葬儀後の手続き(世帯主)

 今回はご葬儀が終りました後、世帯主さまが亡くなられた際の必要な手続きについて書かせて頂きました。

 

 世帯主さまが亡くなられましたら 世帯主の変更、住居の賃貸契約の名義変更、公共料金の契約者の名義変更、電話加入権の名義変更、自動振替口座の変更等を速やかに行わなければ成りません。

 

 まず 世帯主の変更ですが 新たにその家の生計を維持する方が世帯主となります。居住されている市区町村役所へ世帯主変更届を提出します。提出は世帯主さまが亡くなられた日から14日以内に 新しい世帯主、又は世帯員(ご家族)が行います。代理人による提出も認められております。届け出には 印鑑、本人確認の為の資料(運転免許証、パスポート、住民基本台帳カード写真付き)が 必要です。代理人の場合はさらに委任状が必要と成ります。但し 残された世帯員が一名の場合や、母親と幼児の様に 新世帯主が明確場合は 自動的に世帯主が変更されますので届け出の必要は有りません。

 

 次に賃貸契約の名義変更ですが 故人さまが住居の賃貸契約をしていて ご遺族が引継ぐ場合は 名義変更をします。公団や公営住宅の場合は夫々に規定が御座いますので 早い機会に問合せ 必要書類を揃えて手続きします。民間の場合は改めて契約書を作る必要は有りません。同居の家族は賃貸契約の継承権が自動的に認められますので、家主或いは地主に連絡をし名義変更を依頼します。承諾されなくても問題は有りません。

 

 公共料金の契約者の名義変更は 直接出向く必要は有りません。なるべく早く 所轄の営業所へ電話で連絡します。電話する際 毎月の料金の通知書等に記載されているお客様番号が有りますと手続きを簡単に済ませる事が出来ます。

 

 電話加入権の名義変更ですが ご遺族が引継ぐ場合は所轄のNTT営業所へ届け出ます。届け出には故人さまの戸籍謄本(除籍)、承継者の戸籍抄本、承継者の印鑑が必要です。相続財産は遺産相続が決まるまで名義変更出来ませんが、電話加入権のみ変更が可能となって居ります。尚 名義人 死亡の場合の名義変更には手数料は掛りません。

 

 自動振替口座の変更ですが 故人さま名義の銀行預金、郵便貯金は 死亡された時点で相続遺産となります。金融機関は名義人の死亡を知った時点で口座を凍結する義務が有ります。ご遺族様であっても遺産相続が正式に決定するまでは入出金することは出来ません。同時に公共料金等の引き落しも停止されますので、名義人変更手続きと同時に引き落し口座の変更も手続きされると良いでしょう。通常 引き落とし口座の変更には一ヶ月程度 必要としますので その間の未引き落し金は個別に支払う必要が有ります。

 

   今回は以上です。 

お墓参り

 今回はお墓参りに付いて書かせて頂きました。

 

 お墓参りは 本来 故人さまにご報告が有りましたら何時でも行って頂いて良い事ですが 仏式の場合 お彼岸、お盆、及び 故人さまの命日に行います。

彼岸とは 迷いや苦悩に満ちた この世(此岸)に対して 悟りの世界、浄土を指します。彼岸に往かれた故人さまを慰める為 彼岸会を春分の日、秋分の日を中日とした七日の間に仏事を墓前で行います。これは日本独自の仏教行事で 先祖を敬い、故人を偲んで 一家揃ってお墓参りをする家族行事の日です。 

お盆は 祖霊を死後の苦しみから救済するための仏事として行われます。旧暦の七月十五日を中心に 祖先の霊を家に迎えます。13日に迎え火を焚き、16日に送り火を焚いて送り出します。

命日は 故人さま亡くなられた当月当日である祥月命日と 亡くなられた日に当る毎月一回の月忌が有ります。月忌はご仏壇にお花を供える良いと思いますが、一周忌以降の一、三、七、十三、十七、二十三、二十五、二十七、三十三周忌には法要を営みます。特に 一、三、十三、十七、三十三周忌には 墓前で法要を行いたいものです。

 

 お墓参りには 数珠、供花、供え物、ローソク、マッチ、線香、掃除道具、手袋、ゴミ袋、植物用ハサミ、手桶、柄杓、タオルを用意します。通常 寺院や霊苑の場合 掃除道具、手桶、柄杓は備え付けの物が有ります。

まず墓地に着きましたら 寺院の場合はお寺様、霊苑の場合は管理事務所に挨拶します。最初に墓地の木や草を刈込み、古い卒塔婆をかたずけて、墓地を清掃します。そして墓石の汚れを落としてきれいにします。お墓がきれいに成りましたら お花とお供え物をお供えします。ローソクに火を付けて線香に火を移し、お参りする方々で分け それぞれお参りします。お参りは 柄杓で水をお墓にかけ、線香を上げて、合唱礼拝します。このときお墓を見下ろしてはなりません、見上げる形で礼拝します。また 墓石へのかけ水は 墓石を浄める意味と故人様に施す食べ物の意味が有ります。

 

 尚 お墓参りには 大安、仏滅などの縁起は関係しません、何時でもご都合の良い日にお出かけ下さい。

 

   今回は以上です。

霊祭(神道)

 今回は神道に於ける霊祭について書かせて頂きました。

 

 神道の霊祭とは 仏教に於ける法要に当ります。特定の日を定めて執り行います、これを斎日(イミビ)と言います。霊祭はご葬儀と同様に神社では行わず、ご自宅、墓前、又は斎場で行われます。忌明けとなる五十日祭と、式年祭には親族、友人・知人をお招きして、おもてなししますが それ以外の霊祭はご遺族だけで執り行いうのが一般的です。

 

 葬儀の翌日に”翌日祭”が有ります。翌日祭は葬儀が無事に終わりましたと奏告する霊祭ですが 最近はあまり行われなくなりました。その後は故人様の帰幽後 十日毎に行う 十日祭、二十日祭、三十日祭、四十日祭、五十日祭が御座います。現在では二十日祭と四十日祭は省略され、十日祭と三十日祭は必ず執り行います。五十日祭は忌明けにあたり 親族、友人・知人、関係者をお招きして盛大に霊祭を執り行い、のちに酒食でおもてなしします。五十日祭の翌日に ”清祓の儀”を行い 神棚、御霊舎の白紙を外し、平常の生活に戻ります。その後 合祀祭を行って 故人様の霊璽を御霊舎へ御移しして ご先祖の霊の中にお祀りします。現在では 五十日祭、清祓の儀、合祀祭は同じ日に併せて行われる様になって居ります。


 五十日祭の次に百日祭が有りますが どちらかを行う事が多くなりました。その後は 式年祭として 一年祭、三年祭、五年祭、十年祭、二十年祭、三十年祭、四十年祭、五十年祭、百年祭と有りますが 一般的には二十年祭までの様です。式年祭はご自宅、斎場等で神官のご指導の下 ご親族、友人・知人をお招きして執り行います。終わりましたら”直会”(ナオカイ)と呼ばれる宴席を設けておもてなしします。


 霊祭での服装は三年祭までは正式の喪服、以後は略式となります。参列者は略式喪装か 地味な平服です。玉串奉尊の際の拍手は一年祭までは”しのび手”とします。御玉串料は葬儀の際の三割から五割が目安と成ります。


   今回は以上です。

法要

 今回は葬儀が終りましてから後の法要に付いて書かせて頂きました。

 

