名等を彫刻して行きます。 又 最近では横型の洋式墓石が増えた事も有り メッセージ性の有る言葉を入れ 右下に家名を入れるケースも増えて来ました。

 

 両家墓は 二つの家を一つのお墓に祀ったものです。昔から有るスタイルですが 以外と知られて居りません。一人子同士の結婚等で 両家の祭祀継承を一人でしんければならないケースで 両家のお墓を一つにします。 一つの墓地に墓石を二つの場合と、墓石一つの場合が有ります。 墓石一つの場合は正面に両家の家名を刻印します。尚 複数のお墓を一つにまとめる場合、或いは どちらかの墓にご遺骨を移す場合は 事前に墓地が所在する市区町村役所で改葬許可証を取る必要が有りますのでご注意下さい。一墓地ー二墓石の場合は霊苑の許可が必要と成りますので併せてご注意下さい。

 

 個人墓・夫婦墓は 個人、或いは夫婦だけの為に建てられる墓です。ご自分の入れる墓が無い、先祖代々の墓には入りたくない、お子様がいない為に 建てたお墓は家のものにする必要が無い等の理由により選ばれています。近年では小さめの個人墓を建て 決められた年数後に永代供養に移して貰うスタイルも有ります。継承者が居ない場合は 菩提寺に永代供養を依頼して於けば安心です。

 

 共同墓は 友人同士や信仰を共に人々を祀ったお墓です。あまり多くは有りませんが最近 注目されているお墓です。

 

 永代供養墓は 寺院や霊苑が永代に渡って 供養、管理をするシステムのお墓です。主にお墓を継承する方がいない場合に利用されています。

 

   今回は以上です。

お墓の準備

 今回はお墓の準備に付いて書かせて頂きました。

 

 エンディングをお考え頂く際 次にお考え頂く事はお墓と成ります。先祖代々の墓地をお持ちの場合は そこに埋葬して貰うのが自然です。その後 その墓地、墓石を誰に継いで貰い 管理して貰うかを考えなければ成りません。すなわち ”祭祀承継者” を決める必要が有ります。墓地が無い場合、或いは墓地が有っても 遠方の為 新たに墓地を御求めの場合には どの様なお墓に埋葬して貰いたいのか、自然葬であれば どの様な形が良いのかお決め頂く必要が有ります。何れの場合も お墓をどなたに継承して貰うか ”祭祀承継者” をお決め頂く事は必要です。但し お子様のいないご夫婦や 一人暮しの方で 祭祀承継者 が居られない場合は 永代供養墓や 合同墓の選択も有ります。尚 横浜市では 管理費 無料の共同墓を市民に提供致して居ります。

 

 墓地を新規に購入される場合は まず 経営形態により 寺院墓地、公営墓地、民営墓地が有ります。まず 寺院墓地は原則として檀家である必要が有りますが 最近では檀家で無くとも購入出来るケースが増えて来ました。公営墓地は原則としてご遺骨が無いと申込み出来ません。民営墓地の場合は 余り制限も無く 生前に購入する事が可能です。墓地を購入する場合は 場所、景観、陽当り等が優先されがちですが、お参りされる ご家族の事をお考え頂き 交通の便、周囲の環境、休憩施設の設備等も確認が必要です。更に 墓地の使用規定、管理料などの支払い方法、墓石の大きさや形状の規定、永代使用権の譲渡の可否なども確認すると良いでしょう。

 

 墓地の購入は 不動産の様な所有権の購入ではなく、永久に使用する権利の購入です。購入に当りましては 永代使用料と毎年の管理費、そして墓石の建立費用が掛りますので ご予算を立てる場合はご考慮下さい。

 

   今回は以上です。

葬儀の生前予約(契約)

 今回は葬儀の生前予約(契約)に付いて書かせて頂きました。

 

 葬儀の生前予約(契約)とは ご自分のご葬儀を 希望する形で執り行う様 生前に特定の葬儀社と葬儀の形式、内容、費用を取り決めて 予約(契約)して置くシステムです。普段から ご家族にどの様な葬儀にして欲しいか 伝え、葬儀の為の遺言書を遺して置いても ご親族の中で強力に反対する方が居られたり、或いはその他の理由で、実現しない可能性が有ります。ご自分が希望する葬儀を執り行ってもらう為 生前予約(契約)のシステムを利用して既成事実を作る事により ご家族、ご親族に ご理解 頂き易く成るのではないでしょうか。

 

 生前予約(契約)のシステムには 葬儀の形式(規模、形式、演出等)を予約するだけのものから、各種費用まで細かく取決めたもの、解約手数料の有無等 様々なタイプが有ります。色々なタイプを比較し納得にいくシステムをお選び下さい。又 予約内容の変更も重要です、定期的に変更可能なもの、随時 状況により変更可能なもの等 更に解約条件を含めご事情に合せてお選び下さい。

 

 ご葬儀の費用を準備するには 色々な方法が有ります。一括払い、積み立て方式、生命保険・損害保険の利用等です。 生命保険の死亡保険金を充てる場合は 現在 葬儀費用が十分でなくとも  必ずご希望の葬儀を執り行う事が出来、又 残されたご家族に費用負担をかける事は有りません。 

 

 生前予約(契約)は 予約(契約)したプランが適正な内容か、費用か 冷静に判断することが出来ます。よく ご遺族は悲しみの中で 葬儀社の言われるままになってしまい 後で "お金が掛り過ぎた"と感じるケースを多く聞きますが、生前予約(契約)ならば じっくり 検討が出来、葬儀後も故人様の遺志、ご希望にかなったと言う事で ご遺族が後悔する事も有りません。共通の安心と共に お金の使い過ぎを防ぐ事にも成ります。

 

  今回は以上です。

葬儀の遺言

 今回は葬儀の為の遺言に付いて書かせて頂きました。

 

