横浜で葬儀、お葬式ならひかりの杜

ひかりの杜

ひかりの杜

0120-264-664

公衆電話・携帯電話
からもお問い合わせ頂けます

メールでのお問い合わせ

公衆電話・携帯電話からもお問い合わせ頂けます

メールでのお問い合わせ

火葬儀プラン 家族葬プラン 一般葬プラン 葬儀後について お寺紹介 墓地・お墓紹介

24時間365日対応

24時間365日対応

・葬儀前の準備

・お通夜の流れ

・葬儀の流れ

・失敗しない葬儀社の選び方

・ごあいさつ

・火葬儀

・家族葬

・一般葬プランLight

・一般葬

・生活保護受給者様

・ペット葬

ご連絡先はこちら

QRコード

ご葬儀関連新着情報

・港北区 葬儀

・青葉区 葬儀

・鶴見区 葬儀

・港南区 葬儀

・戸塚区 葬儀

・神奈川区 葬儀

・旭区 葬儀

・都筑区 葬儀

・中区 葬儀

・南区 葬儀

・西区 葬儀

・保土ケ谷区 葬儀

・磯子区 葬儀

・金沢区 葬儀

・緑区 葬儀

・瀬谷区 葬儀

・泉区 葬儀

・栄区 葬儀

ブログ一覧

通夜

 今回は通夜(つや)に付いて書かせて頂きました。

 通夜は ご葬儀の前夜に夜を通して執り行う儀式を指します。仏教では通夜式、神道では通夜祭、キリスト教では前夜式と呼ばれます。日本に於いて 通夜は古代の”もがり”の習慣であるとも、臨終の際の看病の延長にあるもの、とも言われ、夜伽とも言われ 夜を徹して死者を見守ります。法律的には 死は医師の判定による心停止の時点となりますが、ご遺族にとっては直ぐに受け入れられることではありません。夜を徹して枕元に侍り、生きている時と同じ様に仕える事により、故人様と最後に過ごす大切な時間でも有ります。

 仏教に於ける通夜式の起源は 紀元前383年2月15日 釈迦が入滅した後に 悲しみにくれる弟子達が 死後7日間 ご遺体を見守りながら 釈迦が生涯にかけて説いた説法を弟子達だ夜通し 聞き合ったと言われる故事に由来します。仏教での通夜は 故人様の成仏を祈る事では無く、大夜(たいや)という 故人様の現世での最後の夜を共に過ごす為に集った方々が、ご遺体を取り囲み 故人様の思い出話を語り合う場であります。

 現代の通夜では 全てのご親族が地元に居られるとは限らず、又 式場や火葬炉の都合などもあり、亡くなられた その夜に通夜を行う事が難しくなりました。死の当日は そこに居られる方々で仮通夜を行い、葬儀・告別式の前夜に 本通夜を行う形が一般的となって居ります。本通夜は 夜の6時か7時から始まり 1時間程度を僧侶の読経と弔問客の焼香にあて、終了後 通夜振舞いを供して1時間から2時間でお開きという 半通夜の形式が一般的となって居ります。

   今回は以上です。

ご納棺

 今回はご納棺に付いて書かせて頂きました。

 ご納棺とは 故人様のご遺体をお柩にお納めする事ですが、一般的には 湯灌などでご遺体をお清めするご遺体処理、お着替え、ご納棺の一連の作業となります。大切なご遺体を取り扱うことゆえ、ご遺族や親しい方々が中心となってお取扱い頂くべきかと考えます。なお ご遺体が硬直している場合も御座いますので、専門家の意見を聞きながら、慎重な取扱いをお薦め致します。

 ご納棺の前には 身に付けられた指輪や装身具をはずして頂きます。そして ご遺体は通常、防水シーツの上に安置されて居りますので、このシーツを持って ご遺体を持ちあげ、柩の中にお納めします。お納めした後 副葬品を収めますが、ご火葬に当たり障害となる下記の品は副葬する事が出来ません:

 1 爆発の惧れのある物。

 2 燃えない物。

 3 ご遺骨を傷つける惧れのある物。

 4 ご遺骨を着色する惧れのある物。

具体的には ペースメーカー、ガスライタ-等の爆発のお惧れのあるもの、メガネ・グラス・酒瓶等のガラス製品、金属でできた釣竿やゴルフクラブ等、ゴルフボール等も火葬炉の中で廻ってご遺骨を傷つける惧れが御座います。又 果物などはご遺骨を着色する惧れが有ります。そして 書籍などは燃えにくい為 お納めする前にページをばらすなどの処理が必要となります。

 以前 映画”おくりびと” で話題となった 納棺師と呼ばれる職業が有ります。納棺師の仕事は 葬儀社からの依頼を基に ご遺体の安置からご火葬までの間 ご遺体の状態を管理する事で、ご遺体の保全・衣裳の着替え・顔剃り 化粧 含み綿など ご遺体の見栄えを整えることも致します。納棺師のルーツはそれほど古くは無く、日本の伝統文化や宗教との関連性も有りません。1954年に起きた 青函連絡船洞爺丸沈没事故に於いて 多くのご遺体が函館の海岸に漂着した為、葬儀業者の依頼を受けて 函館の住民がご遺体を回収し、ご遺族にお渡しした事に始まります。その後 ご遺体の保全と装飾を目的とした職業(納棺師)が生まれました。

   今回は以上です。  

ご遺体の安置

 今回はご遺体の安置に付いて書かせて頂きました。

 現在の横浜ではほぼ100%の方がご臨終を病院で迎えられます。ご遺体は寝台車でご自宅に移送されご納棺されるまでの間、ご自宅に安置される事となります。ご自宅では薄物の敷布団に清潔な白のシーツと掛布団をご用意頂きます。ご遺体は頭部を北に、足を南に向けてご安置します。間取りの関係で北枕に出来ない場合は、頭部を西、又はご仏壇に向けてご安置します。故人様の手は胸元で組合せ数珠を手に持たせお顔に白布をお掛けします。そして掛布団を上下 逆にしてお掛けし、掛布団の上に守り刀をお供えしてご遺体のご安置が終了します。尚 浄土真宗では守り刀はお供えしません。又 この北枕はお釈迦さまが入滅した際頭部を北に顔は西を向いていたとの故事に由来しております。