 法要とは 当初 仏教に於いて釈迦の教え(仏法)を学ぶ事を意味して居りましたが、その後 儀式祭礼などの仏教行事一般を指す様に成り、現在の社会の中では 死者の冥福を祈り、その霊を慰める儀式であります 追善供養の事を指すように成りました。法事、仏事とも言います。また お寺の創立記念、新しい御堂の完成記念、新しく作られた仏像の開眼記念、などの慶事も法要に含まれて居ります。

 

 仏教では 人は亡くなられましてから七週間(7X7=49日)は中陰といい 現世と冥土の間をさまよっているとされております。この間 ご遺族の方々は 故人様の霊が無事に極楽浄土へ着き成仏出来る様 七日毎に ご供養をします。初七日と四十九日の法要は重要ですので近親者、友人・知人をお招きして執り行います。ただし 初七日法要はご火葬後のご遺骨迎えと併せて執り行い、七日毎の法要、と百ヶ日の法要は内々で行うのが一般的です。中陰の間を忌中(キチュウ)と言います、従い四十九日の法要は忌明けの法要となります。そして 忌明けより一周忌の法要までが喪中(モチュウ)となります。なお 葬儀後の法要は以下の通りです;

 初七日(ショナヌカ、死後7日目)、二七日(フタナヌカ、死後14日目)、三七日(ミナヌカ、死後21日目)、四七日(ヨナヌカ、死後28日目)、五七日(イツナヌカ、死後35日目)、六七日(ムナヌカ、死後42日目)、七七日(ナナナヌカ、死後四十九日、忌明け法要、満中陰)、百ヶ日(死後100日目)、一周忌(死後一年目)、三回忌(死後二年目)、七回忌(死後6年目)、十三回忌(死後12年目)、十七回忌(死後16年目)、二十三回忌(死後22年目)、

二十七回忌(死後26年目)、三十三回忌(死後32年目、五十回忌(死後49年目)、百回忌(死後99年目)。

 

 以上の他に 亡くなられた同月同日を祥月命日(ショウツキメイニチ)といい、毎月の同日を月忌(ガツキ)といってお墓参りを致します。一般的には三十三回忌を弔い上げとして 故人様の霊は先祖様の一人となり 法要を終了致します。

 

  今回は以上です。

墓石

 今回は墓石に付いて書かせて頂きます。

 

 墓石とは お墓を現す為に建立する石材の碑です。墓碑とも言います。墓石の形には和型、洋型、デザイン墓等が有ります。使用する石は一般的に白御影石や 黒御影石が使われます。


和型; 基本形は台石を二つ重ね、その上に細長い石を乗せた 三段墓で背が高い形と成ります。

  ・ 仏式; 日本の墓地で多く見られる形です、石柱が三段 積み重なる形で 和型三段墓と呼ばれて居ります。一番上に立つ石を仏石と呼び、その下の台石は天地人を表すとされて居ります。この形の墓石は 仏舎利塔、或いは五輪塔を簡略化したもと言われて居ります。この墓石形態は江戸時代に作られました。
  ・ 神式; 神道では死は穢れとされて居りますので 神社の敷地内に墓地は有りませんが、明治時代の神仏分離政策と公営墓地の急増により 神道の墓が建てられる様に成りました。神式の墓石は”奥津城”と呼ばれる 神道式三段墓で 和式三段墓とほぼ同じ形です。

 洋式; 基本形は台石の上に横長の石を乗せる形で背は低く 横長と成ります。

 デザイン墓; 従来の形式や 固定観念に囚われず 故人さまへの想い入れ表したお墓です。又 故人さまが生前にデザインされたお墓なども御座います。


 墓石をお建てに成る場合 寺院墓地、私営墓地では通常 石材店が指定されて居り 建立に当たりましては指定石材店とのお話合いと成ります。又 その逆に 石材店をお選び頂いてから墓地を決めるという方法も御座います。墓地の広さ、墓石の大きさ形状に付きましては霊苑ごとに規定が御座いますので、ご希望のデザインをお持ちの場合は注意が必要と成ります。


 ご不幸が有りましてから新規にお墓を建てる場合は 百ヶ日、一周忌、三回忌などを目安に建立します。墓地、石材店が決まりましてから お墓が完成するまでには通常 2−3ヶ月の時間が必要と成ります。77日の忌法要が終りましたが墓石がまだ完成していない場合は納骨だけを済ませ 墓石完成までの間 白木の墓標を建ておきます。又 墓地が決まらない場合は 横浜市が無償で ご遺骨を預かる事も可能です。その際は居住される区役所にお問合せ下さい。


  今回は以上です。  

墓地

 今回は墓地について書かせて頂きます。

 

 墓地とは 亡くなった方のご遺体、或いはご遺骨が永遠の眠りに就く為、埋葬される場所をさします。以前は所有する土地の片隅、或いは共同墓地に埋葬されて居りましたが 現在では”墓地、埋葬等に関する法律”により定められた場所にのみ 埋葬する事が可能と成りました。墓地はその経営形態から分けると下記の三っと成ります;

 1 寺院墓地

    宗教法人である寺院が所有する土地の中に設けられた墓地で、寺院の境内に設けられた墓地と、寺院から離れた場所に造成された公園形式の墓地とがあります。いずれの場合も管理、運営は寺院が行います。又原則としては 檀家にならないと利用出来ない墓地ですが、最近は宗旨、宗派を問わずに利用出来る寺院墓地も多くなりました。

 2 公営墓地(霊苑)

    都道府県、市区町村等の地方自治体が管理、運営する墓地です。宗旨、宗派に係わり無く利用する事が可能です。利用料金は他に比べ格安と成りますが数に限りが有るため 年に一度の増設を待たねばならない場合が御座います。

 3 民営墓地(霊苑)

    公益法人や宗教法人が開発、管理、運営する墓地です。一般的に規模も大きく、法要の為の設備や広場、花壇等 施設は整って居ります。宗旨、宗派を問わない処が多く、墓地の区画も各種の広さを用意して居ります。

 

 尚 墓地の購入は 宅地の購入とは異なり、墓地の所有権を得るのでは無く 永代使用権を手に入れる事となります。墓地の購入の際に支払う代金は墓地の永代使用料となります。この永代使用権は子孫への相続が法律上も認められております。但し 第三者への転売、墓地以外の目的での使用は認められて居りません。又 墓地の使用に当りましては管理料の支払いが必要です。永代使用に関する利用規定はその霊苑ごと違いますので ご購入の前に良く確認される事をお薦めします。

 

   今回は以上です。

御霊舎

 今回は神道に於ける御霊舎(ミタマヤ)に付いて書かせて頂きました。

 

 神道に於きましては神棚は神をお祀りする為に設け、ご先祖をお祀りする為には御霊舎(祖霊舎とも言う)を別に設けなければ成りません。御霊舎にお祀りする 故人様の霊は祖霊に加わって一家の守護神となり、子孫を護るとされて居ります。ご家族に万一のご不幸が有り、故人様の霊璽(レイジ、仏教のご位牌に相当)をお祀りする為には御霊舎を新たに設ける必要が御座います。御霊舎は五十日祭までに用意します。 御霊舎にはまず ご神鏡を納めます。 ご神鏡には諸説有りますが 鏡は太陽の光を反射する様に、神の光を映すものである とする説が一般的です。 鏡の他に必要な神具としては 水器、土器(洗米、塩を供える為に使用)、榊立て一対、お神酒徳利一対、灯明具一式などが有ります。 そして 御霊舎は 神棚より低い位置に設けなければ成りません。

