横浜で葬儀、お葬式ならひかりの杜

ひかりの杜

ひかりの杜

0120-264-664

公衆電話・携帯電話
からもお問い合わせ頂けます

メールでのお問い合わせ

公衆電話・携帯電話からもお問い合わせ頂けます

メールでのお問い合わせ

火葬儀プラン 家族葬プラン 一般葬プラン 葬儀後について お寺紹介 墓地・お墓紹介

24時間365日対応

24時間365日対応

・葬儀前の準備

・お通夜の流れ

・葬儀の流れ

・失敗しない葬儀社の選び方

・ごあいさつ

・火葬儀

・家族葬

・一般葬プランLight

・一般葬

・生活保護受給者様

・ペット葬

ご連絡先はこちら

QRコード

ご葬儀関連新着情報

・港北区 葬儀

・青葉区 葬儀

・鶴見区 葬儀

・港南区 葬儀

・戸塚区 葬儀

・神奈川区 葬儀

・旭区 葬儀

・都筑区 葬儀

・中区 葬儀

・南区 葬儀

・西区 葬儀

・保土ケ谷区 葬儀

・磯子区 葬儀

・金沢区 葬儀

・緑区 葬儀

・瀬谷区 葬儀

・泉区 葬儀

・栄区 葬儀

ブログ一覧

墓地の購入

 今回は墓地の購入に付いて書かせて頂きました。

 一般的には お墓を購入する事を ”お墓を買う” と表現しますが、実際には 墓地の永代使用権を取得する” 事を指します。具体的には 墓地の土地所有権は墓地の管理主体が保有し、墓地の利用者には その永代使用権が与えられ、利用者により構築された墓地上の物件(墓石他)は利用者の所有物となります。これらの 永代使用権や墓石などの物件は 祭祀財産として 無税で相続する事が出来ます。

 お墓を建立するに当たりましては 墓地の使用権入手費用(永代使用料と表現されます)、墓石代金(彫刻代金を含む)、建立費用、そして 年間管理費が必要となります。年間管理費は 毎年 継続的に支払らわなければ成りません。一般的には 一定期間 管理費が支払われないと、永代使用権は消滅し、墓石は撤去され、ご遺骨は所定の墳墓に合祀されます。又 故郷に有る墓地を 現在の所在地近くに移したい場合(改葬と言います)は 改葬先の霊園から 受入れ証明書を発行してもらい、現在のお墓の管理者から埋葬証明書を発行して貰い、現在のお墓が所在する 市区町村役所に 改葬許可申請書、受入れ証明書、埋葬証明書を提出して 改葬許可証を受領します。この改葬許可証を基に 新しい墓地にご遺骨を納骨する事が出来ます。尚 改葬元の霊園の墓地は 利用者の責任で墓石を撤去し 更地にかえして 墓地使用権を返却しなければ成りません。

 お墓の使用権者が亡くなられた場合は お墓を継ぐ 必要が有ります、これを 墓の承継 と言います。墓地の永代使用権や墓石などは 民法に規定された 祭祀財産 と成りますので 決められた相続者が承継者と成ります。

   今回は以上です。

仏壇の本尊

 今回は仏壇のご本尊に付いて書かせて頂きました。

 日本に於ける仏壇は ご自宅の中に常設された、仏教の礼拝設備ですが、日本独特の設備でも有ります。日常 礼拝をする為の仏壇には 信仰する宗派の御本尊と、ご先祖や 弔い上げ前の故人様の位牌が安置されます。従いまして 安置する御本尊は 菩提寺のご住職のご指定に従い、ご用意頂く事となります。尚 神道に於きましては 仏壇に代わるものとして祖霊舎があります。神棚には神をお祀りし、祖霊舎にご先祖をお祀りする形となります。海外に於ける仏壇としては わずかに モンゴルの仏教徒のなかで ゲルの中にチべット仏教の仏壇を設けるケースが散見されます。

 各宗派の御飾りの仕方は以下の通りです。

天台宗; 御本尊は 阿弥陀如来 若しくは 菩提寺の御本尊を安置します。御本尊の脇に脇掛(わきかけ)をお祀りする場合は 向かって右に天台大師、左に伝教大師(最澄)をお祀りします。位牌は 中段の脇掛の下に、遠い先祖が右 近い先祖が左になる様に安置します。

真言宗; 高野山真言宗では 御本尊は大日如来 脇掛は右に弘法大師の絵像 左に不動明王の絵像を、豊山派では 御本尊は金剛界大日如来 右に光明曼荼羅を、智山派では 御本尊は金剛界大日如来 右に弘法大師 左に興教大師の絵像を安置します。中段中央に過去帳を置き その両側に位牌を安置しますが 他宗派と違い遠い先祖が左 近い先祖は右と成ります。

浄土宗; 御本尊は 阿弥陀如来 右側に観音菩薩 左側に勢至菩薩 若しくは 脇掛として 右に善導大師 左に和順大師(法然)とします。

浄土真宗; 御本尊は阿弥陀如来 脇掛は右に十字名号又は親鸞聖人の絵像 左に九字名号又は蓮如上人絵像とします。位牌は安置せず 代わりに 仏壇両側面に法名軸を掛けます。

臨済宗; 御本尊は釈迦牟尼仏 脇掛は右に達磨大師の絵像 左に観世音菩薩、中段中央に過去帳 その左右に位牌を安置します。

曹洞宗; 御本尊は本来 釈迦牟尼仏ですが 一般には三尊仏(中央;釈迦牟尼仏、右;道元禅師、左;瑩山禅師)の絵像とします。ご位牌は御本尊の両脇に安置します。過去帳は中段中央となります。

日蓮宗; 御本尊は大曼荼羅(又は三宝尊) その前に日蓮聖人像 脇掛は御本尊が三宝尊の場合 右に大黒天 左に鬼子母神(きしもじん)とします。位牌は日蓮聖人の両側に 遠い祖先を右側に 近い祖先を左の順に安置します。下段中央に過去帳が置かれます。

 以上が各宗派の概要ですが、詳しくは 菩提寺 若しくは 信仰されている宗派にご確認頂く事をお薦め致します。ご確認される際に 個別のご希望があれば忌憚なくお問合せする事も重要です。例えば 浄土真宗ではあるが 位牌をお祀りしたい等。

   今回は以上です。 

仏壇の機能

 今回は仏壇の機能に付いて書かせて頂きました。

 日本に於ける仏壇とは 一般家屋に常設された仏教の礼拝施設です。先祖をお祀りする場であると共に、三十三回忌 若しくは五十回忌で弔い上げを行う前の 故人様の位牌を安置して供養をする場でもあります。近年では 故人様のご逝去を悼むご遺族が 仏壇を通して故人様と対話する事により、ご遺族の悲しみを癒すグリーフワークの場として有効である として見直されつつ有ります。又 日本に於けるキリスト教 カトリックに於いても仏壇の機能に着目をして、家庭祭壇が作られる様になりました。

 仏壇には 古式にのっとった 塗仏壇(金仏壇とも言う)、唐木仏壇、に加えて 家具調仏壇や独特のデザインによる現代仏壇などが御座います。古来の仏壇では 寺院の山門に見立てて 扉が付いて居り、扉の内側には障子が付きます。これは 寺院の本堂に於いては 内陣との境に巻障子が有り、これに倣ったものと言われます。仏壇の内部は 基本 三段になっており、最上段は 須弥壇と呼ばれ 御本尊をお祀りします。中段に ご先祖や合祀前の故人様のご位牌が祀られ、一番下の壇に 礼拝に必要な仏具が置かれます。仏壇の内部や、その周辺に仏具を厳かに飾る事を 荘厳(しょうごん)と言います。仏壇は 御本尊を安置し、仏具によって荘厳される事により 初めて仏壇としての機能を果たす事が出来ます。