 ご遺体のご安置が終わりましたら枕元に枕飾りを設営します。白木の小机を用意し その上に三具足(香炉、燭台、花立て)、鈴(リン)、水を入れた湯呑、ご飯を円く盛った枕飯をお供えします。そして花立てにしきみ又は菊などを一輪供え、燭台にロ-ソクくを立てて火を灯し、線香を香炉で焚き設営を終了します。本来 ロ-ソクの火や線香は絶やさない事が仕来りでしたが、最近は火災予防上 必要な時のみ灯すのが一般的と成りました。枕飾りの由来は 花立てのしきみは魔除けとして、ロ-ソクの火は仏の光明を示し、線香の煙は仏の食物、枕飯はご飯が人の体を養うのであれば 魂も養えるとしてご飯を魂の様に丸形にしてお供えして居ります。枕飾りが終わりますとご僧侶に枕経をあげていただく事に成りますが、最近では枕経を通夜の読経の一部としてあげていただくのが一般的です。

  今回は以上です。

葬儀施行の契約

 今回は施主様と葬儀社の契約に付いて書かせて頂きました。

 ご葬儀を執り行うに当たりましては多くの部分を葬儀社に委託する事と成ります。以前は"葬儀式という神聖なる儀式を価格評価することはタブー"という考えの下 施主様と葬儀社の信頼関係のうえで葬儀前にいくら位、葬儀終了後に結果として総額いくらという様な委託契約が成り立って居りました。しかしながら時代の変化と共に この様なタブー視も少なくなり、横浜の様な人口集中地域では地域コミュニティーの希薄化 核家族化 少子化が進む中でご葬儀に対する考え方も大きく変化しました。昨今は"心のこもったご葬儀をシンプルに、そして明朗な費用で "執り行いたいとのご希望が多数と成りました。 本来 施主様と葬儀業者との関係は;

  1  ご遺影写真・棺・骨壺・花祭壇等 物品の販売、 

  2  葬儀に使用する葬具・仏具・備品等の貸出し、 

  3  葬儀全体の企画・運営管理・司会・その他のお手伝い等の役務提供、  に係わる契約関係に有ります。

 契約は相互が対等の立場で、同等の知識の下に取り結ばなければ成りません。しかしながら一般的には 施主様、喪主様共にご葬儀のベテランと言う訳ではなく、又 悲しみの中で判断しなければ成りません。従いまして葬儀業者はご遺族様が不利に成らない様、全ての公正な情報を提供し、ご質問に答え、お見積りを提出してご了解を頂かなければ成りません。途中解約も当然含まれます。

   今回は以上です。

葬儀社の仕事

 今回は葬儀社がお手伝い出来る仕事に付いて書かせて頂きました。

 ご葬儀の施行は施主さま(喪主さまが兼ねる事も多くあります)のお考えにしたがって執り行われます。葬儀社はそのお手伝いをさせて頂く立場です。従いまして施主さまと葬儀社の分担をお決め頂き円滑に進行する様 お考え頂く必要が御座います。勿論 喪主さま、施主さまも葬儀に慣れない方が普通ですので どんな事でも葬儀社にお問い合せ頂きご納得のいくお見送りをして頂きたいと思います。以下に葬儀社がお手伝い出来る事を箇条書き致しました;

-病院からご自宅、ご自宅から式場へのご遺体搬送、霊柩車・ハイヤー・マイクロバスの手配。

-ご遺体の保全及び保管。

-お通夜までの枕飾り設営、ご納棺。

-斎場のご紹介、空き状況確認、予約(横浜市内には市営の斎場は三カ所、私営斎場は多数有ります)。

-火葬炉の予約(横浜市内には市営火葬場四カ所、私営火葬場一カ所が有ります)。

-ご遺影の準備。

-お通夜、葬儀、告別式、初七日、火葬のプラン作成と その司会、進行管理。

-宗教者のご紹介。

-死亡届等の手続き代行。

-棺、死装束、骨壺の用意。

-祭壇及び葬具の設営、撤去。

-式場内外の準備、清掃。

-ご供花、供物の手配。

-通夜ぶるまいの料理、弁当、会葬礼状、会葬返礼品の手配。

-喪服の貸出し。

-駐車場の確保、道路使用許可申請の手続き代行。

-後飾りの設営、徹去。

以上ですがお困りの事が御座いましたら何でも葬儀社に忌憚無くお問い合せする事をお薦め致します。

  今回は以上です。  

葬儀の費用

今回は葬儀の費用に付いて書かせて頂きました。

 葬儀の費用と致しましては 大きく分けて 五種類の費用が必要となります。1) 葬儀一式の費用、2) 宗教関係者の費用、3) 式場・火葬炉の利用料、4) 接待・飲食の費用、5) その他の雑費 となります。

 葬儀一式の費用としては 病院からご自宅までのご遺体搬送、ご遺体安置後の仮祭壇(枕かざり)、葬儀全体の企画・運営、式場・火葬炉・その他の予約、ご遺影準備、棺、骨壺、式場の設営・後かたずけ、霊柩車、忌中の仮祭壇(後飾り)、死亡届の手続き は最低限必要とされる項目です。この他 状況に応じて 会葬礼状・返礼品の手配、ハイヤー・マイクロバスの手配、供花・供物の手配、借り喪服の手配、死亡広告の手配、駐車場の確保・道路使用許可申請の手続きなども手配する必要が御座います。