 ご自分が希望されるご葬儀を ご家族へ遺言される場合は 本来の遺言書とは別に ”葬儀の為の遺言書” を残して下さい。遺言書に ご葬儀のご希望を書かれても それを実際の葬儀に反映させる事は困難な状況に有ります。遺言書は 遺言者の死後、速やかに地域の家庭裁判所に提出しなければ成りません。そして その際 封印されている書状の開封は禁じられて居ります。従いまして ご家族様が遺言書の内容を確認出来るのは ほとんどのケースで葬儀の後となります。

 

 ”葬儀の為の遺言書”は 死後 すぐに見て貰える様 表に明記し 解り易い場所に置いておきます。出来ればご家族に 葬儀の希望を書いたものが有る事、何処にしまってあるかをお伝えして於きます。内容は出来るだけ具体的に ご希望を書いて下さい。その例を下記してみました:

 1 どんな葬儀を  葬儀をしない・身内だけで行う・一般的な葬儀・特別希望の葬儀

 2 生前契約    している・していない している場合の契約先、契約内容

 3 葬儀社     決めている。決めていない いる場合の連絡先、担当者名

 4 葬儀の形式  宗教葬・無宗教葬・密葬・お別れ会・その他

 5 葬儀の予算  葬儀費用・布施・戒名料・他

 6 宗教と宗派  

 7 戒名は     いる・いらない・すでにある

 8 死亡時の連絡先 連絡して欲しい人と団体

 9 葬儀場所   自宅・斎場・その他

10 葬儀責任者  葬儀委員長・喪主の希望

11 葬儀連絡先  会葬希望の人・団体

12 祭壇      希望の祭壇・希望の花・他

13 飾りつけ    想い出の品を展示・他

14 音楽      流す音楽の曲名・流さない

15 焼香      抹香・献花

16 遺影      希望の写真・希望なし

17 死装束     白の経帷子・希望の服・他

18 棺       希望の棺・希望なし

19 棺に入れる物 

20 骨壺      希望の骨壺・希望なし

21 弔辞を読んで欲しい人

22 会葬礼状    普通・オリジナル

23 香典      受け取る・辞退する

24 香典返し    する・しない・寄付する(寄付先の団体名)

25 新聞の訃報広告 する・しない(する場合の文面)

26 お墓      先祖の墓・用意済みの墓(所在地)・散骨(場所・依頼先)

 

 以上の事がまとめて有りますと 葬儀の準備で慌しい ご家族には大いなる助けと成ります。

 

   今回は以上です。                               

生前の準備

 今回は生前に準備して於きたい事を書かせて頂きました。

 

 エンディングをお考え頂くときの一つとして ご葬儀がスムーズに施行される為の準備が御座います。

御自身では 葬儀に特別なご希望が無い場合でも ご遺族が戸惑はずに済む様 最低限の準備はして置きます。

 まずは ご宗教、ご宗派、墓地の有無が有ります。仏教の場合 菩提寺をお持ちか、又 菩提寺に墓地をお持ちか、そして その連絡先をメモにして ご家族に渡して於きます。特に 墓地が寺院にある場合は 葬儀の際、その寺院の僧侶にお願いしなければ成りません。又 葬儀社に僧侶を紹介してもらう場合にも ご宗派を伝える必要が御座います。

 

 次に ご遺影が有ります。ご自分で 遺影に使って欲しい写真を用意し 解り易い処に保管して、ご家族に伝えて於きます。死後 ご葬儀の準備で慌しい中 適切な写真を選ぶのは大変ですが、ご本人が希望する写真が有れば ご家族は大変 助かります。

 

 そして 連絡先です。ご自分の人間関係に付いて ご家族が全て ご承知とは限りません。ご危篤の時、ご逝去の際 どなたに連絡したら良いのか、ご葬儀にはどなたに来て貰いたいのかをリストにしておくと安心です。ご家族も連絡洩れが無いか心配する必要が無くなります。

 

 最後に ご遺産です。トラブルを防ぐ為に、法的に有効なご遺言を残して於く事です。そして ご遺言が実現可能かも確認しておく必要が有ります。例えば ”戒名は不要” とされた場合、寺院墓地への埋葬は出来なくなります。一般的には寺院墓地では戒名が無いと埋葬を認めて居りません、その決果 先祖代々の墓に埋葬出来ないと言う事が起こり得ますので 注意が必要です。

 

 尚 日本消費者協会が行ったアンケートの決果によれば ”葬儀を経験して困った事” の上位には;

   1 心付けやお布施の額。

   2 葬儀の手順がわからなかった。

   3 通夜、告別式の接待の仕方や手配。

   4 予想以上に会葬者があった。

   5 身内の中で意見の相違があった。

が御座いました、ご家族の為に これ等の事が起きぬ様 お心配り頂ければと考えます。

 

   今回は以上です。 

エンディング

 今回はエンディングに付いて書かせて頂きました。

 

 エンディングとは ご自分の人生の締めくくりに付いて考える事で有ります。エンディングには御自身の死に係わる 様々な事が含まれます。介護や終末期医療の受入れ方、認知症になった時如何するのか、財産分与は、遺産相続は、葬儀は、お墓は など 御自身の生前から死後に至るまで 多くの事が起こり ご家族を含む多くの方のお手伝いを必要とします。ごく近しい方の葬儀をご経験して ご自分の場合はどの様にしたいかとエンディングを考えられる方も、日常の忙しさに紛れて とかく忘れがちと成ります。御自身の最期に付いて考え、準備をしておく事は 御自身の今後をより良く生きる為にも必要な事です。そしてご家族への思い遣りでも有ります。

 

 葬儀は亡くなった方の永眠を祈るとともに、残された方々が最愛の方の死を受入れる為の大切な儀式でもあります。しかしながら 最愛の方を亡くされ 悲しみの中で 始めての葬儀を執り行う事は 戸惑いの連続でもあります。ご家族の方は 葬儀が終わりましてから ああすれば良かった、こうすれば良かったと思い返す事も多々御座います。御自身の死や葬儀を考える事は縁起が悪いという考えも有りますが、お元気な時に ご自分がどの様に送って貰いたいかをご家族に伝えておくことは ご家族の葬儀に対する不安や不満を和らげる事にも成ります。