 仏壇の中の 本尊、仏像、掛け軸、位牌には ”精根(しょうね)入れ”を行わなければ成りません。これは 僧侶にお願いして 開眼法要を行う事により成立します。精根入れにより 仏壇は ただの箱から仏壇となり、ご本尊やお位牌は礼拝の対象となります。精根入れは 宗派により 入仏式、御移し(おわたまし)、入魂式、お霊入れ、お魂入れ とも言われます。又 仏壇を処分する場合は 精根抜きを行わなければ成りません。

 仏壇に入れるべきではないとされるものとして;

写真;各宗派ともに 写真を飾る教えは有りません。写真は姿を記憶にとどめる為の道具であり、それ以上のものではないので、供えないとされます。実際には 小さな写真を入れて居られるご家庭が一般的です。

他宗派の仏像;別の場所にお祀りします。

お守り、御札;別途お祀りします。

賞状、合格通知;仏教は利益信仰では無いとの観点から祀るべきではない とされます。しかしながら 仏尊やご先祖に感謝してお祀りするケースは多く見られます。

   今回は以上です。

香典の表書き

 今回は香典の表書きに付いて書かせて頂きました。

 香典は 仏教の葬送に於いて、故人様の冥福を祈り、故人様の霊前にお香をお供えする代わりに 金銭ををお供えする事から始まった習慣とされて居りますが、同様の習慣が神式、そして日本に於けるキリスト教の葬送にも取り入れられました。そして その表書きは 仏式では ”御香奠”又は御香典”、神式では ”御玉串料”、キリスト教式では ”御花料”、とご記入下さい。表書きを書く際には 薄墨を使用しなければ成りません。これは 悲しみの涙で墨が薄くなってしまった と言う事を表わす為と言われます。市販のペンを使用される場合は 薄墨専用のものをご利用下さい。

 香典の語義は仏事に由来します。その表書きは 四十九日までは ”御霊前”、四十九日以降は ”御仏前” と書くのが正しいとされます。俗説としては どの宗教でも ”御霊前”と書いて良いと解説される事が有りますが、これは必ずしも正しくは有りません。但し 仏式の中でも ご宗派によっては 考え方が異なります。浄土真宗では 亡くなった方は 即浄土で成仏しますので、霊を認めて居りません、従いまして ”御霊前”は用いません。曹洞宗などの禅宗では 教義の中に”浄土”は有りませんので 成仏以前 という考え方は無い為 ”御仏前”と書くのが一般的です。又 表書きには特に拘らないとする宗派も御座います。お香典は 故人様に供えるのではなく、本尊である仏様に捧げる と言う意味であれば ”御仏前”となります。又 キリスト教では カトリックは ”御霊前”を許容して居りますが、プロテスタントは否定して居ります。

 とは言え 会葬者側の立場で考えると、必ずしも ご葬家の宗教や宗派を 良く理解した上で会葬出来るとは限りませんので、ご自分の宗旨で表書きされても良いのではないでしょうか。

   今回は以上です。

香典の相場

 今回は香典の相場に付いて書かせて頂きました。

 日本に於ける葬儀の慣習として 多額の費用が必要とされて来ました。その費用を支援する為、古くは食料や酒などを供出し、現代ではご遺族への献金という習慣が定着して居ります。この献金を 仏式の葬儀では 香典、神式の葬儀では 御玉串料(みたまぐしりょう)、キリスト教式の葬儀では お花料 と呼んで居ります。そして その金額は供出される方のお気持ちと 世間的な立場を基本と致しますが、世間一般的な相場と言われるものも存在します。その相場は故人様との血脈に合わせて考えられ、濃い方は高額で 薄くなるに従い低額となって行きます。

 お香典(御玉串料、お花料)として包む金額は 地域共同体の決まり、町内会の決まり、所属団体の決まり等が有る場合は その決まりに従ってご用意頂くのが良いでしょう。しかしながら 現代の都市部では この様な決まりも明確では無く、時として困惑される方も居られます。尚 包まれる方の世間的なお立場(年齢を含む)により金額は異なりますが、50歳代の方の目安は以下の通りです;

祖父母が亡くなられた場合;3万円、親御様の場合;10万円、兄弟姉妹の場合;5万円、伯父・叔母の場合;3万円、その他の親族の場合;1万円、職場の上司・同僚・その家族の場合;5千円、取引先関係の場合;1万円、友人・知人・隣人・その家族の場合;5千円 が目安となります。尚 20歳代や30歳代の方は 前記の金額-αとなります。

 仏事には偶数を使用してはいけない との言い伝えから、偶数の金額は不可とされて居りましたが、1万円の次は3万円となり、その差が大きい事から 1万円よりもう少し多くとお考えの方は 2万円という金額も許される様になりました。又 お香典には新札を使用してはならない という不文律が有りますが、これは あたかも事前に準備していた様で失礼に当るとの事によります。とは言え ボロボロのお札を包む訳には行きませんので、新札を使用する場合は かるく折り目を付けた上で使用します。

   今回は以上です。

香典の歴史

 今回は御香典の歴史に付いて書かせて頂きました。

 香典は 仏式の葬儀等に於いて 故人様の霊前に供える金品をいいます。古くには 香奠と書かれました、香は 香・線香に代わるものという意味であり、奠は霊前に供える金品を意味します。香奠は元来 米などの食料が一般的でしたが、室町時代後期に武士階級が金銭による香奠を出したことが記録されております。とはいえ その後も長い間 香奠は食料や酒などをもちよる習慣が続いて居りました。明治時代に入り、都市部を中心に金銭香奠の習慣が広まり、第二次世界大戦後は農村部を含めて 金銭香奠が普及する事と成りました。

 江戸時代 日本国民は全て仏教徒であり、葬儀は その地域共同体の重要な行事でした。そして ご葬家は 葬儀の期間中 故人様の成仏を願い、故人様の滅罪するためのお布施として 人々に食事を振舞いました。当時の記録として 地域の共同体に属する人々は 葬儀のお手伝いをすると共に、子供を含めて 葬儀の期間は ご葬家の振る舞いに与り、自宅で食事をとる事はなかった、という記録も存在します。この 振る舞いの為の飲食料を用意する必要から、親族は多量の飲食料を提供しなければ成りませんでした。これが 親族香奠です。親族香奠は 血縁の深い方がより多くの食料を提供し、血縁な薄くなるに合わせて少なくなるルールでした。又 近隣の人々は自分達の食する分を持ちよりました。これが 村香奠です。現在の金銭香奠でも 親族香奠や村香奠の考え方が踏襲されております。

 葬儀を出すには 近隣の方々に振る舞いをしなければ成らず、多額の出費をご葬家や親族は負担しなければ成りませんでした。従いまして 貧しい家では 葬儀をだせない という事態も起こり得ますが、香奠はこの様な事態を回避せる為の 相互扶助として大切な意味を持つものでも有ります。

   今回は以上です。 

献花による告別

 今回は献花による告別に付いて書かせて頂きました。

 献花による告別は 日本に於けるキリスト教葬、無宗教葬、ホテルで行う仏教葬(ホテル内では焼香が行えない為)などで行われております。使用される生花は ①一輪咲きの花、②茎がしっかりしている、③持ち易い長さがある、④白色の品種、などの条件を満たす生花としてカーネーションや菊の花等が使用されます。又 バラはトゲがあるので使用してはいけない と言う説も有りますが、ご遺族のご希望があれば トゲを全て取り除いた上で使用する事も可能です。