 宗教関係者の費用としては 仏式であれば 僧侶へのお礼(お布施)(通夜、葬儀・告別式・初七日法要・四十九日法要の読経に対して)、御車代、お膳料、戒名料が必要となります。神式であれば 神官へのお礼(玉串料)、御車代、御料理代が必要となります。キリスト教であれば 教会への献金、聖歌隊・オルガニストへのお礼が必要となります。具体的な金額に着きましては直接 宗教者にご相談される事をお薦めします。

 式場の利用料は 通夜・葬儀をご自宅ではなく斎場を利用されて執り行う場合に必要となります。火葬炉の利用料は横浜市営火葬場の場合 横浜市民は1万2千円、市外の方は5万円の利用料が必要となります。

 接待・飲食の費用としては 通夜ふるまい 初七日後の精進落とし それに伴う飲物、会葬礼状、会葬御礼品、香典返しなどの費用が必要と成ります。

 その他の雑費としては 運転手やお手伝い頂いた方々への心付け、親戚の方々の宿泊費・飲食費などが必要と成ります。

   今回は以上です。

ご葬儀の前に

 今回はご葬儀の前にご遺族様にお考え頂く事に付き書かせて頂きました。

 不幸にして ご家族様がお亡くなり成られますと 病院からご遺体の搬送、安置、保全、納棺、お通夜、葬儀、出棺、火葬と一連の流れの中で故人様とお別れするする事と成ります。古くはこの流れは隣、近所の方々により執り行われて居りましたが、昨今はご遺族様のご希望のもと葬儀社へ委託し執り行うケースが一般的となりました。それでは葬儀社へ委託する前にどの様な事を考えて於けば良いか以下に書いて見ました;

 1 葬儀の形式

   仏式、神式、キリスト教式、無宗教式、社葬・団体葬等ですが、まずは故人様のご遺志が尊重されるべきと考えます。日本では多くのケースが仏式で行われて居りますが 仏式の場合 宗派により仕来りが違いますので 確認が必要です。又 故人様の宗教で葬儀を執り行い それがご家族様の宗教と相違する為 ご家族様の寺院墓地に納骨出来ないと言う事も御座いますので 慎重にご検討する必要が有ります。

 2 葬儀の規模

   葬儀の規模は故人様の社会的地位、交際範囲、ご遺志、喪家のご意向などを考え合わせ決められますが 以前とはとは違い 周囲の意向よりは 故人様とご遺族様の意向を優先にお決め頂くのが良いと思います。

 3 予算

   ご遺体搬送から火葬、収骨までの費用と成りますが、世間体にとらわれ 経済的に無理をしてまで大きな葬儀をする必要はありません。あくまでもご遺族様の納得がいくご葬儀が一番と思います。

 4 通夜・葬儀の場所

   ご自宅、マンション・団地の集会所、寺院、教会、公営斎場、私営斎場、ホテル等が有ります。ご自宅の場合 祭壇を設け 僧侶を招いて読経をお願いするのであれば 最低でも6畳程のスペースと ご会葬者にご焼香を頂く場所が必要と成ります。ご自宅以外の場合は公営斎場が費用的にもご利用し易いかと思います。

  以上をふまえて葬儀社へご相談される事をお薦め致します。

  今回は以上です。

死亡のご連絡

 今回はご臨終後の連絡先、連絡内容に付いて書かせて頂きました。

 ご臨終を知らせる方々は ご臨終に立ち会えなかったご家族、近親者、故人様と親しかったご友人・知人、勤務先、学校、関係団体等ですが、すぐに知らせる方と、通夜・葬儀の日程が決まってからお知らせする方とに分けてご連絡します。また 通夜・葬儀でお世話になる お隣・ご近所の方、町内会・自治会の方にもご連絡する必要が有ります。それと共にご葬儀の日程を決める為には 葬儀でお世話になる宗教者(菩提寺の僧侶、神官、牧師、神父様)の方へのご相談も重要です。ご遺族よりご連絡を全ての方へ直接するのは大変ですので グループ分けをし 夫々の代表者お二人ぐらいから他の方への連絡をお願いします。

 ご連絡は電話で構いません。通常の挨拶は省き ”〇〇の長男〇〇で御座います、本日〇時父が亡くなりましたのでお知らせ致します。通夜・葬儀に付きましては決まり次第 再度ご連絡させて頂きます。”という形でご連絡します。葬儀日程が決まってからご連絡する方へは ”〇〇の弟〇〇で御座います、兄は昨日〇時に死去致しました、通夜は〇月〇日〇曜日〇時より、葬儀は〇月〇日〇曜日〇時より ともに〇〇の〇〇会館で執り行いますのでお知らせ申し上げます。” という形でご連絡します。葬儀の方式(仏式、神式、キリスト教式、無宗教、お別れ会)も付け加えた方が良いと思います。ご危篤のご連絡と同様に連絡先、連絡方法のリストを事前にご用意される事をお勧め致します。

 なお 故人様の死亡届を提出しますと故人様の銀行口座は一定期間 凍結されますので 故人様名義の口座からのご出金は死亡届提出前にする必要が有ります。又 病院への支払、タクシー代、お布施、お手伝い頂いた方への心付け等 現金が必要と成りますので ある程度まとまった現金をご用意頂く事も必要となります。

  今回は以上です。

ご危篤の連絡

今回はご家族のどなたかが医師よりご危篤を告げられた際の連絡に付いて書かせて頂きました。

 担当の医師よりご危篤を告げられましたら ご臨終の前に会わせたい方々へ至急 連絡を取らねば成りません。一般に ご連絡する範囲と順序はこんな形でしょうか:

 1 ご家族と近親者の方

   ご両親、お子様、兄弟姉妹様、祖父母様、お孫様、配偶者のご両親・兄弟姉妹様、おじ様、おば様、甥御様、姪御様。

 2 特につながりの深い友人・知人様

 3 勤務先、学校、関係団体等でつながりの深い方

以上は 一般的な目安ですが 大切な事は ご本人様が会いたがっている方、ご家族が会わせたいと考えている方を優先に連絡されるのが良いと思います。ご親戚であっても普段 行き来の無い場合にはご連絡の必要は有りませんが、現在 交流が途絶えていてもご本人様と深いつながりを持つ方にはご連絡すべきと思います。このご連絡する方々のお名前と連絡先を事前にご用意される事ををお薦めいたします。

 ご危篤のご連絡は 目上の方、深夜、早朝に係わらず電話で構いません。電話で連絡が取れない場合は電報、ファクス、メール等で連絡します。ご連絡の内容は;

 1 〇〇の長男〇〇で御座いますが父〇〇が危篤となりました。一目会って頂けないでしょうか?