 

 普段の会話の中で 軽い調子で ”葬儀もお墓も要らない、お骨は海に流して” などのお話では無く、内容を明確にして文書に残し 第三者でも解る様にする事をお勧め致します。

 

   今回は以上です。

旧姓への変更

 今回は旧姓への変更に付いて書かせて頂きました。

 

 配偶者の方が亡くなりますと 故人様との婚姻関係は自動的に解消され 残された配偶者の方は ご希望により 戸籍を婚姻前の戸籍に戻し 又 姓も婚姻前の姓(旧姓)に戻す事が出来ます。もちろん 戸籍や姓を現在のまま使用しても構いません。姓を旧姓に戻す場合は 戸籍は旧戸籍に戻すか、又は 筆頭者として新しい戸籍を作らなければ成りません。

 

 手続きは 本籍地、又は住所地の市区町村役所で行えます。必要な書類は 復氏届(該当役所で入手)、戸籍謄本と印鑑です。復氏届の提出には 期限の制限は有りません、配偶者の方の死亡届を提出後 何時でも手続きは可能です。そして手続きは郵送でも出来ます。尚 この手続きで復氏 出来るのは 配偶者本人だけで、お子様の姓変更には別の手続きが必要と成ります。

 

 復氏届には 本籍を記入する欄が有り、"元の戸籍に戻る" を選ぶと結婚前の戸籍に、"新しい戸籍を作る" を選ぶと 本籍地を自由に決める事が出来ます。但し 新しい戸籍を作っても 法律上は親子関係、婚族関係にはなんら影響を及ぼしません。遺産相続、親の扶養義務等も 新戸籍を作る前と何ら変更は有りません。尚 一度 復氏をしますと 結婚後の姓に戻る事は出来ませんので ご注意下さい。

 

 お子様の姓を変える為には 家庭裁判所に "子の氏変更許可申立書" を提出し 裁判所より 許可審判を得なければ成りません。申立ては お子様が15才以上の場合は本人が、15才以下の場合は法定代理人が行います。許可審判が下りますと 許可審判書が交付されます。この審判書を添付して入籍届を出す事により 親と同一の戸籍と姓を使う事が出来ます。

 

    今回は以上です。

労災保険

 今回は労災保険に付いて書かせて頂きました。

 

 労災保険とは 労働者災害補償保険法にもとずく制度で、業務上災害 又は通勤途上災害により、労働者が負傷したり、疾病にかかったり、それにともなう障害が残ったり、死亡した場合 被災労働者 又はその遺族に対して所定の保険給付を行う制度です。亡くなられた場合は ご遺族に対して 葬祭料と遺族補償給付が給付されます。但し この給付を受けると 健康保険 又は国民健康保険からの埋葬料、葬祭費は受給出来ません。

 

 葬祭料はご葬儀の施主様に支給されます。請求の窓口は勤務先を所轄する労働基準監督署で ご葬儀を施行した日より2年以内に 葬祭料請求書に死亡診断書を添付して申請します。

 

 遺族補償給付は 故人様により生計を維持されていたご遺族に対して 条件を満たすと 遺族補償年金が支給されます。更に 遺族特別支給金(一時金)、遺族特別年金の支給も有ります。受給条件は以下と成ります;

 1 妻

 2 夫 (60才以上 又は障害がある場合)

 3 子・孫 (18才未満 又は障害がある場合)

 4 父母・祖父母 (60才以上 又は障害がある場合)

 5 兄弟姉妹 (18才未満、60才以上 又は障害がある場合)

 6 55才以上60才未満の 夫、父母、祖父母、兄弟姉妹 (但し 支給は60才から)

尚 ご遺族が上記の条件を満たしていない場合には ご遺族に対して 遺族補償一時金、遺族特別支給金、遺族特別一時金が支給されます。この申請は故人様の死亡後5年以内に 勤務先を所轄する労働基準監督署で行います。申請に必要な書類は 遺族補償年金支給申請書、死亡診断書、戸籍謄本、故人様によって生計を維持されていた事を証明する書類、故人様と生計を同じくしていた事を証明する書類です。

 

   今回は以上です。

書類の入手

 今回は書類の入手方法に付いて書かせて頂きました。

 

 各種の手続きに必要とされる書類の内 住民票は現在居住する市区町村役所で入手が可能ですが、戸籍謄本等は本籍地でしか発行出来ません。しかしながら 出向いて入手する事が困難な場合は 書類の発行と その郵送を依頼する事が出来ます。郵送が可能な書類は 住民票、戸籍謄本、戸籍抄本、除籍謄本、除籍抄本、戸籍の付票(住居の履歴)、身分証明、転出証明です。発行手数料と送料は書類の種類によって、市区町村役所によって異なりますので、電話で問い合せるか、該当する市区町村役所のHPで確認する事が出来ます。又 手数料、送料の送金方法も併せて確認して下さい。

 

 郵送を依頼する場合は 下記の4点が必要です;

  1 書類発行の依頼書(通常 役所のHPからダウンロード出来ます)。

  2 本人確認書類のコピー。

  3 発行手数料 支払いの為の郵便定額小為替、又は現金(役所の指定による)。

    *郵便定額小為替指定の場合は郵便局で金額を指定して購入し同封します。

     現金指定の場合は現金書留で送ります。

  4 返信用封筒(宛先として ご自分の氏名と住所を記入し、切手を貼る)。

御本人、ご家族以外の方が 書類の発行、郵送を依頼する場合には 依頼書の中に 使用の目的とその提出先を具体的に書かなければ成りません。そして 御本人、又はご家族の委任状を同封する必要が有ります。

 