五十日祭の忌明けに行う祭儀の合祀祭の中で霊璽を御霊舎ヘお移しして拝礼します。

 

 神棚、御霊舎の拝礼の作法と致しましては;

 1 顔、手を清め 口をすすぎます。

 2 神饌(シンセン)を供えます。神饌とは洗米、水、塩の三品です。

 3 軽くお辞儀をしてから 二回深く拝礼します。

 4 祓詞(ハラエコトバ)を奏上し、神棚拝詞、祖霊拝詞、心の中をそのまま祈念します。

 5 最後に二礼二拍手一礼をし、軽く頭を下げて終わります。

尚 祓詞、神棚拝詞、祖霊拝詞を行わない場合は二礼二拍手一礼だけで構いません。

 

   今回は以上です。

仏壇

 今回は仏壇に付いて書かせて頂きました。

 

 ご仏壇とは 一般家屋の中に常設された仏教の礼拝施設で御座います。先祖や父祖をお祀りする場と考えがちですが、本来 仏壇の中心にはご本尊が安置されます。ご本尊は 仏教 各宗派の根本的な考えを表したものであり、立像、坐像、掛け軸、絵像、名号等 宗派により異なります。そして ご本尊の両側には両脇仏が飾られます。ご本尊、両脇仏 ともに宗派により決まりが御座いますので 御購入の際は事前に菩提寺様と確認を頂く事をお薦めします。ご仏壇に父祖のご位牌をお祀りするのは 亡くなった方は全て成仏するとの仏教の教えによります。尚 浄土真宗ではご位牌は用いず 過去帳 或いは法名軸を用います。

 

 ご仏壇は三段に分かれており 最上段は 須弥壇(シュミダン)とよばれ 聖域を意味します。この須弥壇ヘ ご本尊、両脇仏を安置します。中段へは茶湯器、仏飯器、高坏(半紙を敷いて菓子や果物等の供え物を盛る)をお供えします。そして 下段へはご位牌を安置し 仏具を配置します。仏具は燭台、香炉、花立て、線香立て、鈴(リン)、鈴台、鈴棒などが一般的です。香炉、花立て、燭台は三具足(ミツグソク)といって宗派を問わず、仏具として欠かせないものです。法事等の正式な儀式を行う場合は 花立て、燭台を一対にして五具足とします。


 お香には線香と抹香が有ります。お香を焚く意味は 仏様への御馳走と、礼拝する者の身を清める意味が有ると言われて居ります。お花は 仏様の慈悲心を表していると言われて居ります。灯明(ロウソクの火)は 仏の知恵を表す光明にあたり、心の闇に仏の知恵である光がさしこむ事により悟りを開き、暗闇を取り除く意味が有ります。


  今回は以上です。

忌服、喪中

 今回は喪中の過し方に付いて書かせて頂きました。

 

 仏教、神道では 死は穢れであり その穢れは他の者に移るものとされて居り 故人様の死に携わった方は穢れが消えるまでの間 外部との接蝕を絶たねば成りません。これを喪に服すと言い、その期間を喪中とよびます。喪中の期間は”忌”と”服”に分けられ、両方合わせて 忌服、或いは 服忌の期間とも言います。”忌”は故人様の為に祈りに専念する期間であると共に、死の穢れががまだ身に付いている期間とされ 仏教では四十九日法要まで、神道では五十日祭までとされます。”服”の期間は故人様ヘの哀悼を示す期間はであり一周忌、或いは一回忌までとされて居ります。そして喪に服す方は 配偶者、一親等の家族、二親等の同居家族が一般的です。

 

 喪に服している間は原則としてお祝い事への出席は辞退します。特に忌中は 結婚式、祝賀会、落成式等にご招待された場合でも 先方に忌中をお伝えし出席を控えます。しかしながら 最近では ご不幸の前から予定されて居た慶事では ご先方のご希望に従い出席する事も多く成りました。 喪中に迎えるお正月は 門松、しめ縄、鏡餅等の正月飾りはせず、年末年始の挨拶回り、初詣も控えます。又 喪中は年賀状を出しません、代りに喪中の挨拶状を12月始めには到着する様 出状し欠礼をお詫びします。年末に不幸が有りました場合は松の内が過ぎましてから寒中お見舞いを兼ねて年賀欠礼のお詫び状を出状します。

 

   今回は以上です。

 

納骨

 今回は納骨に付いて書かせて頂きました。

 

 お墓にご遺骨を納めることを納骨と言いますが その時期に決まりは有りません。しかしながら一般的には 仏教では四十九日法要 或いはそれ以前、神道では五十日祭までに、キリスト教では一ヶ月以内にご遺骨を納骨します。但しまだ墓地をお持ちでない場合は一周忌を目途に墓地を用意し納骨します。遅くとも三回忌までには納骨をすませます。ご葬儀の後の法要、納骨に付きましてはご指導頂いた宗教家の方に良く相談してお決め頂く事をお薦めします。

 

 仏教では四十九日の法要により忌明けとなり そのまま納骨をされるケースを多く拝見します。墓地が寺院の場合は本堂で法要を執り行い そののち墓地で納骨となります。霊苑に墓地をお持ちの場合は霊苑内の式場で法要を行い 続いて納骨となります。納骨に当りましては墓石の納骨室を開ける必要が御座います、又 墓石或いは墓誌に彫刻を依頼する必要が有りますので 寺院 指定の石材店、又は 霊苑管理事務所に事前相談が必要です。納骨の際には僧侶にお願いして納骨式を行います。納骨式は あまり大袈裟ににはせず故人様と極親しかった 近親者と友人・知人をお招きして行います。又 浄土真宗以外では納骨式当日 施主様や参列者が供養のために卒塔婆を建てる習慣があります。事前に卒塔婆供養をする方のお名前を確認して僧侶へご連絡をし準備をお願いします。卒塔婆料は寺院により規定が御座いますので確認しておきます。

 

 納骨式の後には僧侶と参列者を会食にお招きします。場所は ご自宅、寺院、レストラン、料亭等を使用します。会食の席では施主様(喪主様)は参列に対するお礼の挨拶をし、お帰りの際は引き物を用意します。

 

 四十九日法要、納骨式に 持参する物は ご遺骨、ご遺影、白木位牌、本位牌、埋葬許可証、そして認め印です。尚 当日の服装は ご遺族の場合 喪服を着用します。

 

  今回は以上です。

香典返し

 今回は香典返しに付いて書かせて頂きます。

 

 香典、供花、供物は 相互扶助の目的を持って贈られますので 本来はお返しの必要は有りません。しかしながら現在はお返しをお送りする事が一般的となって居ります。

 

 お返しは 仏式であれば四十九日法要の忌明けの直後に、神式では五十日祭の忌明けを迎えた直後にお送りします。 キリスト教では元来 香典、香典返しの習慣は有りませんが 現在の日本では仏式、神式にならって 御花料を頂戴する事が有ります。この御花料へのお返しは カトリックの場合は30日目の追悼ミサの直後に、プロテスタントの場合は1ヶ月後に行われる召天記念日の直後にお送りします。

 

 香典返しは 半返しと言われ 頂いた金額の半額でお返しします。但し 頂いた香典が高額の場合は30−40%の金額でお返しを用意致します。又 お返しの品物は 弔事を何時までも残さないとの原則から 以前は後まで残らない物が一般的でした。 しかし現在ではあまり拘らずに多様化して居り お茶、のり、菓子、タオル、毛布、漆器、陶器や 品物を選べるカタログギフト等も良く使われて居ります。