 2 病状。 

 3 駈け付けて欲しい場所名、住所、電話番号、最寄駅、病院の場合科名と病室番号。

 4 何時までに来て欲しいか。

 今回は以上です。

家族葬

 今回は家族葬に付いて書かせて頂きました。

 昨今は ご葬儀は家族葬で とご希望される故人様やご遺族様が少なく有りません。家族葬は ご家族とごく親しい方だけでお見送りする小規模なご葬儀ですが、その形態はさまざまで、人数では お子様とお孫様だけでお見送りする小規模なご葬儀から 親戚や親しい友人にまで広げた数十人規模の家族葬まで御座います。又 少人数でも宗教者をお呼びして儀礼を行う形から、宗教的な儀礼一切 行わない形まで 多様に渡ります。故人様のご希望を生前に確かめておく事も含め、生前からプランを具体化して於く事が必要です。

 ご家族を中心に ごく少人数で故人様をお見送りする家族葬は 弔問客の対応や 通夜・葬儀の進行に気を使う必要も無く、大事な方のご逝去を悼み 故人様との最後の時間をゆっくりと過ごす事が出来ます。病気療養が長引いた場合などでは 介護に疲れたご遺族様にとって、大勢の弔問客を迎え、形式や仕来りにのっとった一般的なご葬儀は 精神的にも 肉体的にも負担は大きくなりますが、家族葬であれば その御負担も大きく軽減する事が可能です。又 家族葬の内容にもよりますが 少ない弔問客、小さな式場、小さな祭壇などにより、一般的な葬儀よりは費用を少なめに抑える事が可能です。但し ”葬儀費用の相互扶助”である香典収入も少なくなりますので、費用負担は思う程 抑えられない場合も御座います。

 家族葬の認知度は社会の中で高まって参りましたが、しきたりや形式を重んじる方、大勢の弔問客を迎え、立派な祭壇を整える事が 故人様の為と考える方も少なく有りません。この様な方がご親族の中に居られた場合、家族葬を強行する事は 親族間の軋轢として残る事も御座います。又 親戚や親しい友人に知らせず、家族だけでお見送りを行い、後日 なぜ知らせてくれなかったのか と責められる場合も有り得ます。

 家族葬を選択するに当たっては だれの為の葬儀なのか を考える必要が有ります。亡くなった方が高齢で、葬儀に参列される友人・知人も少ない場合などは 家族葬を選んでも問題有りませんが、亡くなった方がまだ若く、故人様との最後の別れを希望する友人・知人が大勢居られる場合は、その方々は故人様とのお別れが出来なかった事を残念に思う事も有ります。故人様やご遺族の思いは大事ですが、故人様が生涯を掛けて築いて来た社会的なつながりもまた 配慮しなければならない大切な事柄ではないでしょうか。

   今回は以上です。

金光教の葬儀

 今回は金光教の葬儀に付いて書かせて頂きました。

 金光教の葬儀は 神式を基本として 終祭(しゅうさい)、告別式、火葬の儀、葬後霊祭により 執り行われます。終祭は 仏式に於ける通夜、告別式は 故人さまとの告別、火葬の儀は ご遺体のご火葬・収骨、葬後霊祭は 仏式に於ける初七日法要に当ります。儀式の式場、日時、式次第に付きましては 所属されている教会の 取次者の方と ご相談のうえお決め頂き、会葬希望の方々へご連絡頂く事になります。

 終祭は 仏式で言う通夜に当るものですが 人生最後の儀式として 祭主が故人さまに代わって、神様に対して生涯のお礼を申し上げると共に、霊となった以後の立ち行きを願う儀式です。金光教の教えでは 天と地は我が住家である と説かれ、たとえ霊となっても 神様の救済を受けずには助からない。生きている事も 死ぬ事も そして死んで御霊となった後も すべて神様に一切をお任せした働きの中のことであり、霊は神様の許にへ帰り 神と同根となるとされます。その為の儀式を神前に柩を安置して執り行います。その次第は以下の通りです;

1 祭員着座       祭員は入場し席に着きます。

2 一同拝礼       忍手(しんびて)で柏手を打ちます。

3 天地賛仰詞奉唱   所定の詞を全員で奉唱します。

4 祭主告詞奏上    故人さまに奏上されます。

5 霊璽奉遷       故人さまの霊が ご遺体から霊璽に移されます。

6 祭主祭詞奏上    神様に対して奏上されます。

7 祭主玉串奉奠    まず祭主が玉串を奉奠します。

8 喪主喪婦玉串奉奠 次に喪主・喪婦が玉串を奉奠します。

9 遺族親族玉串奉奠 そして遺族・親族が玉串を奉奠します。

10 新霊神拝詞奉唱 所定の詞を奉唱します。

11 会葬者玉串奉奠 会葬者が玉串を奉奠します。

12 一同拝礼      忍手で柏手を打ちます。

13 祭員退下     祭員が退場し 儀式は終了となります。

 告別式は 故人さまの御霊に縁故者・知人が告別をする儀式で、祭典の途中で祭主により会葬者を代表した 御霊に対するお別れの祭詞が奏上され、会葬者は玉串を奉奠して 御霊に感謝の真心をお供えします。その次第は;