   今回は以上です。

手続きに必要な書類

 今回は御身内が亡くなられ、故人様に係わる法的な手続きを取る際に必要な書類に付いて書かせて頂きました。

 故人様に係る法的な手続きを取る際には 様々な書類が必要と成ります。中でも 申請する人の住民票や印鑑証明書、故人様の戸籍謄本、除籍謄本等は 提出しなければならない機会が多々 御座います。そのたび毎に請求するのも大変ですので 事前に必要枚数を調べて 一度で請求する事をお薦め致します。以下に書類と必要な手続きをまとめてみました;

 住民票;

  −健康保険、国民健康保険、後期高齢者医療制度から 葬儀の費用として葬祭費 或いは埋葬料を受給するとき。

  −国民年金、厚生年金から 遺族年金を受給するとき。

  −故人様の自動車や不動産の所有権を相続し名義変更する場合。

 印鑑登録証明書

  −故人様の銀行預金、郵便貯金を相続し 名義変更する場合。

  −故人様が持っていた株券、債券等の有価証券を相続し 名義変更する場合。

  −故人様の不動産の所有権を相続し 名義変更する場合。

  −故人様の自動車等 動産の所有権を相続し 名義変更する場合。

  −遺産分割協議書を作成し登録する場合。

  −生命保険の死亡保険金を請求する場合。

 以上の書類は ”3ヶ月以内に発行されたもの” などの条件(有効期限)が付けられている事が有ります。まとめて入手した後 手続きをとらずにおくと 書類は有効期限切れとなり 使用出来なく成りますので、書類入手後は速やかに手続きを済ませて下さい。

 

 又 書類入手の際には本人確認書類の提示が義務付けられております。市区町村役所で書類をご請求の祭は 運転免許証、パスポート、住民基本台帳カード(写真付き)などの 写真付き本人確認書類をご持参下さい。

 

   今回は以上です。 

医療費控除

 今回は医療費控除に付いて書かせて頂きました。

 

 医療費控除は 税金を納めている御本人と その扶養家族が一年間に現金で支払った医療費総額が対象と成りますが、準確定申告をされる際にも 医療費控除を受ける事が出来ます。対象となる期間は 故人様が亡くなられた年の1月1日から亡くなられた日までです。この間の 故人様と扶養家族が支払われた医療費総額を計算して申請します。死亡後に支払われた入院費等は控除の対象外と成りますので、領収書の日付には注意が必要です。尚 保険等で補填される金額は差し引いて計算します。

 

 {(医療費の総額)−(保険等の補填金額)}−10万円=医療控除額(最高200万円)

 

 医療費控除は自己負担額が合計で10万円以上(年間所得が200万円以下の場合は総所得の5%以上)になると 超えた部分に付いて200万円を限度として 所得税から医療費控除が受けられます。

 

 申告する際には 該当する医療の領収書が必要と成ります。準確定申告書に添付するか、準確定申告書を提出する際に 提示します。税務署には医療費控除の手引きや 明細書の用紙が有りますので 準確定申告書用紙をもらう際に 併せて手に入れる事をお薦めします。

 

  今回は以上です。

準確定申告

 今回は所得税の準確定申告に付いて書かせて頂きました。

 

 自営業の方が亡くなられた場合、その遺産を相続される方は 故人様の1月1日から亡くなられた日までの所得を計算し 確定申告をしなければ成りません。これを準確定申告と言います。又 故人様が前年度の確定申告を終えていない場合は 併せて申告を行います。準確定申告は 相続人が故人様の遺産を相続する と知った日の翌日から4ヶ月以内に 故人様の納税地の税務署で申告しなければ成りません。この申告で故人様の所得税が確定します。準確定申告が必要な場合は下記の通りです;

 故人様は

  個人事業主

  不動産所得があった

  譲渡所得があった

  一時所得があった

  山林所得があった

  雑所得があった

  給与所得者で年間2千万円以上の所得があった

  給与から所得税が源泉徴収されていなかった

  2ヶ所以上から給与を受けて居て、従たる給与の収入金額と給与、退職所得以外の所得合計が20万円以上

  一年の途中で退職し年末調整をしていない 

 

 準確定申告をする事により税金が還付される場合は;

  医療費控除が受けられた

  住宅ローン控除が受けられた

  年末調整後に扶養家族が増えた

  年の途中で退職し年末調整をしなかった

  災害や盗難にあっていた

  国や特定団体等に寄付をした

尚 還付金は相続税の対象と成ります。

 

   今回は以上です。

ご遺族の年金受給

 今回はご遺族の年金受給に付いて書かせて頂きました。

 

 国民年金の被保険者は65才より老齢基礎年金の給付が受けられます。故人さまがこれに該当される場合は ご遺族は遺族基礎年金を受ける事が出来ます。受給出来る方は 故人さまによって生計を維持されていた お子様を持つ妻か、妻が居られない場合は 満18才未満のお子様です(一定障害を持つ場合は20才未満)。手続きは市区町村役所の国民年金窓口で行います。厚生年金に加入されていた方は老齢基礎年金の受給と同時期に老齢厚生年金が支給されます。故人さまがこれを受けていた場合、ご遺族は 遺族厚生年金を受ける事が出来ます。又 条件を満たせば遺族基礎年金も合わせて受ける事が出来ます。


 老齢厚生年金を受給していた夫が亡くなった時 その妻が40才以上、60才未満の場合は 65才未満まで中高齢寡婦加算を受ける事が出来ます。65才以降は経過的寡婦加算が支給されます。


 亡くなられたご主人が厚生年金に加入していて 奥様も厚生年金に加入していた場合は下記の二つの内どちらかを選んで受取ります。

 1 夫の遺族厚生年金+中高齢寡婦加算。

 2 御自身の特別支給の老齢厚生年金。

 *特別支給の老齢厚生年金の支給開始時期と支給額は生年月日、収入、加入期間により異なりますので 年金事務所へお問合せ下さい。


   今回は以上です。

国民年金・厚生年金の手続き

 今回は国民年金保険・厚生年金保険の手続きについて書かせて頂きました。

 