 本来 キリスト教葬では 献花の習慣は有りません(埋葬時の献花はあります)。これは キリスト教に於いて ”捧げもの”は 主(神)にするものであって、人にするものではない という基本の考え方がある為です。しかしながら 日本に於いては 仏教葬の焼香、或いは 神道葬の玉串拝礼に代る何かが欲しいとの 信徒の希望から、生花の献花が生み出されました。従いまして キリスト教葬の献花は日本独特の習慣です。献花に使用される生花は 白のカーネーションが一般的ですが、これは 菊は仏教葬のイメージが強い事、バラにはトゲある事などからカーネーションが選ばれた様です。献花の作法は 特に決められた形は有りません。多くの場合 参列者は係の方から一輪の生花を頂き、一人ずつ式場の前に進み、ご遺影の前に造られた献花台の上に置いて 黙祷を捧げた上で下がります。生花をどちらの方向に向けて置くかは 前の方に従って置かれるのが良いと考えます。 

 無宗教葬の場合も 故人様との告別には献花により行われるのが一般的です。しかしながら ご遺族のご希望によっては 焼香により行うケースも御座います。又 ご遺族のご希望によっては 生花を献花台に置くのではなく、ご遺影の前にオアシスを作って そこに生花を挿すなどの形も御座います。

   今回は以上です。

神道・キリスト教の告別

 今回は神道やキリスト教の告別に付いて書かせて頂きました。

 仏式のご葬儀では 故人様との告別は焼香により行いますが、神道では 玉串拝礼、日本に於けるキリスト教では 生花の献花 により行うのが一般的です。又 無宗教でのご葬儀(お別れ会等)では 生花の献花 が一般的ですが、ご遺族のご希望によっては 焼香で行う場合も御座います。尚 告別をご遺族の宗教で行うべきか、会葬者御自身の信ずる宗教で行うべきか との議論が有りますが、会葬者の方の信教の自由を考える時、会葬者の方の判断に任せるべきかと考えます。例えば キリスト教を信仰する方が 仏式の葬儀に参列される時、焼香はせずに 黙祷により告別される事で良いのではないでしょうか。

 神道の神葬祭では故人様との告別は玉串拝礼により行います。玉串は 神霊を迎える為の依代ですが、玉串を捧げて祈る人の気持ちが込められる事により、祀られる神と 祀る人との霊性を合わせる仲立ちとしての役割を果たす供物であると考えられます。玉串奉奠は 神職より玉串を受取り、右手で榊の根元の方を上から 左手で先の方を下から支え 胸の高さに 少し肘を張って持ちます。そして 玉串案の前に進み 深く拝礼します、玉串の先を時計方向に90度回し、左手を下げて根元を持ち、祈念を込めます。右手で玉串の中程下から支え、玉串を更に90度回して根元を神前に向け、左手を放して右手の下に添えます。玉串案の上に奉奠します。最後の拝礼は 二拝二拍手一拝で行いますが、二拍手は 両手を打つ寸前で止めて 音をたてない しのび手により行います。

 今回は以上です。生花の献花に付いては次回書かせて頂きます。

告別の作法

 今回は告別の作法に付いて書かせて頂きました。

 日本に於いて 葬儀・告別式・その他で 故人様とのお別れに当っては いくつかの方法が有ります。基本的には 営みの基本となる宗教によります。仏式の告別であれば”焼香”、神式であれば”玉串拝礼”、キリスト教式であれば”生花の献花”、無宗教葬の場合も”生花の献花”が一般的です。但し キリスト教葬の本来では 告別の考え方が異なりますので、決められた告別の作法は有りません。献花の習慣は日本でのみ行われる 焼香に代わる作法です。従いまして キリスト教の特定宗派では焼香を行う場合もがざいます。又 無宗教葬では ご遺族のご希望により 献花ではなく、焼香を行う場合も御座います。

 仏式のご葬儀・告別式に於ける 告別の作法は焼香ですが、その仕方は宗派により異なります。以下にその概要をまとめました;

天台宗; 焼香の回数については特に定めはありません。

真言宗; 通常は3回。仏・法・僧に供養すること、身・口・意の三密修行に精進すること、戒香・定香・解脱香と言って 自らが戒律を守り 心の静寂を求めることができる功徳があると 説かれます。

浄土宗; 特に定めはありませんが、真心をこめて一心に で一回、身を静めて 一回、心を清めるのに 一回 の3回と説かれます。

臨済宗; 焼香の回数に拘らない。

曹洞宗; 焼香の回数に拘らない。

日蓮宗; 通常は3回、仏・法・僧の三宝供養とも、空・仮・中の参諦(さんだい)にならうとも説かれます。

浄土真宗; 焼香は自身の身心を清めるため と説かれ、他の宗派と相違し 香を額に戴くことはしません。本願寺派(西)では1回、大谷派(東)では2回行います。

   今回は以上です。

葬儀の相談

 今回はご葬儀のご相談に付いて書かせて頂きました。

 ご葬儀のご相談は 以前は事前相談はタブーの様に考えられ、御家族が亡くなられて際には 隣組の方々や病院からご紹介された 葬儀社に依頼することを前提として、ご相談する形が一般的でした。しかしながら 昨今では 事前相談のタブー視も無くなり、葬儀社の宣伝広告もしばしば見かける様になり、インターネットによりご希望とする葬儀社を見つけ出す事も難しく無くなりました。又 ご相談に当っても、依頼を前提とはせずに ご希望を伝え、見積りを入手した上で 葬儀社をお決め頂く事が出来る時代となりました。

 ご葬儀のご相談は 依頼を前提として行う必要は御座いません。そして まずは 故人様に対する想い入れと、どの様なお見送りをされたいのか お話頂く事が大切です。その上で 知りたい事や疑問点を良く確認頂きます。普通 喪主をされる機会はそれ程多く有りません、こんな事を聞いても良いのだろうか などとは考えずに どんな事でも 不明な点は ご確認頂く事が重要です。その上で 葬儀社より 見積書を受取り、ご検討頂く事となります。数社の葬儀社から見積を取って ご検討頂くケースも一般的となりつつ有ります。尚 見積書には お料理や返礼品などの 変動費も 前提条件と予測数字が記載されなければ成りません。

 日本消費者協会の調査による、消費者が葬儀に付いて知りたい事項は以下の通りでした。

葬儀に付いて知りたい事項;

 1 葬儀の手順など一般的事項  38.6%

 2 葬儀費用(料金)について   37.3%

 3 葬儀の前に準備しておく事   24.5%

 4 心構え            7.7%

 5 葬儀を依頼する先に付いて   5.2%

町内会など地域共同体が葬儀の運営主体であった時代には 地域ごとに葬儀の仕方が決められて居り、又 手伝いの形で葬儀に参加する機会も多く有りました。しかしながら 葬儀の運営が 葬儀社に委ねられる様になると、お手伝いの部分も受付などの 特定の部分に限られ、葬儀に係わる度合は少なくなり、葬儀の仕方に関する知識を得る機会は大変少なくなりました。従いまして 一般の方々の 葬儀に関する知識や経験が乏しいのは当然の事ですので、不安を感じる事の無い様、どんな事柄でも確認される事をお薦め致します。

   今回は以上です。  

死亡の告知

 今回は死亡の告知に付いて書かせて頂きました。

 ご家族のどなたかが ご逝去された場合、ご家族だけでお見送りする密葬のケースを除いては、故人様のご逝去を広く社会に告知する事が一般的です。告知の方法と致しましては 故人様ご逝去のお知らせを 友人・知人間で回覧頂く形、死亡記事、死亡広告等の方法が御座います。

 故人様ご逝去の告知に当たりましては、何れの形でも 下記の要点を含む形で作成します;