1 祭員着座        祭員が入場し席に着きます。

2 一同拝礼        忍手で柏手を打ちます。

3 天地賛仰詞奉唱   所定の詞を奉唱します。 

4 祭主祭詞奏上     会葬者を代表して御霊に奏上されます。

5 祭主玉串奉奠     祭主が玉串を奉奠します。

6 喪主喪婦玉串奉奠  喪主・喪婦が玉串を奉奠します。

7 弔辞           会葬の代表者により弔辞が奉読されます。

8 遺族親族玉串奉奠  遺族・親族が玉串を奉奠します。

9 新霊神拝詞奉唱   所定の詞を奉唱します。

10 会葬者玉串奉奠  会葬者が玉串を奉奠します。弔電もここで奉読されます。

11 一同拝礼       忍手で柏手を打ちます。

12 祭員退下       祭員が下がり 告別式は終了となります。

   今回は以上です。     

天理教の葬儀

 今回は天理教の葬儀に付いて書かせて頂きました。

 天理教の葬儀では 遷霊祭(せんれいさい、通夜)、と告別式により執り行われます。天理教では 死は 出直し とも言われ 全ての人には前生と後生が有り、輪廻転生するとされます。人の魂は 天理王命(親神)より与えられた心と身体に宿り、陽気ぐらしを心掛け、生活しますが 死と共に 心と身体を神にお返しし、新らしくこの世に生まれ変わる為の出直しを待つ事になります。遷霊祭は神に身体をお返しする儀式でもあります。

 故人さまのご逝去を出直しと言いますが、出直された際はご遺体を安置し、霊前に お神酒、米、野菜、魚等をお供えします。教会によりましては おつとめをする場合も御座います。

 遷霊祭では 祭壇を用意し、祭壇へのお供え物、新霊様へのお供え物を用意します。遷霊祭の次第は;

1 祭主、祭員 入場

2 副祭主祓詞奏上

   祓詞を奏上の後、霊璽、霊舎、玉串、祭主、参列者をお祓いします。参列者は頭を下げます。

3 祭主遷霊祭詞奏上

   霊魂へ これから霊璽にお遷り頂きたいと遷霊祭詞を奏上。その後 消灯して霊魂をお遷し。参列者は平伏。

4 献饌

   お遷り頂いた霊舎に献饌される。

5 祭主玉串奉献・鎮霊祭詞奏上

   祭主がこの霊舎で心安らかにお鎮まり下さいと奏上。

6 祭員列拝

   祭主以外の祭員が参拝する。

7 喪主・家族・参列者 玉串奉献

   葬儀委員長・喪主から順に霊舎へ玉串を献じ、四拍手・拝礼・四拍手を行う。

8 祭主・祭員 退場

9 十二下りのお歌を唱和して故人さまを偲び、霊魂をお慰めする。

 翌日は告別式となりますが、式次第は 遷霊祭とほぼ同じで、祭主・祭員 退場の後に ご出棺、ご火葬となります。尚 式次第、お供え物は 教会により異なる場合が御座いますので、御家族が出直された場合は、隣組・所属教会とよくご相談の上 段取りをお決め頂く必要が御座います。

   今回は以上です。

プロテスタントの葬儀

今回はプロテスタントのご葬儀に付いて書かせて頂きます。

 プロテスタントのご葬儀は ご遺体を前にして行う神への礼拝であります。それは 神が人々の罪をキリストの死によって贖い 複活して死に打ち勝ち 終わりの日に神の国へ入る約束をして下さっているという信仰からキリストの死と復活への感謝、ご遺族・参列者に対する死をこえた希望と慰めを与え、死という事実をあいまいにせず 全ては死すべきものとしてキリストの福音に耳を傾け、全てが神のみ手になる事を示し、復活の信仰を喚起する事に中心が置かれます。

 ご遺体との告別は中心に置かれません。また 故人さまの冥福を祈ったり、供養をする事も行いません。生も死も全ての支配者である神の手に委ねられているからです。ご遺体・ご遺骨は丁重に取り扱われなければ成りませんが ご遺体・ご遺骨を礼拝の対象とする事は固く避けねば成りません。そしてご葬儀は全て牧師さまのご指導の下に執り行われます。

 プロテスタントは カトリッ久のように中心となる教会はありません。従いまして教会ごとに考え方が異なります。しかしながら日本では戦時下の合同命令により諸教派が合同して日本基督教団が形成されました。日本基督教団では1959年に”口語式文”を制定して居り 各教派はこれを基に夫々 独自の考え方でご葬儀を執り行っております。ご信徒さまのご病気が重篤になるようでしたら なるべく早く牧師さまにご相談される事をお勧め致します。

  今回は以上です。

カトリックの葬儀

今回はカトリックの葬儀に付いて書かせて頂きました。

 キリスト教 カトリックの葬儀は イエスの死(十字架刑により)により人間は罪から開放され、処刑の3日後に復活をして勝利したことにかかり、キリスト教信徒の死及び葬儀は 復活の恵みを皆で確認し感謝する事、イエスによって故人さまを神の手に委ね、イエス・キリストの再臨と故人さまの復活を待ち望んで祈ることと意味付けられて居ります。以前は 死は裁きの時であるとして恐れを過度に強調し 罪が許され天国に入れるよう願う赦祷式が営まれて居りましたが 1963年の第2バチカン公会議の決定をもとに改定された”ローマ儀式書 葬儀”により変わりました。その日本語版はカトリック中央協議会より1971年に出版され 1993年に改定版が出されております。カトリックの葬儀では 故人さまの復活と共に 悲しみの中にあるご遺族の力になり、励ましになって下さる様祈り、教会に参列する信徒が互いに復活にもむすばれるという 信仰を新たにする場とも位置付けられています。又 最近では日本の事情にも考慮がなされ 通夜の採用、自宅での通夜、焼香の採用、日本語での葬儀、信徒による司会などが出来るようになりました。