 

 香典返しには 会葬へのお礼と 故人に関する弔事が滞りなく終わり忌明けを迎えたご報告を含めて ご挨拶状を添えてお送りします。ご挨拶状は奉書紙一枚に薄墨でご挨拶をしたため 奉書 一重の封筒に入れるのが一般的です。文例は葬儀社、デパート、専門業者にお問い合せ頂けば幾つかの文例を入手する事が出来ます。

 

  今回は以上です。 

葬儀後の事務処理とご挨拶

 今回は葬儀後の事務処理とご挨拶に付いて書かせて頂きます。

 

 葬儀が終りましたら 事務の引き継ぎ、寺院・神社・教会への謝礼、葬儀社への支払い、挨拶回り等を行わなければ成りません。

1 事務の引継ぎ

  葬儀が終りましたら 世話役やお手伝いの方にお願いしていた葬儀事務の引継ぎを行います。精進落としの後か、遅くとも翌日中には済ませます。

  1) 会葬者名簿(会葬者カード)、弔問客の名刺の受取り。

  2) 香典帳と現金を照合して受取り。

  3) 供物、供花の記録帳の受取り。

  4) 弔辞、弔電の受取り。

  5) 会計の収支記録、請求書、領収書、残金を確認して受取り。

     *葬儀に係る費用は相続税 控除の対象となりますので 領収書は必ず受取ります。

2 寺院、神社、教会への謝礼

  宗教家へのお礼は 葬儀の翌日 遅くとも翌々日には謝礼を持参して挨拶に出向きます。葬儀の謝礼は 最近は規定料金を設けている事も多いので忌憚無くお問合せ頂くのが良いと思います。

  規定料金が有る場合はその規定に従い、無い場合には世話役、或いは葬儀社にご相談の上 ご用意頂くのが良いでしょう。お礼の挨拶には喪主様と世話役代表のお二人で出向きます。その際の服装は喪服か それに順じた地味なものを着用します。

3 葬儀社への支払い

  葬儀が終りましてから2−3日以内に葬儀社より請求書が届きます。料理の追加、会葬御礼品の追加等により事前のお見積よりやや高めに成るのが普通ですが 明細書と見積書を照らし合わせ 良く確認してお支払下さい。尚 前記の理由により領収書は必ず受取って下さい。

4 挨拶回り

  お世話になった方々ヘは初七日までにお礼のご挨拶に出向きます。ご迷惑をかけた隣近所、特にお世話になった方々ヘ菓子折などを持参します。故人様が在職中の場合は職場ヘも挨拶に出向きます。出向く前に総務部門に電話を入れて必要な手続きと準備する物を確認するのが良いでしょう。ご挨拶の際の服装は準喪服か地味な平服を着用します。弔問に来られず 香典、弔電、供花、供物をお送り頂いた方へは お礼状をお送りします。


   今回は以上です。

還骨法要、初七日法要

 今回はご火葬後の還骨法要と初七日の法要に付いて書かせて頂きます。

 

 還骨法要とは ご遺骨がご自宅へ戻られた時に行う法要であり、初七日法要はご逝去から七日目に行う法要です。

 

 収骨が終りましたら ご遺骨、お位牌、ご遺影を持ってご自宅へお帰りになります。ご自宅では 家に入る前に 死の穢れを家に持ち込まない様、水と塩で身を清めます。玄関に水桶に入れた清めの水と小皿に盛った塩を用意し お手伝いの方の助けを借りて清めます。尚 死を穢れと考えない浄土真宗、キリスト教では清めは有りません。 ご自宅に入りましたら仏間に2段の祭壇を設け上段にお位牌を中心にして左右にご遺骨、ご遺影を安置します。下段にはお祈りの為の香炉、ロウソク立て、花立て、リン、お線香、お水を配置します。この祭壇を後飾りと言い四十九日法要の納骨まで故人様の成仏をお祈りする為に使用します。後飾りの前で僧侶による読経、焼香 そしてご遺族による焼香を執り行い 還骨法要が終了します。最近はご火葬後 自宅へ戻らず斎場に戻って初七日法要を行うことが多くなりました、この場合は還骨法要は斎場で初七日法要の前に行われます。尚 後飾りの設営は葬儀社により行われる事が一般的です。

 

 初七日法要は通常 葬儀の3-4日後となります、ご会葬者の便宜を考えると 再度 御足労頂くよりは葬儀と同日に執り行う方が親切かと考えます。初七日法要が終わりますと精進落としの宴を設けます。これは僧侶、世話役など葬儀でお世話になった方々への感謝を示し 喪主側が設ける会食の席です。僧侶、世話役に上座に着いて頂き、友人・知人が続きます、喪主・遺族は末席に着きます。会食に入る前に 喪主様はお世話になったお礼の挨拶をします。

 

   今回は以上です。

 

 

ご火葬

 今回はご火葬に付いて書かせて頂きました。

 

 ご火葬は葬送の一手段としてご遺体を焼却する事です。ご火葬の習慣は 釈迦が火葬された事にちなみ、仏教の伝来とともに日本に伝えられたとされて居ります。

 

 火葬場へはご遺族、あらかじめお願いしてしていた近親者、故人様と特別に親交があった方 が同行します。霊柩車を先頭に喪主様、ご親族、ご友人・知人の順に車を連ねて火葬場へ向かいます。横浜市営斎場をご利用の場合は火葬場は同一敷地内に御座いますのでお車は必要御座いません。

 

 火葬場に到着致しましたらお棺を霊柩車からおろし 火葬炉の前に安置します。炉の前には祭壇用の小机が御座いますので持参のご位牌とご遺影を飾ります。この祭壇の前で”納めの式”を行います。僧侶の読経、焼香につずいて 喪主様、ご遺族、ご親族、ご友人・知人の順に焼香、合掌、拝礼を行います。その後 お棺は火葬炉に入り火葬となります。ご火葬は一時間程かかり、その間 ご遺族は控室で僧侶と同行者をおもてなしします。

 

 ご火葬が済みますとご遺骨をお骨壺にお納めしますが これを収骨(しゅうこつ) あるいは骨揚げ(こつあげ)と言います。ご収骨は火葬炉の前 あるいは収骨室で行われ 2人一組になり竹の箸で 一つの骨をはさみ 骨壺へお納めします。この場合も故人様との関係が深い順、喪主様、ご遺族、ご親族、ご友人・知人の順に収骨します。収骨が終ると係員の手でお骨壺に封がされ 埋葬許可証と共に白木の箱に納め 白布にくるまれてご遺族に手渡されます。この後 喪主様よりご同行の皆様へ感謝の意が表されてご火葬は終了します。

 

 火葬場でお手伝い頂く係員へ火葬の前に お心付けを渡します。但し横浜市営の斎場では お心付け不要となって居ります。

 

    今回は以上です

ご出棺

 今回はご出棺に付いて書かせて頂きました。

 

 ご出棺とは 告別式が終りました後、ご遺族様に故人様と最後のお別れをして頂き、ご遺体の入った棺を霊柩車にお乗せして 火葬場へご出発するまでの事を言います。

 

 告別式が終りますと 近親者・ご友人の手をお借りしてお棺を祭壇から下しお棺台に置きます。そしてご葬儀お手伝いの者により祭壇に飾られた生花の花の部分のみを花盆に集めます。用意が出来ましたらお棺の蓋を開けてご遺族・ご親族・ご友人による最後のお別れとなります。お別れの際にお花でご遺体の周りを飾ります。このときご遺体と共に焼く故人様の愛用品、お手紙等も収めます。但しメガネなどののガラス製品や金属はご遺骨を傷付ける恐れが御座いますのでお控え下さい。ガラス製品・金属等はご遺骨と共にお骨壺にお納めして埋葬する事が出来ます。