1 故人様に関する事項

  故人様氏名、肩書、死亡日時、死因(省略可)、死亡場所(省略可)、死亡時年齢(満年齢)。

2 通夜、葬儀、告別式に関する事項

  通夜、葬儀、告別式の場所(住所)と日時。

3 喪主様に関する事項

  喪主様氏名、喪主様と故人様との関係、ご自宅住所。

4 その他

  指定の服装(省略可)、供花 供物 香典の取扱い等。

 新聞 その他の媒体を使用した告知の方法として 死亡記事、死亡広告などが有ります。死亡記事は 新聞社等 媒体の掲載基準に従って掲載される記事で 費用負担は発生しません。死亡広告は 記載する内容に合わせてスペースを有料で確保する告知方法です。

 死亡記事は 新聞社により掲載基準が異なり 掲載内容も異なります。横浜市内の場合 全国紙での掲載は かなり制限が有りますが、神奈川新聞ではかなり協力的に処理してもらえます。いずれにしろ 新聞社指定の広告代理店があり、指定のフォーマットに記入をして代理店に送ると、新聞社に転送してくれ、新聞社の判断待ちとなります。掲載が決定すると 新聞社から確認の連絡が入ります。

 死亡広告は 掲載スペースと、掲載内容により料金が異なります。又 新聞社によっても広告料金は異なりますので、どの様な内容を どの新聞に載せるか決めた上で、料金をご確認下さい。

   今回は以上です。

追善供養

 今回は追善供養に付いて書かせて頂きました。

 追善供養とは 亡くなられた方の命日に 故人様の冥福を祈って 法要を営み 供養する事を称します。本来 法要とは 仏教に於いて 釈迦の教えである 仏法の要点・肝要を知る事を指して居りましたが、次第に 法事・仏事・法会などの儀式祭礼などの仏教行事一般を示すようになり、特に日本に於いては 死者の冥福を祈る 追善供養を指し示す様になりました。法事(ほうじ)、仏事(ぶつじ)とも言います。尚 法要は 死者を弔う儀式の他に、寺の創立記念日 落慶(新しいいお堂の完成記念) 仏像の開眼式のどの慶事にも営まれます。

 四十九日、一周忌、三回忌などの法事を営む際には 御身内だけで営むのであれば電話連絡で構いませんが、関係者にもお集まり頂く場合は 案内状を出状し、出欠の確認とる方が良いでしょう。法事にご招待するお客様の範囲に特定の決まりは有りません。故人様との関係、御家庭の事情などを考慮して慎重にお決め頂くの良いでしょう。法事の場所は 自宅 若しくは寺院で行うのが一般的ですが、最近では 斎場 ホテル 料理屋をご利用されるケースも多くなりました。

 ご自宅で営む場合は ご仏壇の前に打敷を敷き 五具足を用意するのが正式とされます。香炉を中央に置き その左右に花立て 更に外側の左右に火立て(燭台)を配置します。御供物は 仏飯 餅 菓子 果物などです。お供えする花は 原則として赤などの華美なお花は避け、ロウソクも白を原則とします。そして 故人様のお位牌、過去帳を仏壇の最下段に安置します。

 法事は 先に関係者が着席をして僧侶を迎え、読経、焼香、法話が営まれます。法要が終りますと 会食となりますが これを”お斎”(おとき)と言います。お斎の席では まず 施主様が挨拶をし 会食となります。席次は 僧侶を上席とし、御家族は末席とします。お斎の料理は 古くは肉食は避けて 菜食の精進料理とされましたが、現在ではあまり拘る必要は御座いません。

   今回は以上です。

葬儀後のご相談

 今回は葬儀後の各種ご相談事に付いて書かせて頂きました。

 ご遺族様のとって葬送儀礼(葬儀)は 通夜・葬儀・告別式の2日間で終るのではなく、その後も悲しみの中で ”喪”のときを過さねばなりません。又 故人様のご逝去に伴う各種届け出なども行わなければ成りません。この様な時 以前であれば 地域社会やご親族の長老が各種のフォロ-をしてくれました。しかしながら 現代の核家族化、少子高齢化の時代には従来と同じ事を期待する事が出来ません。その様な中では 葬儀社が 地域社会に代わって ご葬儀後のお手伝いをしなければ成らないと考えて居ります。

 ご葬儀後のご相談項目と致しましては 節目毎の法要、香典返し、御仏壇、お墓、そして 死後の手続きなどが御座います。

 節目毎の法要と致しましては 初七日を始めとする7日毎の法要と四十九日の忌明け法要、納骨、100日法要、一周忌、三周忌、‥‥‥五十回忌・弔い上げの法要までとなりますが、一般的には 初七日法要は葬儀・告別式と同日に行い、二七日から六七日法要は行わず、四十九日法要と納骨を行い、次は一周忌法要となります。これらの法要の段取りをご遺族様のご希望に合わせて企画させて頂きます。

 香典返しは 現在の横浜では 即返しが一般的で告別式の式場でお返しをしますが、改めてお返しをする場合は香典帳を整理して、お返しの品物を決め、然るべき業者に委託しなければ成りません。このお手伝いも葬儀社でさせて頂きます。

 御仏壇や墓地をお持ちで無い場合も 葬儀社では ご遺族のご希望に合わせたご仏壇を提供出来る仏具店、ご希望に沿った霊園をご紹介する事がかのうです。

 故人様 御逝去の届け出は 市区町村役所が主となり、現在の役所では然るべく丁寧に手続きの指導をしてくれます。又 必要であれば葬儀社がお手伝いの為 同行する事も可能です。

 現代の葬儀社は 葬儀前は勿論、葬儀後もご遺族様のご希望に合わせて、必要なお手伝いをする事が可能ですが、ご依頼される場合は 有償・無償を明確に確認し、有償であれば 事前に見積書をお取り頂く事をお薦め致します。

   今回は以上です。

後飾り壇

 今回は後飾り壇に付いて書かせて頂きました。

 後飾り壇とは 葬祭儀礼の中で使用される祭壇のひとつで、ご遺体を火葬した後 墓所にご納骨されるまでの間 御自宅にご遺骨を安置しておく為に設けられる祭壇です。仏式では 四十九日法要までの”中陰”の間に使用される事から 中陰壇とも呼ばれます。後飾り壇に飾られるものは ご遺骨、白木位牌(白木霊璽)、ご遺影を中心として 仏具 若しくは神具とお供え物となりますが、宗旨 宗派 地域により異なりますので、ご指導頂いた僧職 若しくは神職にご確認下さい。

 後飾り壇は ご遺骨が火葬場からお戻り頂いた時 安置出来る様 設営されます。仏式の祭壇であれば、2段 若しくは3段の小机に白布をかけ、上段にご遺骨と白木のお位牌を安置し、下段の奥に御遺影を置き、その前に 三具足(火立て、香炉、花立て)と鈴(りん)を配置します。香炉を中央に、火立て(燈台)を右奥に、鈴を右前に、花立てを左奥に配置し、故人様の好物等のお供え物を左前に飾ります。又 ご葬儀で使用した 生花やお供え物は整理をして 後飾り壇の左右にお飾りします。尚 後飾り壇を設営する場所は 仏間であれば 仏壇の前 又は横に、居間であれば床の間などが一般的です。

 神式の後飾り壇は 白木の八脚案(八本の脚のついた台(案))を2段にして祭壇とします。上段に ご遺骨 白木の霊璽を安置し、下段奥にご遺影を置き その前に 洗米 塩 お神酒 榊を収めた花瓶 とその他のお供え物を配置します。

 キリスト教式の後飾り壇の場合は 特に定まった決まりは有りませんが、小机を用意し、その上に ご遺骨 ご遺影 燭台 お供え物などを配置します。

   今回は以上です。

精進落とし(直会)