 臨終の祈りはご臨終に当たり行われます。立会いの方々は罪の許しを願う祈りを捧げ、司祭さまは赦しの秘跡を与え、聖書を読み、主の祈りを唱えます。ご納棺の際しては 神が故人さまを受け入れ 永遠の住まいに憩うことが出来る様にと祈り、ご遺体と柩に聖水を注ぎます。お通夜では故人さまを偲び 神の復活の約束を信じ 神が故人さまを受け入れ 慰めを与えてくれる様祈ります。ご葬儀には葬儀ミサによるもの、言葉の葬儀によるものの二通りがあります。信者でない方の葬儀、ほとんどの参列者が信者でない場合、事情によりミサが行えない場合は”ことばの葬儀”を営む事となります。

  今回は以上です。

日蓮宗の葬儀

 今回は日蓮宗の葬儀に付いて書かせて頂きました。

 日蓮宗では 日蓮聖人の 法華経を信じ 南無妙法蓮華経と御題目を唱える者は 必ず 霊山浄土に往生できる との言葉をよりどころに営まれます。葬儀は 最後の聞法(もんぽう)修行であると考えられて居り、同時に故人さまを釈尊のもとへ導くことが本義とされております。釈尊は今でも霊山浄土(インドの霊鷲山りょうじゅさん)で法華経を講じている久遠実成(くおんじつじょう)の仏であるとされます。葬儀に於けるご本尊は十界曼荼羅を掲げます。

 ご臨終の時の枕経、及び通夜は 下記の通り 日常勤行と同じです。

1 勧請(かんじょう) 久遠釈尊を始め四菩薩、諸仏諸尊、日蓮聖人をお招きする。

2 開経偈(かいきょうげ) 法華経の功徳を讃え、この教えをいつまでも受持することを誓う。

3 読経(どっきょう) 法華経の中の肝要な緒品(しょほん)を拝読する。

4 祖訓(そくん) 日蓮聖人の遺文の一節を拝読する。

5 唱題(しょうだい) 一心に題目 南無妙法蓮華経を唱える。

6 宝塔偈(ほうとうげ) 回向の前に唱える偈文(げもん)で、法華経受持の功徳を讃嘆する。

7 回向(えこう) 法要の功徳を一切の人々に手向ける。

8 四誓(しせい) 回向の次に唱える文で、人々を救う、道を求めるなどの4つの誓いを唱える。

9 題目三唱(だいもくさんしょう) 最後に御題目を3回唱え、心を正して勤行を結ぶ。

尚 湯灌、ご納棺の際は南無妙法蓮華経と唱題しながら行います。又仏弟子としての名は法名と言います。

 葬儀式も基本的には日常勤行の形ですが、それに声明曲が加わり、引導が行われます。

1 入堂

2 開会の辞

3 総礼(そうらい) 僧侶、参列者一同が合掌して唱題三遍し礼拝する。

4 道場偈(どうじょうげ) 諸仏諸尊をお招きする声明曲。

5 三宝礼(さんぽうらい) 仏法僧の三宝を礼拝する。

6 勧請(かんじょう) 久遠釈尊をはじめ四菩薩、諸仏諸尊、日蓮聖人をお招きする。

7 開経偈(かいきょうげ) 読経の前に唱えるもので 法華経の功徳を讃え、この教えを何時までも受持する事を誓う。

8 読経(どっきょう) 法華経の中の肝要な緒品を拝読する。

9 咒讃饒はち(しゅさんようはち) 唄をうたい、楽器を演奏して諸仏を供養。導師が一人の場合は省略。

10 開棺(かいかん) 引導の前に行い、迷いを転じて悟りに入ることを予告する。

11 献供(けんく) 茶湯、霊膳、献華、水供とう 極上の美味を献上する式。事前に供えて省略する事も多い。

12 引導(いんどう) 導師は必備前に進み、払子(はっす)を3振りし、焼香を3回した後 引導文を読み上げる。霊山往詣の安心を説き、故人さまの行積を語り、法華経信仰をもつことの尊さを讃嘆する。

13 弔詞・弔電

14 読経(どっきょう) 自我喝など 法華経の中の肝要な諸品を拝読する。焼香を始める。

15 祖訓(そくん) 日蓮聖人の遺文を拝読する。省略されることも多い。

16 唱題(しょうだい) 参列者全員で故人さまの霊山往詣を念じ、一心に南無妙法蓮華経を唱える。

17 宝塔偈(ほうとうげ) 回向の前に唱える偈文。法華経受持の功徳を讃嘆する。

18 回向(えこう) 法要の功徳をめぐらして現世安寧後生善処を祈念する。

19 四誓(しせい) 回向の次に唱える文で、人を救う誓いの言葉を唱える。

20 三帰(さんき) 三宝に帰依し、仏道に精進することを誓う声明曲。

21 奉送(ぶそう) 諸仏諸尊をお送りする声明曲。帰居礼(きこらい)

22 閉式の辞

23 退堂

   今回は以上です。

曹洞宗の葬儀

 今回は曹洞宗の葬儀に付いて書かせて頂きました。

 曹洞宗(そうとうしゅう)は 道元(承陽大師)によって開かれた禅宗系の宗派で、葬儀は 故人さまに仏弟子になって頂くために戒名を授ける 授戒と、仏の世界に導き入れる 引導を中心として 執り行われます。又 ご遺族・参列者に対して 世の無常を説き 生きていることの本質をみきわめる為の大切な機会ともされます。

 ご臨終の際の枕経の事を 臨終諷経(りんじゅうふぎん)と言い、遣教経(ゆきょうぎょう)と 舎利礼文(しゃりらいもん)を唱えます。

 通夜では 修証義(しゅうしょうぎ)、観音経、舎利礼文などが読まれます。日本語のお経が中心で、ご遺族に対して世の無常を説く意味合いが強いとされます。

 葬儀式の手順は以下となります;