 

 お別れが終りましたらお棺の蓋を閉めて クギ打ちの儀式と成ります。故人様は初七日の日に三途の川を渡りますが 故人様が無事に三途の川を渡り 浄土へ迷わず辿り着く様にとの願いを込めて、喪主様、ご遺族様、ご親族、ご友人、知人の順に こぶし大の小石で棺の蓋を留めるクギを2回ずつ打ってゆきます。このこぶし大の石は三途の川の川原の石でと言われております。但し 現在のお棺は蓋がきちんと閉る形状になっており、クギ打ちを行う必要は無くなりました。

 

 お棺の蓋が閉められましたら男性 6名―8名様の手を借りて足を先にして霊柩車までお運びします。お運びの際はご位牌、ご遺影、お棺の順で列を組みます。お棺を霊柩車にお納めした後、喪主様、或いは代表者の方によりお礼のご挨拶をします。ご挨拶は

  •  故人と自分との関係。
  •  会葬のお礼。
  •  故人が生前お世話になった事への感謝の気持ち。
  •  これからの遺族への支援のお願い。                                                                                              


ご挨拶の後 ご遺族様一同で深く一礼します。 そして決められた車に乗り火葬場へ出発となります。
  今回は以上です               

葬儀・告別式の流れ

 今回は葬儀・告別式の流れに付いて書かせて頂きます。

 

 仏教に於ける葬儀式は 死者を仏弟子となるべく発心した者とみなし、戒(戒名)を授け(受戒)、成仏させるための引導を渡す(死者を仏の道ヘ導き入れる)儀式です。告別式は葬儀の後、或いは葬儀の代りに行われる式で 故人様へお別れを告げる と伴に参列者や社会へ故人様の死をご挨拶します。そして葬儀・告別式は 故人様の死を受けとめ、ご遺族様の悲しみを慰める目的も持って居ります。

葬儀・告別式の流れ;

1 参列者 着席

  喪主様、ご遺族、ご親族、世話役、一般会葬者は定刻の10分前までに着席し 僧侶の入場を待ちます。

2 僧侶 入堂

  定刻 世話役は控室に僧侶をお迎えに行き 式場ヘご案内します。僧侶がご入堂するさいは一同 起立し軽く頭を下げてお迎えします。

3 開式の辞

  僧侶がご着席の後 司会者は ”ただいまより 故〇〇〇〇殿の葬儀・告別式を執り行います”と挨拶し葬儀・告別式が始まります。

4 読経・引導

  読経が始ります。時間は宗派により異なりますが約30分前後です。

5 弔辞の拝受、弔電の拝読

  司会者の紹介により 弔辞をお願いした方々に弔辞を捧げて頂きます。

  弔辞拝受が終わりましたら 弔電を拝読します。弔電は全文を紹介するもの、氏名のみのご紹介、弔電総数の順に拝読します。

6 焼香

  まず 僧侶が焼香をし読経に入ります。読経の内に僧侶より合図が有りましたら 喪主様より席次の順に焼香をします。

以上で葬儀式が終り告別式へと移ります。

7 一般会葬者の焼香

  僧侶読経の内に場内世話役の案内により会葬者様の焼香が順次行われます。

  その際 ご遺族は会葬者に対し 焼香の前後に黙礼をします。

8 僧侶 退堂

  焼香が終りましたら僧侶は退堂されます。世話役は控室にご案内し茶菓でご接待します。

9 閉会の辞

  司会者より閉会の辞が宣べられ告別式は終了し 出棺準備と成ります。

 

    今回は以上です。

葬儀・告別式

 今回は葬儀・告別式に付いて書かせて頂きました。

 

 通夜が明けますと葬儀・告別式となります。葬儀式と告別式は 本来別の意味を持って居ります。葬儀式はご遺族様、ご親族様が故人様を仏の世界へ送り出し、成仏して頂く為の儀式であります。そして告別式は故人様と親交の有った方々が最後のお別れを惜しむために執り行います。従いまして正式には葬儀式後 僧侶は一度退場し 再度入場して告別式を執り行いますが、昨今は葬儀式と告別式を同時に行う方が一般的となって居ります。又 ご親族のご都合も考え初七日も同時に執り行う事が多くなりました。

 

 通夜が一段落致しましたら 喪主様、世話役様、葬儀社は翌日の葬儀式・告別式の式次第に付いて細かい打ち合わせを行います。司会者を決め、弔辞の順番を決め、お願いする方に400字詰め原稿用紙 3枚程度の弔辞を依頼します。ご遺族様は弔電を確認し 披露の順番と内容を決め、氏名・肩書にフリガナをふります。世話役代表と喪主様のご挨拶内容とその場面を決めます。和尚様の出迎え、接待者を決めます。出棺の際に棺を運ぶ方を決めます。そして火葬場に同行する方を決めて その移動手段を用意します。

尚 横浜市営、川崎市営、相模原市営の斎場は火葬場を併設しており大勢の方が移動するにも容易に可能となっておリます。

 

  今回は以上です。次回は葬儀式・告別式の流れに付いて書かせて頂きます。

通夜

 今回は通夜に付いて書かせて頂きます。

 

 ご納棺が終わりましたら お棺を祭壇にお祀りし お通夜の準備が整います。お通夜はお釈迦さまが入滅した日 弟子たちは夜を徹して読経したとの故事に由来します。故人様と縁が深かった方々が夜を通して故人様に付添い、お別れを告げ、御冥福を祈る事が本来の姿です。しかしながら現在では ご会葬者の方も日中に行われる葬儀・告別式より 出席し易いお通夜に弔問される方が多くなり 夜6時から7時頃より始め 2時間程度に時間を区切って行う半通夜が一般的となって居ります。又 斎場によりましては夜間の付添いが出来ない場合も御座います。尚 横浜市営の斎場は夜間付添いは許されて居ります。以下が通夜の流れと成ります;

  • 1 僧侶の到着; 通夜の開始30分前には到着出来る様車を手配します。ご到着されましたら式場内、祭壇を確認して頂き、控室にご案内して茶果でご接待します。並行して通夜の式次第を最終確認します。
  • 2 受付の開始; 通夜開始の30分前には開始します。ご会葬者の数により適時早めます。
  • 3 一同着席;  開始15分前には喪主様、ご遺族、ご親族、世話役代表はご焼香の順に着席して僧侶の入場を待ちます。
  • 4 僧侶入場;  僧侶が入場し祭壇の前に着席します。
  • 5 読経・焼香; 僧侶により読経、焼香が行われます。
  • 6 焼香;     僧侶の案内により喪主様、ご遺族、ご親族、ご会葬者は席の順に焼香をします。
  •            場合により香炉を回して焼香する”回し焼香”を行います。
  • 7 僧侶退席;  焼香の後、法話あるいは説教を頂いて僧侶は退席します。
  • 8 通夜ぶるまい;ご会葬の方々へは焼香が終りましたら順次通夜ぶるまいの席へご案内しお清め頂きます。
  • 9 ご挨拶;    予定の時間が過ぎましたら 喪主様より 通夜がどどこおり無く済んだお礼を述べお開きとさせて頂きます。

 

   今回は以上です。      

ご納棺

 今回はご納棺について書かせて頂きました。

 