 今回は精進落とし(神道では直会)について書かせて頂きました。

 精進落としとは 本来は 御家族の不幸、寺社巡礼、祭礼、神事など 精進潔斎が必要な行事が終了した後に 肉 酒等の摂守を再開する事を指します。ご家族に不幸があり四十九日(中陰)の間 通常の食事を断って精進料理を摂っていた方が 忌明けと共に精進料理から通常の料理に戻す事を指します。尚 浄土真宗では精進落としとは言いません。又 地域によりましては 精進上げ、精進落ち、精進明け、お斎(とき)などとも呼ばれ、神道では直会(なおらい)と呼ばれます。

 現代では 御葬儀・告別式、ご火葬、初七日法要を終えた後に設ける宴席を 精進落としと言う様になりました。現代の精進落としの宴席は本来の 精進料理から通常料理への切り替えの意味と共に、1 僧侶等の宗教者、お手伝い頂いた方々への感謝の席、2 故人様を偲んで食事をし お話をして交わる席、とも成りました。特に横浜市営斎場では 都合により ご火葬後に初七日を行う式場が無い為、葬儀式・告別式の後に続けて初七日法要を執り行い、ご火葬中の待ち時間(1時間+)の間に精進落としの宴席を設けるのが一般的となって居ります。

 ご火葬が始まりましたら あらかじめ お願いした方々に控室にお集まり頂き、宗教者を上席にご遺族は末席にお座り頂いて会食となります。精進落としの宴席での式次第としては 特に決まりは御座いませんが、喪主様のご挨拶 ご親族の長老の方による献杯(浄土真宗では献杯とは言いません)の音頭により会食が始まります。お料理は 出席者の数が確定している場合はお料理膳で、数が確定しない場合は 大皿料理を用意します。又 喪主様、ご遺族の方々は 会食の間 席を回ってお礼の言葉を述べると共に、お好みの飲物をお勧めします。宴席は拾骨室への移動を持って閉宴となります。

   今回は以上です。

お骨揚げ

 今回はお骨揚げについて書かせて頂きました。

 お骨揚げとは 荼毘(火葬)に付した故人様の焼骨を拾い上げ、お骨壺に納める事を言います。お骨揚げは拾骨(しゅうこつ)、収骨(しゅうこつ)とも呼ばれ、又 お骨上げと書かれる場合も御座います。厳密に言うと 拾骨は 焼骨を拾う事を指し、収骨は 拾い上げた焼骨をお骨壺等に収める事を指しますが、特に使い分けられる事は無い様です。ご遺族によるお骨揚げの習慣は日本独特の儀礼と言われて居ります。このため 欧米ではお骨の原型が残らぬ様 骨灰になるまで焼かれますが、日本ではご遺骨の形がきれいに残る様 焼かれる事が大切とされます。

 横浜市内の火葬場では ご遺体の火葬が終り、火葬炉の冷却が始まると 控室に ”間もなく拾骨です” との連絡が入り、ご遺族の方々には拾骨室への移動の準備をお願いする事となります。そして 火葬炉の冷却が終ると ”〇〇家のご遺族様 拾骨室へお集まり下さい” とのアナウンスを受けて 拾骨室に集合頂きます。拾骨室では まず最初に係員の指示に基ずいて 喪主様以下2名の方は 火葬炉にて 火葬後の状態を確認して頂きます。その上で 係員は全ての焼骨を火葬炉から容器に収めて拾骨室に運び お骨揚げが始まります。

 お骨揚げは 古くには 箸渡しと呼ばれ 一人がご遺骨を箸で持ち 順に次の人に渡して行き、最後に骨袋 若しくは骨壺にお納めする形でしたが、現在では 二人一組でご遺骨を持ち上げ、お骨壺に収める形が一般的となって居ります。箸渡しは 箸と橋は音読みが同じところから、故人様をこの世からあの世へ 三途の川の橋渡しを皆でお手伝いする との願いが込められて居ると言われます。

  今回は以上です。

骨葬

 今回は骨葬に付いて書かせて頂きました。

 骨葬とは ご遺体のご火葬を事前に行い、葬儀・告別式をその焼骨を対象として執り行うお見送りです。それに対し 現在 横浜で一般的に行われている ご遺体を安置して行う葬儀・告別式を遺体葬を言います。骨葬は東北地方を中心に北海道や九州の一部で行われて居りますが、葬儀は重要な儀式であり 然るべく盛大に執り行われなければ成りませんが、その準備に時間を要する場合 ご遺体の保全技術が未熟であった以前には先にご火葬をせざるを得なかった事によります。骨葬の習俗は 火葬炉の利用は一般化されましたが、ご遺体保全は難しかった、大正時代より始まりました。

 骨葬を行う地域は 東北・北海道が中心となって居りますが、この地域は夏が短く 農作業はこの短い間に集中して行わなければならず、盛大な葬儀は農閑期に改めて行わざるを得なかった事情によります。又 漁師町などでは 平時は男性が居らず、どなたかが亡くなると まずご火葬を行って、ご葬儀は船が戻ってご親族がそろってから 改めて行う事になります。又 変わった事例と致しましては 函館大火が有ります。昭和9年3月 函館市では瞬間最大風速39m/秒の風な吹く中、住吉町から出火し その火は瞬く間に全市に燃え広がり、死者2千百人、重軽症者9千5百人の大惨事と成りました。このとき 全ての死者は ご火葬され、そのご遺骨がご家族に渡されて それぞれご葬儀が営まれました。この時以来 函館市では 骨葬が一般的と成りました。

 骨葬の地域では 本通夜に先立ってご火葬をする地域もありますが、午前中にご火葬に付し 午後に葬儀・告別式を行い、その後 菩提寺で納骨するのが一般的です。又 ご火葬とご葬儀・告別式の間を空けて行う場合も御座います。骨葬の場合 通夜・出棺・火葬をご遺族だけで密葬として行い、後日 葬儀・告別式を本葬として行う形も御座います。

遺体葬で行うか、骨葬で行うかは その土地の習俗によるだけでは無く、ご遺族様のお考えに従う事も重要ではないかと考えます。

   今回は以上です。

お別れの儀

 今回はお別れの儀に付いて書かせて頂きました。

 お別れの儀とは 葬儀・告別式の最後の出棺に先立って、ご遺族・関係者による故人様のご遺体との最後の対面の時間です。ご遺族・ご親族・親しい友人知人の方々は ご遺体と対面し、ご遺体と共にする遺品をお柩に納め、式場を飾っていた生花でご遺体を飾り、柩の蓋を有志の手で閉じて、お柩を送り出す事となります。生花祭壇をご利用頂いた場合はより多くのお花でご遺体をお飾りすることが出来ます。この後 お柩は火葬場、土葬の場合は埋葬地にお送りする事と成ります。

 葬儀式・告別式が終了しますと 式に参列された方々は会場外への退場を即されます。これはお別れの儀の準備を行う為で、会場内を ご遺体とのお別れがし易い様に整え直し、式場内の生花をお柩に納め易くする為 小さく切り分けて準備します。このお花は”別れ花”と呼ばれます。別れ花は故人様に身近な方から順にお納めします。一般的には喪主様、喪主様の配偶者、ご子息・御令嬢、親兄弟、親しい知人・友人の順となります。このお別れの時間は ご遺族にとって未練の残る時間では御座いますが、ある程度の時間で収めて頂く事と成ります。

 お柩に蓋をした後、古くには蓋が外れぬ様 縄で縛りました。その後 何時の頃からか ご遺族も参加して 釘を石で打って蓋を止めるという習俗が出来ました。これは 死霊が柩の外に出ぬ様に封じるという 死霊に対する恐怖心から生まれたと同時に、特定の石には呪力が有り 死者を悪霊から守る事が出来ると信じられていた事によります。又 ご遺族が自ら釘を打つ事で死者の蘇生を断念する為とも言われて居ります。尚 現在では 多くの火葬炉は電気式となり金属の使用が禁止された事から、柩の蓋ははめ込み式となって居り、釘を使用して止める必要は無くなって居ります。