1 入堂

2 剃髪(ていはつ) 導師は剃刀を持ち 剃髪の偈 を唱えます。

3 懺悔文(さんげもん) これから授戒の儀に入ります。生涯で犯した小罪を反省し、入滅を願います。

4 三帰戒文(さんきかいもん) 仏陀と教えと修行者に帰依することを誓います。

5 三聚浄戒(さんじゅうじょうかい)、十重禁戒(じゅうじゅうきんかい) 導師は酒水器に移した法性水を位牌や自らの頭上に注ぐ酒水灌頂を行います。

6 血脈授与(けつみゃくじゅよ) 香に薫じて霊前に安置します。

7 入龕諷経(にゅうがんふぎん) 大悲心陀羅尼と回向文が唱えられます。

8 龕前念誦(がんぜんねんじゅ) 十仏名と 回向文が唱えられます。

9 挙龕念誦(こがんねんじゅ) 出棺に際して 大悲心陀羅尼と 回向文が唱えられ、や太鼓が打ち鳴らされる鳴り物の儀式 鼓三通(くはつさんつう)が行われます。

10 引導法語(いんどうほうご) 導師は松明に模した法炬(ほうこ)で円を描いて故人さまを仏世界に導いた後、払子(ほっす)に持ち替えて、引導法語が唱えられます。

11 山頭念誦(さんとうねんじゅ) 故人さまの仏性の覚醒を祈願し 修証義などが読誦されます。ここでご遺族・会葬者の焼香を行います。

   曹洞宗の焼香の仕方は 右手で香をつまんだのち 両手で額に押し戴き、香炉に投じます。続いて 二回目には少量を押し戴かず 香炉にくべます。

12 鼓三通、出棺

   今回は以上です。

日本の宗教 仏教 曹洞宗

 今回は曹洞宗に付いて書かせて頂きます。

 日本に於ける曹洞宗は禅宗の一つであり道元によって始まります。道元は比叡山に学び、栄西の下で参禅した後中国に渡り 曹洞禅の法を継承して帰国し興聖寺を建てますが 旧仏教からの迫害を受け越前に永平寺を建立します。”臨済将軍曹洞土民”と言われるように 臨済宗は中央の武家政権に支持され 政冶・文化の面で重んじられたのに対し 曹洞宗は地方武家、豪族、下級武士、一般民衆に広まりました。

 道元自身 自らの教えを”正伝の仏法”であるとしてセクショナリズムを否定しました。このため弟子たちには特定の宗派名を称することを禁じ、どうしても名乗らなければならない際は 仏心宗 と称するようにと示したと伝えられています。道元の入滅後 じょじょに禅宗を名乗る様にになり第四祖蛍山のころから曹洞宗を用いるように成り始めました。蛍山は禅を大衆化して大教団の基礎を築き 能登に総持寺を開きます。総持寺は明治時代に焼失し横浜の鶴見に移されました。現在は永平寺と総持寺の二大本山制になつております。道元は宗旨の開創者として高祖、蛍山は宗団の開創者として太祖と仰がれております。

 教義は 正伝の仏法 を伝統とし 釈迦を本尊と仰ぎ 即心是仏の心を持って 座禅により働きかけます。その修行生活は極めて過酷であり 曹洞宗の修行は旧日本陸軍に於ける精神論、根性論のルーツであるとされています。まず入門する為にはどんなに拒絶されても門前で許されるまで入門を請い続けなければなりません。雲水たちの睡眠時間は平均二時間で お粥に梅干程度の粗食で長時間の作業をしなければ成りません。その食事の様式も高熱の粥をまわって来れば即座に食べないと遅いと厳しく叱責されます。この様な厳しい修行のなかで中途挫折者も数多いとのことです。

  今回は以上です。 

臨済宗の葬儀

 今回は臨済宗の葬儀に付いて書かせて頂きました。

 臨済宗は 栄西(千光国師)により開かれた禅宗の宗派で 法の精神は文字で伝える事は出来ないとする 不立文字(ふりゅうもんじ)の伝統を持ちます。その葬儀は 故人さまを大悟の境地に導くことを目的として居ります。臨済宗は 15派に分かれており それぞれ 公に定められた葬送儀則はなく 各派の本山を中心とした慣例により式次第が作られております。

 ご臨終の際の枕経のことを 枕経諷経(ふぎん)といい、観音経 大悲心陀羅尼(だいひしんだらに)を読誦した後 和讃が唱えられます。諷経(ふぎん)とは声を揃えて経文を読む事をいいます。

 通夜では 通夜諷経として 遺教経、父母恩重経(ぶもおんじゅうきょう)、宗門安心章(しゅうもなんじんしょう)や和讃などが読まれます。

 葬儀式は 授戒から始まります、本来 僧の葬儀法を 在家の人に応用する没後作僧(ぼつごさそう)のための儀礼で まずは仏弟子となることを意味します。次第は以下のとおりです;

1 入堂

2 剃髪(ていはつ) 導師が剃髪用の剃刀を持ち 剃髪の偈 を唱えます。

3 懺悔文(さんげもん) 生涯で犯した小罪を反省し、入滅を願います。

4 三帰戒文(さんきかいもん) 仏陀と教えと修行者に帰依することを誓います。

5 三聚浄戒(さんじゅうじょうかい)、十重禁戒(じゅうじゅうきんかい)