 国民年金や厚生年金から給付を受けていた方が亡くなられた場合は 受給を停止する手続きを 国民年金の場合は死後14日以内に、厚生年金の場合は10日以内に行わなければ成りません。手続きをしないで置くと年金は支払われ続け、年金基金が故人さまの死亡を確認した時点で全額の一括返済をしなければ成りません。手続きは 厚生年金保険の年金や 国民年金の老齢基礎年金の場合は年金事務所 又は年金相談センターで行います。それ以外の遺族基礎年金や 障害基礎年金を受けていた場合は市区町村役所の国民年金担当窓口で行います。手続きに必要な書類は年金証書、死亡診断書の写しか戸籍抄本、そして年金受給権者死亡届です。

 

 年金は2ヶ月毎に支給されますので 故人さまへ前回支給されてから亡くなるまでの間が未払いとなる事が有ります。受給停止の手続きをされる際に確認をして頂き、未払い金の受取り手続きも併せて行います。未支給年金を請求出来る方の範囲と優先順位は 故人さまと生計を共にしていた 配偶者、子、父母、祖父母の順となります。必要な書類は年金証書、請求者の戸籍謄本、請求者が故人さまと生計を共にしていた事を示す書類、そして窓口で記入する 未支給年金・保険給付申請書です。届け出先は受給停止手続きの窓口と同じです。

 

 年金加入者が亡くなられた場合 ご遺族に一時金や 遺族年金が支給されます。どの様な支給が受けられるかは 故人さまの加入していた年金の種類、ご遺族が誰であるか、ご遺族の年齢により異なりますので 窓口での確認をし 必要な手続きをされる様お薦め致します。

 

   今回は以上です。

生命保険の手続き

 今回は生命保険の手続きに付いて書かせて頂きました。

 

 生命保険には 生命保険会社の生命保険、郵政民営化前の簡易生命保険、勤務先の団体生命保険等が有ります。故人さまがどの様な保険に加入されていたか、その受取人は誰になって居るかご確認下さい。個人で加入している保険は受取人が請求しませんと支払いは行われません。請求は法律上 死後二年以内となって居ります。但し 受取人が故人さま本人、或いは指定されていない場合 保険金は相続財産となり 相続が正式に決まるまでは請求が出来ません。又 勤務先の団体生命保険の場合 受取人が勤務先の会社となっている事も多々御座いますので 勤務先の担当者にご確認下さい。


 死亡保険金の受取りは ご葬儀が一段落した後 生命保険会社、あるいは かんぽ生命保険・郵便局ヘ 被保険者名、死亡日、証券番号を伝えると 請求に必要な書類の一覧と請求書類が送られて来ますので、請求書類に必要事項を記入し 必要な書類を添付して請求を行います。生命保険の契約には死亡保険金の他に 入院給付金、医療給付金等の特約事項を付けている事も有りますので 確認のうえ該当する場合は併せて請求します。


 故人さまが住宅ローンの契約者の場合 一般的には団体信用生命保険に契約します。これは契約者がローン返済中に死亡した場合 ローン残金相当額が保険会社より金融機関ヘ支払われるという契約です。葬儀の後 ご確認の上 借入先の金融機関に手続きを申し出て下さい。この場合 住宅ローンは故人さまのご逝去と同時に完済されますので 故人さまの債務には成りません。又 相続税の債務控除対象にも成りません。


 生命保険の死亡保険金には 相続税、所得税、贈与税がかかることが有ります。相続税は死亡した被保険者(故人)と保険料の支払者が同一人の場合です。所得税は保険料の支払者と保険金受取人が同一人の場合です。贈与税は保険料の支払者、被保険者、受取人が全て異なる場合です。又 受取人が相続人の場合は相続税の非課税の適用が有りますのでご注意下さい。


   今回は以上です。

健康保険の手続き

 今回は故人さまが加入していた健康保険の手続きに付いて書かせて頂きました。

 

 故人さまが 健康保険、或いは国民健康保険にご加入されていた場合 保険証は速やかに返却しなければ成りません。そして 返却と共に 埋葬料、又は葬祭費を請求する事が出来ます。

 

 故人さまが 健康保険の被保険者の場合 埋葬料が支給されます。受けられる方は故人さまにより生計を維持していたご遺族で、実際に葬儀を執り行った方(喪主)となります。故人さまが被扶養者の場合は 被保険者へ家族埋葬料が支給されます。支給金額はいずれの場合も五万円です。

埋葬料の支給は申告制ですので 申請しなければ支給を受ける事は出来ません。申請期間は死亡した日より2年間です。2年を過ぎますと権利は失効します。申請先は勤務先が加盟する健康保険組合ですが、勤務先が代行申請する場合も有りますので、申請先、要提出資料は勤務先にお問い合せ下さい。尚 故人さまの被保険者資格が失われていても 3ヶ月以内の死亡であれば請求は可能です。健康保険の加入者であった故人さまに身寄りが無く 友人・知人が葬儀費用を負担した場合は 費用を負担した人へ埋葬費が支払われます。支給金額は五万円を上限とした費用実費です。領収証により申請をします。

 

 故人さまが国民健康保険に加入していた場合や 被扶養者の場合は葬祭費が支給されます。受取りは喪主、又はそれに準ずる方が出来ます。支給金額は市区町村により違いますが3万円から7万円の間です。東京23区は7万円、横浜市は5万円です。この支給も申告制です 2年以内に市区町村役所へ申請して下さい。

横浜に於ける申請には葬祭費支給申請書(役所で入手)、国民健康保険証、葬儀社の領収証又は請求書、印鑑、給付金振込の金融機関の口座番号が必要です。

 

   今回は以上です。

葬儀後の手続き(世帯主)