   今回は以上です。

葬儀の演出

 今回は葬儀の演出に付いて書かせて頂きました。

 ご葬儀は 故人様をこの世からお見送りすると共に、ご遺族の悲しみをお慰めする為の宗教儀礼です。たとえ 宗教者を呼ばない無宗教葬であっても ある意味での宗教儀礼であると言えます。従いまして ご葬儀の演出は 故人様・ご遺族のご希望を良く忖度し、お願いする宗教者のご指示をふまえて演出されなければ成りません。又 結婚式ではサプライズが好まれますが、葬儀・告別式では主旨を考えるとサプライズは極力控えるべきでしょう。

 昭和時代後半の高度経済成長時代に合わせて 葬儀・告別式の演出も多様に行われる様に成りました。又 それに合わせて宗教者やお見送るする方々から多様な意見が出されて居ります。そうした中で 故人様の生前の写真を展示したり、故人様・ご遺族様がお好みの音楽を使用する事も一般化しております。式の開会を待つ間、弔辞のバックグランドミュージックとして、ご焼香の間、ご出棺の際などに音楽を流す形です。更に 故人様の人となりをお知らせする為 ナレーションテープやビデオなどを制作してお見せする演出も御座います。故人様の趣味であった詩歌や、音曲を流したり等もされます。又 会葬の方々の控室やお清めの席が作られた別室に 故人様の人となりを表はすお写真や生前の業績を表わす記念品などを展示する事も御座います。

 最近では 故人様やご遺族様による個性化のご希望から様々な演出をする事が可能となりました。葬儀・告別式の演出には様々な考え方が御座いますが、葬儀・告別式は宗教儀礼として厳粛に行う事が肝心であり、ご葬家や宗教者のご意見を良くお伺いした上で執り行われなければ成りません。

   今回は以上です。

通夜の準備

 今回は通夜の準備に付いて書かせて頂きました。

 通夜とは 葬儀の前夜に夜を通して行う儀式で、生と死の境界線に在る故人様を ご遺族 ご親族が別れを惜しむ場で御座います。しかしながら 現代では 昼間に行われる葬儀・告別式には参列する事が難しい方々が、比較的 融通しやすい夜間の通夜に参列される様になり、告別式より通夜にほうが参列される方が多く見られる事が一般的と成りました。従いまして 葬儀・告別式よりも 通夜式の方がより多くの参列者に応対する前提で準備して頂く必要が御座います。

 通夜は急な知らせを受けて、駈け付ける場でも御座いますので、本来は喪礼服の着用は必要とされて居りませんでした。しかしながら 現代では 喪服を着用しての弔問が一般的となって居りますが、派手ではなく きちんとした服装であれば平服でも問題有りません。ただし 金具類(ネクタイピン、結婚指輪以外の指輪、靴の飾り等)は着用を避けなっければなりません。又 遺族・親族よりも格式が上の喪服を喪服を着てはならない という暗黙の決まりも有りますので、和装の礼服は避けた方が無難です。

 通夜式のお焼香が済みましたら、弔問の方々に通夜振舞いとして酒食を供しますが、人数はその場にならないと解りませんので 盛り合わせのお料理を用意するのが一般的です。又 地域に依りましては 色々な形の通夜振舞いがあります。酒食は供さずに 弔問客にお菓子をお持ち帰り頂くもの、食事券(寿司屋などの)をお持ち帰り頂く形、酒食では無くお茶だけを供する形、あるいは 酒 砂糖などの詰め合わせをお渡しして通夜振舞いに代える形なども御座います。

 何れにしろ ご遺族様のご希望を明確にして、葬儀社と良くご相談される事をお薦め致します。

   今回は以上です。 

葬儀の式場

 今回は葬儀の式場に付いて書かせて頂きました。

 ご葬儀の式場に付きましては ご自宅で行う場合と、公営 或いは私営の式場をご利用頂く場合とが御座います。ご自宅で執り行われる場合は 式場に使用されるお部屋をお定め頂いた上で祭壇の形をお決め頂きます。更に張幕、テント、冷暖房、案内標識、駐車場等を検討頂く必要が御座います。外部の式場をご利用頂く場合には その式場の使用規則に従って執り行う形となりますので、ご検討頂く項目はかなり少なくなります。尚 その際には 故人様 及び ご遺族様のご希望は忌憚なくお話頂く事が大切です。

 ご自宅でご葬儀を行う場合は 式場とする部屋、飲食の接待をする部屋、宗教者の控室、近親者の控室、会葬者の待機する場所、受付の場所等を 葬儀社とご相談の上でお決め頂きます。又 場合によっては 近隣の方々の了解を取り付けます。

 現代では 車で来訪される会葬者の方も多くなりましたので、近隣の駐車スペースを用意したり、無い場合は 一時的な路上駐車スペースを用意し、近隣に了解を取ると共に 所轄警察に届け出を出して許可を取り付けます。

 地元に不案内な会葬の方を考慮して、最寄の駅やバス停などから自宅までの案内標識、玄関から待機場 そして 式場に至るに必要な案内標識も必要となります。勿論 式場を示す門標も必要です。

 更に 門前から玄関までの通路の足元が暗い場合は 夜間の弔問客に備えて照明を用意します。又 夏の暑い季節には 冷房器や扇風機、冬の寒い季節には 暖房機具、雨が予想される場合はテントや予備の傘も用意します。又 式中に停電などが起こらぬ様、最大使用電力量にも注意が必要です。

 以上は全て 葬儀社が手配致しますが、適時 ご葬家の指示を必要と致しますので、ご留意下さい。

   今回は以上です。

遺体の変化

 今回はご遺体の変化に付いて書かせて頂きました。

 人はご逝去されると 生活反応が失われ、修復性や回復性も喪失します。従いまして ご遺体の状態は急激に悪化して行きます。死斑が出、死後硬直が始まり、腐敗が始まります。ご遺体の保全に最も大切な事は ”ご遺体を悪化させないこと”につきます。ご遺体の悪化防止の為には 死亡直後の看護師による適切な処置と その後の低温保存が重要となります。尚 ご遺体は保存方法により進捗の度合いは異なりますが、悪化はしつずけますので 死亡直後のメイクはあまり効果は有りません。

 死斑とは 心臓が停止し血液の流れが止まると、血管内の血液は全て下に集中します。ご遺体の上の部分の皮膚は蒼白となり、下になった部分の静脈に全ての血液が溜ります。この血液が凝固して死斑となります。死斑は死後20~30分後位から始まり、20時間以上経過すると固定されます。尚 死後10時間くらいまでは固定されません。

 死後硬直は 体内の化学反応により筋肉や関節が硬直して動かなくなる現象です。死後硬直は死後2時間位から始まり、20時間位で硬直は最も強くなります。その後は腐敗が強まる為、硬直は徐々に解けて行きます。

 ご遺体は 体内を一定の状態に維持する為の 恒常性が消失した状態となります。恒常性は 終末期から徐々に失われて行き、死亡と同時に加速度的に消失して行きます。人が健康な際には 体内や体表面の人体に有害な細菌や問題のある細菌の増殖を抑制していますが、死により細菌の繁殖環境が大きく崩れ、抑制されていた問題細菌が爆発的に増殖を繰り返し、ご遺体の悪化を一気に進めます。しかし ご遺体には生命活動が存在しない為恒常性は無く、これを取り戻す術は有りません。この悪化をより遅らせる為にご遺体を低温で保存しなければ成りません。