 ご自宅にご遺体を安置され その後はお通夜と成りますが、お通夜の祭壇にはご遺体を納棺した上でおまつり致します。ご納棺をするに当たりましては まずご遺体を浄めます。江戸時代にはほとんどの寺院で湯灌場(ユカンバ)を所有し 此処でご遺体を浄めてご納棺しました。現在でも湯灌を執り行うプロの業者が居り委託する事が出来ます。又 先般 映画”おくりびと”で話題に成りました納棺師という職業も有り、お願いをするとお顔のお化粧、死装束の整え、ご納棺を全て執り行って頂けます。一般的には葬儀社のお手伝いの下で故人様に近い方により以下の手順で執り行います;

  •  1 ご遺体のお清め
  •     お湯に水を入れて温めの湯を作り、タオル・ガーゼ等でご遺体のお顔、手足、お体を浄めます。
  •  2 旅装束を着せる
  •     経帷子をお着せするのが本来ですが ユカタや故人様がお好きだった着衣をお着せする事が多くなりました。
  •  3 足袋
  •     足袋をはかせ、付いているヒモを足首一回りさせて前面で立て結びで強く結びます。
  •  4 手甲、脚絆
  •     手甲を左右の手に、脚絆を両脚につけます。
  •  5 六文銭、頭陀袋
  •     六文銭 六枚を入れた頭陀袋をご遺体の首に下げます。お棺に金属は入れられませんので六文銭は紙に印刷したものを使用します。
  •  6 数珠
  •     数珠をご遺体の手に持たせます。
  •  7 納棺
  •     この状態でご遺体を皆様方の手をお借りしてお棺の中にお納めします。そしてご遺体を保全する為 ドライアイスを当てます。
  •  8 死装束
  •     白の死装束は本来お着せすべきですが 現在 多くの場合はご遺体の上に置いております。
  •  9 天冠(テンカン)、編笠、草鞋、杖
  •     額に付ける三角巾を天冠と言いますが 今は額に付けずに編笠の中に入れて頭の上に置きます。草鞋を足元、杖を利き腕に夫々置きます。

最後にご遺体に掛布団を掛け、ご遺体と共に火葬する副葬品を納め、お棺の蓋を閉じて終了します。

尚 金属、ガラス等はご遺骨を傷つける事が有りますのでお控え下さい。

  今回は以上です。  

ご遺体の安置

 今回はご遺体の安置に付いて書かせて頂きました。

 

 現在の横浜ではほぼ100%の方がご臨終を病院で迎えられます。ご遺体は寝台車でご自宅に移送されご納棺されるまでの間、ご自宅に安置される事となります。ご自宅では薄物の敷布団に清潔な白のシーツと掛布団をご用意頂きます。ご遺体は頭部を北に、足を南に向けてご安置します。間取りの関係で北枕に出来ない場合は、頭部を西、又はご仏壇に向けてご安置します。故人様の手は胸元で組合せ数珠を手に持たせお顔に白布をお掛けします。そして掛布団を上下 逆にしてお掛けし、掛布団の上に守り刀をお供えしてご遺体のご安置が終了します。尚 浄土真宗では守り刀はお供えしません。又 この北枕はお釈迦さまが入滅した際頭部を北に顔は西を向いていたとの故事に由来しております。

 

 ご遺体のご安置が終わりましたら枕元に枕飾りを設営します。白木の小机を用意し その上に三具足(香炉、燭台、花立て)、鈴(リン)、水を入れた湯呑、ご飯を円く盛った枕飯をお供えします。そして花立てにしきみ又は菊などを一輪供え、燭台にロ−ソクくを立てて火を灯し、線香を香炉で焚き設営を終了します。本来 ロ−ソクの火や線香は絶やさない事が仕来りでしたが、最近は火災予防上 必要な時のみ灯すのが一般的と成りました。枕飾りの由来は 花立てのしきみは魔除けとして、ロ−ソクの火は仏の光明を示し、線香の煙は仏の食物、枕飯はご飯が人の体を養うのであれば 魂も養えるとしてご飯を魂の様に丸形にしてお供えして居ります。枕飾りが終わりますとご僧侶に枕経をあげていただく事に成りますが、最近では枕経を通夜の読経の一部としてあげていただくのが一般的です。

 

  今回は以上です。

家族葬

 今回は家族葬に付いて書かせて頂きます。

 

 以前にも家族葬に付いて書かせて頂きましたが、今回は観点を変えて家族葬の長所・短所・プラン作りのポイントに付いて書いてみました。

昨今の横浜で多いお問い合わせは ”ともかくご家族だけで簡素に、でも心を込めてお見送りをしたい が如何したら良いか” という質問です。そうした場合私どもは ”ご家族を中心とした ごく親しい方々でお見送りを行う 小規模なご葬儀” として家族葬プランをご説明 致して居ります。しかしながら家族葬をお選びいただく前に ご遺族様にお考え頂きたい事があります。まずは 故人さまがどの様なご葬儀をお望みであったかが一つ、二っ目として故人様と最後のお別れを希望する友人・知人の方々がどの位 居られるか、三っ目として故人様が生涯をかけて築かれて来た社会とのつながりがどの様なものであったか、そしてご遺族様のご希望。以上の四点をご考慮頂きご葬儀の目的と規模をお決め頂く事が葬儀後に無用のトラブルを残さぬ大切な事と考えます。

 

 家族葬はご家族とごく親しい方だけで故人様をお見送りする訳ですので 多くの弔問客に気を使う事も無く 大事な人の死を悼み 故人様との最後の時間をゆっくり過ごすことが出来ます。また形式や仕来りに捉われる事無く 病気療養の介護に疲れたご遺族の精神的負担も小さくする事が出来ます。そして 小さな会場、小さな祭壇、少ない飲食代・返礼品などから費用を抑える事も可能と成ります。

 

 家族葬の認知度は高まっておりますが それでも しきたりや形式を重んじるご親族の方からのご異議、なぜ知らせてくれなかったというご親戚・知人・友人からのクレーム、葬儀後に弔問客の来訪等が起こり得ますので、その対応はお考え頂く必要が有ります。そして 香典は 葬儀代金の相互扶助としての役目も持って居りますが、この場合 その収入も少なくなります。

 

 最後に家族葬を執り行うに当たりご注意頂く事を三点申し上げます;

  •  葬儀にお呼びする方の範囲を明確にし、お呼び出来ない方に対しては葬儀の趣旨をご説明してご了解頂く必要が有ります。
  •  宗教者を依頼するかどうか、菩提寺の場合 戒名を頂かないと納骨出来ない場合が御座います。
  •  香典を受け取るかどうか。受け取らない場合は事前にその旨ご連絡します。

 

尚 葬儀後にお考え頂いた費用以上の支払が発生せぬ様、葬儀社とのお打合せ後には明細が明記された見積書を受領する事をお薦め致します。

今回は以上です。  

葬儀施行の契約

 今回は施主様と葬儀社の契約に付いて書かせて頂きました。

 

 ご葬儀を執り行うに当たりましては多くの部分を葬儀社に委託する事と成ります。以前は"葬儀式という神聖なる儀式を価格評価することはタブー"という考えの下 施主様と葬儀社の信頼関係のうえで葬儀前にいくら位、葬儀終了後に結果として総額いくらという様な委託契約が成り立って居りました。しかしながら時代の変化と共に この様なタブー視も少なくなり、横浜の様な人口集中地域では地域コミュニティーの希薄化 核家族化 少子化が進む中でご葬儀に対する考え方も大きく変化しました。昨今は"心のこもったご葬儀をシンプルに、そして明朗な費用で "執り行いたいとのご希望が多数と成りました。