 今回はご葬儀が終りました後、世帯主さまが亡くなられた際の必要な手続きについて書かせて頂きました。

 

 世帯主さまが亡くなられましたら 世帯主の変更、住居の賃貸契約の名義変更、公共料金の契約者の名義変更、電話加入権の名義変更、自動振替口座の変更等を速やかに行わなければ成りません。

 

 まず 世帯主の変更ですが 新たにその家の生計を維持する方が世帯主となります。居住されている市区町村役所へ世帯主変更届を提出します。提出は世帯主さまが亡くなられた日から14日以内に 新しい世帯主、又は世帯員(ご家族)が行います。代理人による提出も認められております。届け出には 印鑑、本人確認の為の資料(運転免許証、パスポート、住民基本台帳カード写真付き)が 必要です。代理人の場合はさらに委任状が必要と成ります。但し 残された世帯員が一名の場合や、母親と幼児の様に 新世帯主が明確場合は 自動的に世帯主が変更されますので届け出の必要は有りません。

 

 次に賃貸契約の名義変更ですが 故人さまが住居の賃貸契約をしていて ご遺族が引継ぐ場合は 名義変更をします。公団や公営住宅の場合は夫々に規定が御座いますので 早い機会に問合せ 必要書類を揃えて手続きします。民間の場合は改めて契約書を作る必要は有りません。同居の家族は賃貸契約の継承権が自動的に認められますので、家主或いは地主に連絡をし名義変更を依頼します。承諾されなくても問題は有りません。

 

 公共料金の契約者の名義変更は 直接出向く必要は有りません。なるべく早く 所轄の営業所へ電話で連絡します。電話する際 毎月の料金の通知書等に記載されているお客様番号が有りますと手続きを簡単に済ませる事が出来ます。

 

 電話加入権の名義変更ですが ご遺族が引継ぐ場合は所轄のNTT営業所へ届け出ます。届け出には故人さまの戸籍謄本(除籍)、承継者の戸籍抄本、承継者の印鑑が必要です。相続財産は遺産相続が決まるまで名義変更出来ませんが、電話加入権のみ変更が可能となって居ります。尚 名義人 死亡の場合の名義変更には手数料は掛りません。

 

 自動振替口座の変更ですが 故人さま名義の銀行預金、郵便貯金は 死亡された時点で相続遺産となります。金融機関は名義人の死亡を知った時点で口座を凍結する義務が有ります。ご遺族様であっても遺産相続が正式に決定するまでは入出金することは出来ません。同時に公共料金等の引き落しも停止されますので、名義人変更手続きと同時に引き落し口座の変更も手続きされると良いでしょう。通常 引き落とし口座の変更には一ヶ月程度 必要としますので その間の未引き落し金は個別に支払う必要が有ります。

 

   今回は以上です。 

お墓参り

 今回はお墓参りに付いて書かせて頂きました。

 

 お墓参りは 本来 故人さまにご報告が有りましたら何時でも行って頂いて良い事ですが 仏式の場合 お彼岸、お盆、及び 故人さまの命日に行います。

彼岸とは 迷いや苦悩に満ちた この世(此岸)に対して 悟りの世界、浄土を指します。彼岸に往かれた故人さまを慰める為 彼岸会を春分の日、秋分の日を中日とした七日の間に仏事を墓前で行います。これは日本独自の仏教行事で 先祖を敬い、故人を偲んで 一家揃ってお墓参りをする家族行事の日です。 

お盆は 祖霊を死後の苦しみから救済するための仏事として行われます。旧暦の七月十五日を中心に 祖先の霊を家に迎えます。13日に迎え火を焚き、16日に送り火を焚いて送り出します。

命日は 故人さま亡くなられた当月当日である祥月命日と 亡くなられた日に当る毎月一回の月忌が有ります。月忌はご仏壇にお花を供える良いと思いますが、一周忌以降の一、三、七、十三、十七、二十三、二十五、二十七、三十三周忌には法要を営みます。特に 一、三、十三、十七、三十三周忌には 墓前で法要を行いたいものです。

 

 お墓参りには 数珠、供花、供え物、ローソク、マッチ、線香、掃除道具、手袋、ゴミ袋、植物用ハサミ、手桶、柄杓、タオルを用意します。通常 寺院や霊苑の場合 掃除道具、手桶、柄杓は備え付けの物が有ります。

まず墓地に着きましたら 寺院の場合はお寺様、霊苑の場合は管理事務所に挨拶します。最初に墓地の木や草を刈込み、古い卒塔婆をかたずけて、墓地を清掃します。そして墓石の汚れを落としてきれいにします。お墓がきれいに成りましたら お花とお供え物をお供えします。ローソクに火を付けて線香に火を移し、お参りする方々で分け それぞれお参りします。お参りは 柄杓で水をお墓にかけ、線香を上げて、合唱礼拝します。このときお墓を見下ろしてはなりません、見上げる形で礼拝します。また 墓石へのかけ水は 墓石を浄める意味と故人様に施す食べ物の意味が有ります。

 

 尚 お墓参りには 大安、仏滅などの縁起は関係しません、何時でもご都合の良い日にお出かけ下さい。

 

   今回は以上です。

霊祭(神道)

 今回は神道に於ける霊祭について書かせて頂きました。

 

 神道の霊祭とは 仏教に於ける法要に当ります。特定の日を定めて執り行います、これを斎日(イミビ)と言います。霊祭はご葬儀と同様に神社では行わず、ご自宅、墓前、又は斎場で行われます。忌明けとなる五十日祭と、式年祭には親族、友人・知人をお招きして、おもてなししますが それ以外の霊祭はご遺族だけで執り行いうのが一般的です。

 