   今回は以上です。

葬儀の打合せ

 今回は葬儀の打合せに付いて書かせて頂きました。

 ご葬儀の打合せは 最愛の方を亡くされ 精神的にも厳しい状況の中で行わなければ成りません。多くの事をお決め頂かなければ成りませんが、何よりも先に ご葬儀に対する想いをお話し頂く事が重要です。故人様はどの様な方であったのか、故人様はご家族をどの様に思われていたのか、ご葬儀に対して言い残されて事は無いのか、そして 故人様に対するご遺族の想いはどの様なものであるかをお話し頂きます。このお話の中から ご遺族様はお心の傷を僅かでも癒して頂き、お手伝いをさせて頂く葬祭業者は 葬儀のご方針を想い描く事が出来ます。私ども葬祭業者は この想いに沿って各種のお決め頂く事を提案する事が可能となります。

 ご葬儀の打合せは 葬祭業者の情報開示と、ご葬家様のご決定が前提となります。一般的には ご葬儀の経験が豊富なご遺族様は居られません。私共 葬祭業者は ご遺族さまが 容易に選択・決定出来るべく、必要な情報を広く、公平に、正確にお伝えしなければ成りません。ご葬儀の打合せに当たり 大切な事は 物事を選択し決定するのは ご遺族様の権利だという事です。

 ご葬儀を考える際に 最も大切な事は ”故人中心”ということです。お送りする方々が 故人様への想いに集中することが 良い葬儀を実現する為のポイントとなります。故人様が生前に語っていた事、書き遺した事など、故人様が考えて居られた事を中心に進めた時が、より良い葬儀にも繋がるかと考えます。喪主様、葬儀の宗旨、会葬者の扱い方など、出来るだけ 亡くなった方本位 の方法でお考え頂くのが良いのではないでしょうか。

   今回は以上です。

葬儀の喪主

 今回はご葬儀の喪主について書かせて頂きました。

 人の世には 色々な悲しい出来事が待ち受けて居りますが、家族の方のご逝去ほど悲しい出来事は有りません。この悲しみの中でもやらなければならないのがご葬儀です。このご葬儀を取り仕切るのが喪主様であり、まず最初にお決め頂かなければ成りません。喪主様は葬儀全般の主宰者であり、弔問を受ける葬家の代表者であり、ご葬儀の宗教的な主宰者であると共に、その後の行事の責任者でもあります。又 喪主様は故人様の生前の意とご希望に沿うべく努め、故人様の霊を護る役柄を努めねばなりません。

 喪主様を何方にするか時として問題になる事があります。戦前であれば 家の祭祀を主宰する方で、戸主あるいはその跡継ぎの男子でした。戦後に民法の改正が有り、家の祭祀権を継承する方と、遺産を相続する方とは分離され、家の祭祀者が祭祀権の継承者を指名すれば良い事となりました。この指名された継承者が喪主様を努めなければ成りません。もし指名がされて居ない場合は 御家族で協議をしお決め頂きます。一般的には 世帯主以外の方が亡くなられて場合は世帯主が、世帯主が亡くなられた場合は その配偶者 もしくはお子様が喪主を務められます。喪主様は通常は一人ですが まれに複数の方々(配偶者と長男、子供たち等)が共同で務める場合も御座います。

尚 地域の習俗として 子供が親より先立った場合は 逆縁として 親が喪主にならない習慣や、夫が逝去された場合は 喪主は配偶者ではなく長男が務める、などが御座いますので 日頃よりご確認頂く事をお薦め致します。

 施主様と呼ばれるお務めが御座います。一般的には 葬儀を主宰する人と言う意味で喪主様と同じ様に用いられますが、厳密には異なります。施主様とは 血縁に拘らず、布施費用を納める人と言う意味で、葬儀の施行主であります。個人葬の場合は喪主と施主を御一人で務めますが、社葬や団体葬などの場合 喪主はご家族が務め 施主は費用を負担する会社や団体の代表者が務める事と成ります。又 個人葬の場合でも 跡継ぎが未成年の場合 喪主を跡継ぎな務め、叔父様が施主を務める形なども御座います。

   今回は以上です。

葬儀の前に

 今回がご家族のどなたかに万一が予想される場合にお決め頂かねばならない事項に付いて書かせて頂きました。

 ご家族のどなたかが亡くなられた場合 まずは 葬儀社に連絡をし、その後 葬儀社と葬儀の次第をお決め頂かなければ成りませんが、精神的な動揺も大きい中での判断には難しい面も多々あります。大切な方との最後の時間をより良く、後悔の無い様お過ごし頂くためには 事前に以下の事をお決め頂いて置く様 お薦めします。

1 喪主はどなたがされるか?

2 お通夜までの ご遺体の安置場所は何処にするか。

3 葬儀の形式は 仏式(宗派、檀家寺)、キリスト教(所属教会)、他の宗教、無宗教。

4 葬儀のご予算。

5 ご遺影の原本。

6 ご希望の式場、火葬場 もし御座いましたら。

7 準備する情報

  故人様 氏名、現住所(含む世帯主) 本籍地(含む筆頭者)、生年月日 

  喪主様 氏名、現住所(含む世帯主) 本籍地(含む筆頭者)、生年月日

  死亡届出人 氏名、現住所(含む世帯主) 本籍地(含む筆頭者)、生年月日、故人様との続柄、連絡先

 故人様が病院で亡くなられた場合は ご遺体を搬出しなければ成りません。その場合の葬儀社への連絡内容は 連絡される本人様のお名前、故人様との関係、連絡先の電話番号、故人様の氏名・年齢・性別、病院の名称・住所・電話番号・病室、そしてご遺体の搬送先が必要となります。

   今回は以上です。 

末期の水 遺体の清拭

 今回は末期の水とご遺体の清拭に付いて書かせて頂きました。

 末期の水とは 死にゆく者に対して 御家族により その口許を水でうるおす作法を言います。あるいは 死に水をとる とも言います。本来は死者の命が蘇える事を願って行われたと伝わります。従いまして 臨終の間際に行われる作法でしたが、現在では息を引き取られた後に行う事が一般的となって居ります。ご遺体の清拭(せいしき)とは 死後感染を予防し、ご遺体の尊厳を守る為に行う、各種の手当を指します。

 末期の水の由来は 仏典”長阿含経”の中に記されて居ります。末期を悟られた仏陀は 口が渇いたので水を飲みたいと 弟子の阿難に命じました。しかしながら 近くの川は水が濁って汚れて居た為 差し上げる事が出来ません、その時 雪山に住む仏道に篤い鬼神が 鉢に浄水を汲み これを仏陀に捧げたとの事に由来します。死に水は 許されるならば病院で、許されないのであれば ご遺体がご自宅に帰り お布団の上に安置した後に行います。死に水をとる順序は 喪主様 そして血縁の近い順に行います。最初は配偶者、お子様、故人の両親、兄弟姉妹、子の配偶者、孫、そして臨終に立会った方々の順となります。使用する道具は 筆 又は 箸の先に脱脂綿を巻き付けものを使用し それに水をふくませて唇を湿らします。元来は死者の蘇生を願う民俗的儀礼であると共に、一人一人が故人様に別れを告げる大切な儀式でもあります。

 故人様がご自宅で亡くなられた場合 主治医が死亡の判定をした後に 看護師によりご遺体の清拭が行われます。ご遺体の表面をアルコールで消毒し、鼻や尻等の部位に脱脂綿を詰めて体液が漏れない様にし、新しい浴衣などに着せ替えを行い、女性の場合は簡単な化粧を施すなどをします。病院で亡くなられた場合も同様の手当が行われ 遺体安置室(霊安室)に運ばれて引き取りを待つ事と成ります。看護師による清拭は エンゼルケアとも呼ばれて居ります。現代では エンゼルケアが一般的に施される様になり、ご家族による湯灌を行う事は少なくなりました。