 

 本来 施主様と葬儀業者との関係は;

  1 ご遺影写真・棺・骨壺・花祭壇等 物品の販売、 

  2 葬儀に使用する葬具・仏具・備品等の貸出し、 

  3 葬儀全体の企画・運営管理・司会・その他のお手伝い等の役務提供、 

 に係わる契約関係に有ります。

契約は相互が対等の立場で、同等の知識の下に取り結ばなければ成りません。しかしながら一般的には 施主様、喪主様共にご葬儀のベテランと言う訳ではなく、又 悲しみの中で判断しなければ成りません。従いまして葬儀業者はご遺族様が不利に成らない様、全ての公正な情報を提供し、ご質問に答え、お見積りを提出してご了解を頂かなければ成りません。

途中解約も当然含まれます。

 

   今回は以上です。

葬儀社の仕事

 今回は葬儀社がお手伝い出来る仕事に付いて書かせて頂きました。

 

 ご葬儀の施行は施主さま(喪主さまが兼ねる事も多くあります)のお考えにしたがって執り行われます。葬儀社はそのお手伝いをさせて頂く立場です。従いまして施主さまと葬儀社の分担をお決め頂き円滑に進行する様 お考え頂く必要が御座います。勿論 喪主さま、施主さまも葬儀に慣れない方が普通ですので どんな事でも葬儀社にお問い合せ頂きご納得のいくお見送りをして頂きたいと思います。

以下に葬儀社がお手伝い出来る事を箇条書き致しました;

−病院からご自宅、ご自宅から式場へのご遺体搬送、霊柩車・ハイヤー・マイクロバスの手配。

−ご遺体の保全及び保管。

−お通夜までの枕飾り設営、ご納棺。

−斎場のご紹介、空き状況確認、予約(横浜市内には市営の斎場は三カ所、私営斎場は多数有ります)。

−火葬炉の予約(横浜市内には市営火葬場四カ所、私営火葬場一カ所が有ります)。

−ご遺影の準備。

−お通夜、葬儀、告別式、初七日、火葬のプラン作成と その司会、進行管理。

−宗教者のご紹介。

−死亡届等の手続き代行。

−棺、死装束、骨壺の用意。

−祭壇及び葬具の設営、撤去。

−式場内外の準備、清掃。

−ご供花、供物の手配。

−通夜ぶるまいの料理、弁当、会葬礼状、会葬返礼品の手配。

−喪服の貸出し。

−駐車場の確保、道路使用許可申請の手続き代行。

−後飾りの設営、徹去。

以上ですがお困りの事が御座いましたら何でも葬儀社に忌憚無くお問い合せする事をお薦め致します。


  今回は以上です。  

葬儀の費用

 今回はご葬儀にかかる費用に付いて書かせて頂きました。

 

 ご葬儀を執り行うに当たりまして必要とされる費用は大きく分けて5項目程となります。 葬儀一式の費用、宗教関係者への喜捨、ご会葬者の数により変動する費用、式場・斎場の費用、その他の雑費です。

1 葬儀一式の費用

  ご遺体の移送、ご遺体安置後の祭壇、ご遺体の保全、棺、通夜・葬儀の祭壇、ご遺影の準備、葬具の準備、通夜・葬儀の司会進行、霊柩車、骨壺、ハイヤー・マイクロバス、四十九日までの祭壇などの費用です。

2 宗教関係者への喜捨

  仏式の場合は通夜、葬儀、告別式、初七日までの読経と戒名へのお布施 お車代 お膳料となります。

  神式の場合は神官へのお礼 お車代、キリスト教式の場合は教会への献金又は牧師、神父へのお礼です。

3 ご会葬者の数により変動する費用

  通夜後のお清め、初七日後の精進落とし、お酒等の飲物、会葬礼状、会葬返礼品、香典返し等です。

4 式場・斎場の費用

  通夜・葬儀をご自宅では行わない場合の式場使用料、火葬炉費用、火葬時の控室使用料等です。

5 その他の費用

  ご遺体をご自宅に安置されない場合のご遺体保管料、運転手やお手伝い頂いた方への心ずけ、ご親戚の宿泊費 飲食費等です。


  今回は以上です。

ご葬儀の前に

 今回はご葬儀の前にご遺族様にお考え頂く事に付き書かせて頂きました。

 

 不幸にして ご家族様がお亡くなり成られますと 病院からご遺体の搬送、安置、保全、納棺、お通夜、葬儀、出棺、火葬と一連の流れの中で故人様とお別れするする事と成ります。古くはこの流れは隣、近所の方々により執り行われて居りましたが、昨今はご遺族様のご希望のもと葬儀社へ委託し執り行うケースが一般的となりました。それでは葬儀社へ委託する前にどの様な事を考えて於けば良いか以下に書いて見ました;

 1 葬儀の形式

   仏式、神式、キリスト教式、無宗教式、社葬・団体葬等ですが、まずは故人様のご遺志が尊重されるべきと考えます。日本では多くのケースが仏式で行われて居りますが 仏式の場合 宗派により仕来りが違いますので 確認が必要です。又 故人様の宗教で葬儀を執り行い それがご家族様の宗教と相違する為 ご家族様の寺院墓地に納骨出来ないと言う事も御座いますので 慎重にご検討する必要が有ります。

 2 葬儀の規模

   葬儀の規模は故人様の社会的地位、交際範囲、ご遺志、喪家のご意向などを考え合わせ決められますが 以前とはとは違い 周囲の意向よりは 故人様とご遺族様の意向を優先にお決め頂くのが良いと思います。

 3 予算

   ご遺体搬送から火葬、収骨までの費用と成りますが、世間体にとらわれ 経済的に無理をしてまで大きな葬儀をする必要はありません。あくまでもご遺族様の納得がいくご葬儀が一番と思います。

 4 通夜・葬儀の場所

   ご自宅、マンション・団地の集会所、寺院、教会、公営斎場、私営斎場、ホテル等が有ります。ご自宅の場合 祭壇を設け 僧侶を招いて読経をお願いするのであれば 最低でも6畳程のスペースと ご会葬者にご焼香を頂く場所が必要と成ります。ご自宅以外の場合は公営斎場が費用的にもご利用し易いかと思います。

  以上をふまえて葬儀社へご相談される事をお薦め致します。


  今回は以上です。

死亡のご連絡

 今回はご臨終後の連絡先、連絡内容に付いて書かせて頂きました。

 

 ご臨終を知らせる方々は ご臨終に立ち会えなかったご家族、近親者、故人様と親しかったご友人・知人、勤務先、学校、関係団体等ですが、すぐに知らせる方と、通夜・葬儀の日程が決まってからお知らせする方とに分けてご連絡します。また 通夜・葬儀でお世話になる お隣・ご近所の方、町内会・自治会の方にもご連絡する必要が有ります。それと共にご葬儀の日程を決める為には 葬儀でお世話になる宗教者(菩提寺の僧侶、神官、牧師、神父様)の方へのご相談も重要です。ご遺族よりご連絡を全ての方へ直接するのは大変ですので グループ分けをし 夫々の代表者お二人ぐらいから他の方への連絡をお願いします。