 葬儀の翌日に”翌日祭”が有ります。翌日祭は葬儀が無事に終わりましたと奏告する霊祭ですが 最近はあまり行われなくなりました。その後は故人様の帰幽後 十日毎に行う 十日祭、二十日祭、三十日祭、四十日祭、五十日祭が御座います。現在では二十日祭と四十日祭は省略され、十日祭と三十日祭は必ず執り行います。五十日祭は忌明けにあたり 親族、友人・知人、関係者をお招きして盛大に霊祭を執り行い、のちに酒食でおもてなしします。五十日祭の翌日に ”清祓の儀”を行い 神棚、御霊舎の白紙を外し、平常の生活に戻ります。その後 合祀祭を行って 故人様の霊璽を御霊舎へ御移しして ご先祖の霊の中にお祀りします。現在では 五十日祭、清祓の儀、合祀祭は同じ日に併せて行われる様になって居ります。


 五十日祭の次に百日祭が有りますが どちらかを行う事が多くなりました。その後は 式年祭として 一年祭、三年祭、五年祭、十年祭、二十年祭、三十年祭、四十年祭、五十年祭、百年祭と有りますが 一般的には二十年祭までの様です。式年祭はご自宅、斎場等で神官のご指導の下 ご親族、友人・知人をお招きして執り行います。終わりましたら”直会”(ナオカイ)と呼ばれる宴席を設けておもてなしします。


 霊祭での服装は三年祭までは正式の喪服、以後は略式となります。参列者は略式喪装か 地味な平服です。玉串奉尊の際の拍手は一年祭までは”しのび手”とします。御玉串料は葬儀の際の三割から五割が目安と成ります。


   今回は以上です。

法要

 今回は葬儀が終りましてから後の法要に付いて書かせて頂きました。

 

 法要とは 当初 仏教に於いて釈迦の教え(仏法)を学ぶ事を意味して居りましたが、その後 儀式祭礼などの仏教行事一般を指す様に成り、現在の社会の中では 死者の冥福を祈り、その霊を慰める儀式であります 追善供養の事を指すように成りました。法事、仏事とも言います。また お寺の創立記念、新しい御堂の完成記念、新しく作られた仏像の開眼記念、などの慶事も法要に含まれて居ります。

 

 仏教では 人は亡くなられましてから七週間(7X7=49日)は中陰といい 現世と冥土の間をさまよっているとされております。この間 ご遺族の方々は 故人様の霊が無事に極楽浄土へ着き成仏出来る様 七日毎に ご供養をします。初七日と四十九日の法要は重要ですので近親者、友人・知人をお招きして執り行います。ただし 初七日法要はご火葬後のご遺骨迎えと併せて執り行い、七日毎の法要、と百ヶ日の法要は内々で行うのが一般的です。中陰の間を忌中(キチュウ)と言います、従い四十九日の法要は忌明けの法要となります。そして 忌明けより一周忌の法要までが喪中(モチュウ)となります。なお 葬儀後の法要は以下の通りです;

 初七日(ショナヌカ、死後7日目)、二七日(フタナヌカ、死後14日目)、三七日(ミナヌカ、死後21日目)、四七日(ヨナヌカ、死後28日目)、五七日(イツナヌカ、死後35日目)、六七日(ムナヌカ、死後42日目)、七七日(ナナナヌカ、死後四十九日、忌明け法要、満中陰)、百ヶ日(死後100日目)、一周忌(死後一年目)、三回忌(死後二年目)、七回忌(死後6年目)、十三回忌(死後12年目)、十七回忌(死後16年目)、二十三回忌(死後22年目)、

二十七回忌(死後26年目)、三十三回忌(死後32年目、五十回忌(死後49年目)、百回忌(死後99年目)。

 

 以上の他に 亡くなられた同月同日を祥月命日(ショウツキメイニチ)といい、毎月の同日を月忌(ガツキ)といってお墓参りを致します。一般的には三十三回忌を弔い上げとして 故人様の霊は先祖様の一人となり 法要を終了致します。

 

  今回は以上です。

墓石

 今回は墓石に付いて書かせて頂きます。

 

 墓石とは お墓を現す為に建立する石材の碑です。墓碑とも言います。墓石の形には和型、洋型、デザイン墓等が有ります。使用する石は一般的に白御影石や 黒御影石が使われます。


和型; 基本形は台石を二つ重ね、その上に細長い石を乗せた 三段墓で背が高い形と成ります。

  ・ 仏式; 日本の墓地で多く見られる形です、石柱が三段 積み重なる形で 和型三段墓と呼ばれて居ります。一番上に立つ石を仏石と呼び、その下の台石は天地人を表すとされて居ります。この形の墓石は 仏舎利塔、或いは五輪塔を簡略化したもと言われて居ります。この墓石形態は江戸時代に作られました。
  ・ 神式; 神道では死は穢れとされて居りますので 神社の敷地内に墓地は有りませんが、明治時代の神仏分離政策と公営墓地の急増により 神道の墓が建てられる様に成りました。神式の墓石は”奥津城”と呼ばれる 神道式三段墓で 和式三段墓とほぼ同じ形です。

 洋式; 基本形は台石の上に横長の石を乗せる形で背は低く 横長と成ります。

 デザイン墓; 従来の形式や 固定観念に囚われず 故人さまへの想い入れ表したお墓です。又 故人さまが生前にデザインされたお墓なども御座います。


 墓石をお建てに成る場合 寺院墓地、私営墓地では通常 石材店が指定されて居り 建立に当たりましては指定石材店とのお話合いと成ります。又 その逆に 石材店をお選び頂いてから墓地を決めるという方法も御座います。墓地の広さ、墓石の大きさ形状に付きましては霊苑ごとに規定が御座いますので、ご希望のデザインをお持ちの場合は注意が必要と成ります。


 ご不幸が有りましてから新規にお墓を建てる場合は 百ヶ日、一周忌、三回忌などを目安に建立します。墓地、石材店が決まりましてから お墓が完成するまでには通常 2−3ヶ月の時間が必要と成ります。77日の忌法要が終りましたが墓石がまだ完成していない場合は納骨だけを済ませ 墓石完成までの間 白木の墓標を建ておきます。又 墓地が決まらない場合は 横浜市が無償で ご遺骨を預かる事も可能です。その際は居住される区役所にお問合せ下さい。