   今回は以上です。

死体火埋葬許可証

 今回は死体火埋葬許可証に付いて書かせて頂きました。

 死体火埋葬許可証とは ご遺体を埋葬(土葬)あるいは火葬を許可する証で、埋葬・火葬の前に取得して置かなければ成りません。許可証の発行は 死亡届を受理した市区町村役所が行います。死亡届と共に死体火埋葬許可申請書を役所に提出し、許可証を受取ります。申請書には 死亡者の本籍、住所、氏名、性別、出生年月日、死因(一般感染症かそうで無いか)、死亡年月日時、死亡場所、火葬場所あるいは埋葬場所、申請者の住所・氏名・続柄の情報と印鑑(シャチハタは不可)が必要と成ります。

 死体火埋葬許可証が無いと ご遺体を埋葬(土葬)、或いは火葬する事が出来ません。この許可証は 発行した市区町村だけでなく、全国共通で有効となります。尚 ご遺体は原則として ご逝去後24時間以内には埋葬・火葬を行う事が出来ません。但し 法定伝染病により亡くなられた場合はこの限りでは有りません。横浜市内では原則として土葬が認められて居りませんので、全て火葬となります。

 横浜市内には 市営火葬場として 横浜市北部斎場(緑区)、横浜市久保山斎場(西区)、横浜市戸塚斎場(戸塚区)、横浜市南部斎場(金沢区) 私営火葬場として 西寺尾斎場が御座います。其々の火葬炉ご利用費用は;

1 横浜市営; 横浜市民-12,000円、市外-50,000円。

2 西寺尾火葬場; 63,000円(市内、市外共に)。

 ご火葬が終り ご遺骨をお骨壺に納めた後、火葬証明書が発給されます。火葬証明書は ご遺骨を埋蔵(お墓に納める事)、収蔵(納骨堂に納める事)の際に 管理者に提出しなければならない重要な書類ですので、ご遺骨と共に大切に保管して下さい。尚 分骨をされる場合は 別途 分骨証明書が必要となりますので、ご火葬の前に 火葬場へ申請する必要が御座います。尚 分骨申請書の発行手数料は 横浜市営斎場の場合 300円となります。

 以上の手続は ご依頼頂ければ葬儀社が代行してくれます。

   今回は以上です。  

監察医

 今回は監察医に付いて書かせて頂きました。

 監察医とは 死体解剖保存法の規定に基ずき、都道府県知事が任命する 行政解剖を行う医師を指します。日本に於ける監察医制度は 飢餓、栄養失調、伝染病などによる死亡者が続出していた第二次世界大戦終戦直後に 死亡者の死因が適切に把握されず その対策にも科学性が欠けて居た為、その状況を憂慮した連合軍総司令部(GHQ)が 公衆衛生の向上を目的として 日本政府に創設を命令した制度で、1947年(昭和22年)に創設されました。

 監察医制度の目的は 死因不明の死体を検庵 又は解剖して死因を明らかにする事により、公衆衛生の向上に資する事に有ります(犯罪捜査を目的とした制度では有りません)。監察医の業務内容は 死因の明らかでない死体に付いて ①死体の検案を行う事、②検案によっても死因が判明しない場合は解剖を行う事(ご遺族の同意は不要)です。その対象となるご遺体は 伝染病、中毒、又は災害により死亡した疑いのある死体 及びその死因が明らかでない死体です。監察医制度は 昭和22年 当時の人口上位7都市(東京23区、大阪市、京都市、名古屋市、横浜市、神戸市、福岡市)で運用が開始されました。監察医は常勤 或いは非常勤の形で監察医務院と呼ばれる組織に所属して死因の解明に当ります。現在 監察医務院が運用されて居るのは 上記から京都市、福岡市を除いた5都市です。それ以外の地域では 委嘱を受けた 大学の法医学教室が その任務を代行して居ります。

 監察医や警察の嘱託医が行う、死因を特定する為の解剖を”行政解剖”と言います。これに対して 犯罪死の惧れがある場合に行う解剖を”司法解剖”と言います。行政解剖の途中で犯罪死の疑いが出た為、司法解剖に移行することもあります。行政解剖と司法解剖は ご遺族の同意を必要とは致しません。一般的医療機関で行う病理解剖はご遺族の同意が必要です。

   今回は以上です。

死亡診断書(死体検案書)

 今回は死亡診断書(死体検案書)に付いて書かせて頂きました。

 死亡診断書(死体検案書)は 人の死亡に関する厳粛な医学的・法律的証明であり、死亡者本人の死亡に至るまでの過程を詳細に論理的に表わされた書類で死亡届提出の根拠となります。又 死亡証明書(死体検案書)は 日本国の死因統計作成の為の資料ともなって居ります。死亡診断書は 死亡の原因となった傷病の診察に携わった医師 又は歯科医師により発行されます。死体検案書は 死亡の原因となった傷病の診療に携わる医師が居ない場合、又は 死体に異常があるとと認められた場合に都道府県知事が指定した医師(監察医等)が遺体を検案の上で発行します。

 通常の病死あるいは老衰死などの自然死が明白な場合は その診察・治療に当っていた医師が死亡診断書を発行します(医師法)。突然死や永らく医師の診察・治療をうけて居ないで死亡した場合は 病死や自然死であっても医師・歯科医師は死亡診断書を発行する事が出来ません。この場合は 死亡地の所轄警察署による検視を経て、監察医 又は警察の嘱託医が検案を行い死体検案書が発行されます。これは 自然死以外の可能性が無いかどうかを調べる為です。病死 あるいは自然死以外の異常死体、犯罪の疑いのある死体の場合は 所轄警察に届けて、その検死を受け、監察医 又は警察の嘱託医が 検案の上で死体検案書を発行します。警察による検視、監察医などによる検案が必要なケースは以下の通りです;

1 病死あるいは自然死であっても診察・治療に携わる医師が居ない場合。

2 病死あるいは自然死であるかどうか不明の場合。

3 伝染病死、中毒死などの場合。

4 溺死、事故死、災害死、自殺などの非犯罪死の場合。

5 殺人、過失致死などの犯罪死あるいはその危惧がある場合。

尚 横浜市には ”監察医を置くべき地域を定める政令”により監察医が置かれております。

   今回は以上です。

現代の墓地事情

 今回は現代の墓地事情に付いて書かせて頂きました。

 お墓は 親から子へ、子から孫へと承継されて行くものと考えられて居りました。しかし 昭和時代後半からの 人口都市集中化や核家族化の進展により、”家”の概念が変化し、又 菩提寺と檀家の関係も希薄に成り、”家墓を護る”形が困難な時代と成りました。墓地は先祖より承継するものではなく、ご自分で墓地を取得する場合も 少子化の中で誰を承継者とするか 良く考慮しなければならない時代と成りました。

 1965年(昭和40年)頃より高まった 人口の大都市集中の流れは 核家族化を進めると共に、大都市圏での墓地需要を増大させました。その需要に応えて 公営霊園や民間の霊園開発が盛んに推し進められました。そして 地方の寺院墓地は過疎化の影響を受ける事となり、少子化の進捗とともに 墓地の無縁化を招き 承継の問題が生じて居ります。墓地の承継は 男子承継を原則として居りましたが、現在はこの様な運営規則も改められつつ有ります。墓地の永代使用権を購入する場合は 承継者を誰にするか決めた上で購入するのが基本でしたが、現代では 永代供養墓や樹木葬墓など 承継者が居られる方は勿論、承継者が居られなくとも安心して死後を託す事が出来る墓地を利用する時代と成りました。

 現代の墓地のトレンドと致しましては ”住墓近接” ”小規模・小区画” ”ガーデニング”等が人気です。墓参の容易さを考慮して ご自宅に近く 交通の便の良い場所で、それ程 高額でない 1㎡以下の狭小区画をご利用される方が多くなりました。又 芝生墓地やガーデニング墓地など 花や緑に包まれた モダン造りの霊園も好まれる様です。

   今回は以上です。

▲このページのトップに戻る