 ご連絡は電話で構いません。通常の挨拶は省き ”〇〇の長男〇〇で御座います、本日〇時父が亡くなりましたのでお知らせ致します。通夜・葬儀に付きましては決まり次第 再度ご連絡させて頂きます。”という形でご連絡します。葬儀日程が決まってからご連絡する方へは ”〇〇の弟〇〇で御座います、兄は昨日〇時に死去致しました、通夜は〇月〇日〇曜日〇時より、葬儀は〇月〇日〇曜日〇時より ともに〇〇の〇〇会館で執り行いますのでお知らせ申し上げます。” という形でご連絡します。葬儀の方式(仏式、神式、キリスト教式、無宗教、お別れ会)も付け加えた方が良いと思います。ご危篤のご連絡と同様に連絡先、連絡方法のリストを事前にご用意される事をお勧め致します。


 なお 故人様の死亡届を提出しますと故人様の銀行口座は一定期間 凍結されますので 故人様名義の口座からのご出金は死亡届提出前にする必要が有ります。又 病院への支払、タクシー代、お布施、お手伝い頂いた方への心付け等 現金が必要と成りますので ある程度まとまった現金をご用意頂く事も必要となります。

 

  今回は以上です。

ご危篤の連絡

 今回はご家族のどなたかが医師よりご危篤を告げられた際の連絡に付いて書かせて頂きました。

 

 担当の医師よりご危篤を告げられましたら ご臨終の前に会わせたい方々へ至急 連絡を取らねば成りません。

一般に ご連絡する範囲と順序はこんな形でしょうか:

 1 ご家族と近親者の方

   ご両親、お子様、兄弟姉妹様、祖父母様、お孫様、配偶者のご両親・兄弟姉妹様、おじ様、おば様、甥御様、姪御様。

 2 特につながりの深い友人・知人様

 3 勤務先、学校、関係団体等でつながりの深い方

以上は 一般的な目安ですが 大切な事は ご本人様が会いたがっている方、ご家族が会わせたいと考えている方を優先に連絡されるのが良いと思います。ご親戚であっても普段 行き来の無い場合にはご連絡の必要は有りませんが、現在 交流が途絶えていてもご本人様と深いつながりを持つ方にはご連絡すべきと思います。

このご連絡する方々のお名前と連絡先を事前にご用意される事ををお薦めいたします。

 

 ご危篤のご連絡は 目上の方、深夜、早朝に係わらず電話で構いません。電話で連絡が取れない場合は電報、ファクス、メール等で連絡します。ご連絡の内容は;

 1 〇〇の長男〇〇で御座いますが父〇〇が危篤となりました。一目会って頂けないでしょうか?

 2 病状。 

 3 駈け付けて欲しい場所名、住所、電話番号、最寄駅、病院の場合科名と病室番号。

 4 何時までに来て欲しいか。

 

 今回は以上です。

家族葬

 今回は家族葬について書かせて頂きました。

 

 家族葬とは葬儀の形態の一つで有ります。従来より密葬、後日に本葬儀という形態が御座いましたが、この

場合の密葬は 故人様がご臨終の後 ご遺族様だけでお別れをして火葬という形です。家族葬はこの密葬に

極く近しい友人、知人を加え 通夜、告別式の儀式も行う形態と考えれば良いかと思います。但し儀礼的な

弔問はご遠慮する事とします。

 

 古来 葬儀や墳墓は多くの人々に対し 死者とその後継者のステータスを示す目的で執り行い、建設されて

居りました。それが徐々に広がり、中世には一般庶民の間でも葬儀を執り行う習慣が定着して参りました。

日本でも鎌倉時代以降 一般民衆に対する仏教普及の成果と 江戸期の寺壇制度により葬儀の施行が定着

しました。この時期の葬儀施行の目的は幾つか有りますが その一つに故人の死を世に知らしめると言う事

が有ります。従い より多くの人に報せご会葬頂く事を良しとして現在に至って居ります。

 

 そうした中で 1990年代葬儀社によるマーケティング戦略の一つとして 小さな家族中心のお葬式と言う事で

家族葬と言う言葉が作られました。核家族化、少子化、お亡くなりになる方の高齢化が進む現代では 不要な

費用を掛けず、ご会葬者ヘの対応に忙殺される事無く、ゆっくリとお別れを惜しむ時間が過ごせる家族葬はこの

時代のトレンドでは無いでしょうか。

 

  今回は以上です。

金光教の葬儀

 今回は金光教の葬儀に付いて書かせて頂きます。

 

 金光教は 教派神道連合会に所属する日本の新宗教の一派です。江戸末期(1859年)に赤沢文治氏

(金光大神)により現在の岡山県で開創されました。祭神は”天地金の神”と”生神金光大神”です。

その教えは 神と人との関係は”あいよかけよ”(人が助かる為には神へ願い 神の助けが必要、神も人が

助かって欲しいとの願いを持ち 人を助ける事で神としての働きが出来るので助かる)であるとされます。

人は神から肉体とその分霊を与えられて生きており 肉体の機能が停止した後に霊は神の下に帰り、その

個別性は失わず、霊を祭祇する肉親・縁者とともに生き、交流する事で 真の霊としてその働きをなし得

と考えられて居ります。従いまして金光教の葬儀は 神のもとへ帰一した故人様の霊と 生者との新た

関係を生み出す為の儀式と考えられます。


 金光大神は 生きても死しても天と地とはわが住処と思え と説き 生死を超えて神の懐に抱かれ安心の

境地で生きること勧めております。そして死は忌み嫌うものではないとして ご葬儀は神前で執り行われます。

又 人は皆 神のいとし子(氏子)であり、全ての宗教の開祖もいとし子であるとして他の宗教を否定してはお

りません。


 仏教の通夜に相当する式は 終祭と呼ばれ 神に故人様の生涯のお礼を奏上し、故人様の霊を神に取り

次ぐ儀礼となります。告別式は遺族/親族・友人知人・地域社会・職場の人々が故人様の死を悼み 生前の

姿に別れを告げる儀礼です。尚 金光教では聖職者は取次者と呼ばれております。


 今回は以上です。

天理教の葬儀

 今回は天理教の葬儀に付いて書かせて頂きます。

 

 天理教は 天理王命(てんりおうのみこと)を主神、中山みきを教祖として江戸末期に始まり 当初は神道の

一派として活動し明治18年に神道天理教会として正式認可を受け発展しました。その教理は 人間がこの世に

存在するのは 神が人間の明るく勇んで暮らす”陽気ぐらし”を見たいからであり、神の守護により人間は生かされ

天然自然が存在すると説いております。そして人の体は神からの借り物で、借り物の体は陽気世界を創る為の

奉仕活動に使わなければならないとされて居ります。また人間関係は 親子・夫婦関係を基本に培うことが理想

とされています。

 

 天理教では神が輪廻転生を司ります。体は神からの借り物ですから ご臨終とともに体は神に返され 魂は

再び生まれ変わるまで 神の懐で生きる事に成ります。これを”出直し”と呼称しております。

従いまして 天理教の葬儀は ご遺族、ご親族、ご友人の悲しみの内に霊を親神さまの下に移し、残った亡骸を

葬るとともに 一日も早く新しい身体を借りてこの世に帰れる様 神に祈念する儀式と言えます。

 

 ご葬儀で奏上される詞(ことば)は天理教独自のものですが 営まれるご葬儀の次第は 昭和20年の終戦

までは神道の一派として公認され活動して参りました関係上 神道の神葬祭とほぼ同一です。しかしながら地域

により異なりが御座いますので故人さまが所属する教会に良く確認をして執り行う事をお勧め致します。

尚 戦後は神道から離れ 現在は新宗教諸派として布教活動をしております。 

 

  今回は以上です。 

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