  今回は以上です。  

墓地

 今回は墓地について書かせて頂きます。

 

 墓地とは 亡くなった方のご遺体、或いはご遺骨が永遠の眠りに就く為、埋葬される場所をさします。以前は所有する土地の片隅、或いは共同墓地に埋葬されて居りましたが 現在では”墓地、埋葬等に関する法律”により定められた場所にのみ 埋葬する事が可能と成りました。墓地はその経営形態から分けると下記の三っと成ります;

 1 寺院墓地

    宗教法人である寺院が所有する土地の中に設けられた墓地で、寺院の境内に設けられた墓地と、寺院から離れた場所に造成された公園形式の墓地とがあります。いずれの場合も管理、運営は寺院が行います。又原則としては 檀家にならないと利用出来ない墓地ですが、最近は宗旨、宗派を問わずに利用出来る寺院墓地も多くなりました。

 2 公営墓地(霊苑)

    都道府県、市区町村等の地方自治体が管理、運営する墓地です。宗旨、宗派に係わり無く利用する事が可能です。利用料金は他に比べ格安と成りますが数に限りが有るため 年に一度の増設を待たねばならない場合が御座います。

 3 民営墓地(霊苑)

    公益法人や宗教法人が開発、管理、運営する墓地です。一般的に規模も大きく、法要の為の設備や広場、花壇等 施設は整って居ります。宗旨、宗派を問わない処が多く、墓地の区画も各種の広さを用意して居ります。

 

 尚 墓地の購入は 宅地の購入とは異なり、墓地の所有権を得るのでは無く 永代使用権を手に入れる事となります。墓地の購入の際に支払う代金は墓地の永代使用料となります。この永代使用権は子孫への相続が法律上も認められております。但し 第三者への転売、墓地以外の目的での使用は認められて居りません。又 墓地の使用に当りましては管理料の支払いが必要です。永代使用に関する利用規定はその霊苑ごと違いますので ご購入の前に良く確認される事をお薦めします。

 

   今回は以上です。

御霊舎

 今回は神道に於ける御霊舎(ミタマヤ)に付いて書かせて頂きました。

 

 神道に於きましては神棚は神をお祀りする為に設け、ご先祖をお祀りする為には御霊舎(祖霊舎とも言う)を別に設けなければ成りません。御霊舎にお祀りする 故人様の霊は祖霊に加わって一家の守護神となり、子孫を護るとされて居ります。ご家族に万一のご不幸が有り、故人様の霊璽(レイジ、仏教のご位牌に相当)をお祀りする為には御霊舎を新たに設ける必要が御座います。御霊舎は五十日祭までに用意します。 御霊舎にはまず ご神鏡を納めます。 ご神鏡には諸説有りますが 鏡は太陽の光を反射する様に、神の光を映すものである とする説が一般的です。 鏡の他に必要な神具としては 水器、土器(洗米、塩を供える為に使用)、榊立て一対、お神酒徳利一対、灯明具一式などが有ります。 そして 御霊舎は 神棚より低い位置に設けなければ成りません。

五十日祭の忌明けに行う祭儀の合祀祭の中で霊璽を御霊舎ヘお移しして拝礼します。

 

 神棚、御霊舎の拝礼の作法と致しましては;

 1 顔、手を清め 口をすすぎます。

 2 神饌(シンセン)を供えます。神饌とは洗米、水、塩の三品です。

 3 軽くお辞儀をしてから 二回深く拝礼します。

 4 祓詞(ハラエコトバ)を奏上し、神棚拝詞、祖霊拝詞、心の中をそのまま祈念します。

 5 最後に二礼二拍手一礼をし、軽く頭を下げて終わります。

尚 祓詞、神棚拝詞、祖霊拝詞を行わない場合は二礼二拍手一礼だけで構いません。

 

   今回は以上です。

仏壇

 今回は仏壇に付いて書かせて頂きました。

 

 ご仏壇とは 一般家屋の中に常設された仏教の礼拝施設で御座います。先祖や父祖をお祀りする場と考えがちですが、本来 仏壇の中心にはご本尊が安置されます。ご本尊は 仏教 各宗派の根本的な考えを表したものであり、立像、坐像、掛け軸、絵像、名号等 宗派により異なります。そして ご本尊の両側には両脇仏が飾られます。ご本尊、両脇仏 ともに宗派により決まりが御座いますので 御購入の際は事前に菩提寺様と確認を頂く事をお薦めします。ご仏壇に父祖のご位牌をお祀りするのは 亡くなった方は全て成仏するとの仏教の教えによります。尚 浄土真宗ではご位牌は用いず 過去帳 或いは法名軸を用います。

 

 ご仏壇は三段に分かれており 最上段は 須弥壇(シュミダン)とよばれ 聖域を意味します。この須弥壇ヘ ご本尊、両脇仏を安置します。中段へは茶湯器、仏飯器、高坏(半紙を敷いて菓子や果物等の供え物を盛る)をお供えします。そして 下段へはご位牌を安置し 仏具を配置します。仏具は燭台、香炉、花立て、線香立て、鈴(リン)、鈴台、鈴棒などが一般的です。香炉、花立て、燭台は三具足(ミツグソク)といって宗派を問わず、仏具として欠かせないものです。法事等の正式な儀式を行う場合は 花立て、燭台を一対にして五具足とします。


 お香には線香と抹香が有ります。お香を焚く意味は 仏様への御馳走と、礼拝する者の身を清める意味が有ると言われて居ります。お花は 仏様の慈悲心を表していると言われて居ります。灯明(ロウソクの火)は 仏の知恵を表す光明にあたり、心の闇に仏の知恵である光がさしこむ事により悟りを開き、暗闇を取り除く意味が有ります。


  今回は以上です。

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