6 血脈授与 香に薫じて霊前に安置します。以上で授戒作法を終えます。

7 入龕諷経(にゅうがんふぎん) 大悲呪と回向文が唱えられます。本来はご納棺の際に行う作法です。

8 龕前念誦(がんぜんねんじゅ) 大悲呪と回向文が唱えられます。本来は柩の蓋を閉ざすときの作法です。

9 起龕諷経(きがんふぎん) 大悲呪と回向文が唱えられます。本来は出棺の際の作法です。

10 山頭念諷(さんとうねんじゅ) 往生咒(おうじょうしゅ)が読まれ、ハチや太鼓の鳴らし物が叩かれます。本来は寺から斎場へ向かう際の作法でした。

11 引導法語 導師により引導法語が唱えられます。

12 焼香 観音経、大悲心陀羅尼、楞厳呪(りょうごんしゅ)などが唱えられ、その間に焼香が行われます。

       臨済宗では香を押し戴かずに一回のみ香炉にくべます。

13 出棺 導師は回向文を唱え、ハチや太鼓が打ち鳴らされて葬儀が終り、出棺となります。

   今回は以上です。   

日本の宗教 仏教 臨済宗

今回は臨済宗に付いて書かせて頂きました。

 日本の臨済宗は 日本の禅の宗派の一つであり、師から弟子への悟りの伝達(法嗣、はっす)を重んじる宗派です。ゴータマ・シッダッタ(本師釈迦如来大和尚)の教え(悟り)を直接受け継いだマハーカシャバ(釈葉)から28代目のボーディダルマ(初祖菩提達磨大師)を得てインドから中国へ伝来し 唐末 河北の地の臨済寺を拠点とした臨済義玄(宗祖臨済大師)により始まります。日本へは宋の時代に中国に学んだ栄西を始めとし 中国に学んだ日本の僧侶、日本に招かれた中国の僧侶たちによって日本に伝えられました。

 法嗣という師匠から弟子への悟りの伝達を続けて現在に至っております。師匠と弟子の重要なやりとりは室内の秘密と呼ばれ師匠の部屋から持ち出される事は有りません。しかしながら師匠の振る舞いを記録した禅語録が弟子たちにより作られ時代の流れと共に多くの禅語録が集成され悟りの伝達も禅語録を教材に行う様にに変化しております。師匠が肉体を去るとき跡継ぎを選ぶのが一般的ですが、臨済宗では複数の跡継ぎを指名したり、跡継ぎを指名しないケースもあり、ある流れはいくつもの支流に別れ、ある流は消えてゆき現在に至っております。

 禅宗は知識ではなく、悟りを重んじております。ここで悟りとは”生きるもの全てが本来持っている本性である仏性に気ずく”ことです。悟りは言葉で伝えられるものではなく祖師たちは苦闘を重ねて悟りを得てきましたが多くの技法が考案され 現在では師の下で座禅、公案(知的な理解を超えた話を理解する事)、読経、作務(普段の作業)の修行をする事で悟りを得る方法論が生み出されております。悟りは師から弟子へ伝わるとされております、言葉による教えでは有りません。従い自分にとって正しい禅師を選ぶことが肝要とされます。

 臨済宗の宗派としては 建仁寺派、東福寺派、建長寺派、円覚寺派、南禅寺派、国泰寺派、大徳寺派、向嶽寺派、妙心寺派、天竜寺派、永源寺派、方広寺派、相国寺派、佛通寺派、興聖寺派などが御座います。

 今回は以上です。 

浄土真宗の葬儀

 今回は浄土真宗の葬儀に付いて書かせて頂きました。

 浄土真宗の葬儀の対象は 他の宗派と大きく異なります、絶対他力 往生即身仏という考えのもと 故人さまが門徒であれば ご逝去とともに阿弥陀仏によって極楽浄土へ迎えられており、故人さまの成仏を祈る必要はなく、授戒も引導も有りません、葬儀に於ける礼拝の対象は 阿弥陀仏であって故人さまではありません。

 浄土真宗では 往生即身仏との考えをもとに ご遺体への死に装束や 浄めの塩も用いません。又 弔電や弔辞でも 冥福を祈る、草葉の陰、お祈りなどの表現は禁じられております。浄土真宗各派は本願寺派、大谷派などを主として10の宗派に分かれて居り、葬儀の流れや仏具、供物なども微妙に相違します。ここでは 本願寺派と大谷派を中心に葬儀の流れを書かせて頂きました。

 ご臨終では 枕経を枕元では行いません、仏壇か掛け軸のご本尊に向って読経し、その後に法話を行います。ご納棺は通夜の前後に行いますが、納棺時に 納棺尊号という書付が棺の蓋の裏に貼られます。

 通夜勤行は 本願寺派の場合 阿弥陀経の読経、念仏、和讃、回向を行います。太谷派では 正信偈を読み、念仏讃、和讃、回向と続きます。浄土真宗のご焼香は;

-左手に念珠を持ち、焼香卓の前に出てご本尊に一礼します。

-抹香を右手でひとつまみし、そのまま香炉へくべます。押し頂くことはしません。本願寺派は1回、大谷派は2回。

-念珠を両手にして合掌し、念仏を唱えながらご本尊を礼拝。

-再度ご本尊に一礼して自席に戻ります。

 本願寺派の葬儀式は以下の通りです;

1 総礼(そうらい)

2 勧衆偈(かんしゅうげ) 人々に本願の信心をおこすよう勧める偈文が読まれます。

3 短念仏十編(たんねんぶつじゅっぺん)

4 出棺勤行(しゅっかんごんぎょう) 帰三宝偈の後、路念仏(じねんぶつ)が唱えられます。これで柩が蔡場に移されたことを表し、続いて葬場勤行に入ります。

5 三奉請(さんぶじょう) 法要を始めるに当たり、阿弥陀、釈迦、十方如来(あらゆる仏すべての意)を法要の場に招く意味が有ります。

6 正信偈(しょうしんげ)、念仏、和讃。

7 焼香。

8 火屋勤行(ひやごんぎょう) 火葬に先立ち行います。重誓偈(じゅうせいげ)などの偈文が読まれ、念仏、回向が唱えられます。

9 拾骨(しゅうこつ) 偈文、念仏、回向が唱えられます。

10 還骨勤行(かんこつごんぎょう) ご遺骨が自宅に戻ると行われます。阿弥陀経、念仏、和讃、回向、最後に御文章が拝読されます。

    今回は以上です。

浄土宗の葬儀

 今回は浄土宗の葬儀に付いて書かせて頂きました。

 浄土宗では 故人さまはご逝去と共に仏の弟子となり、その葬儀式は 仏の弟子として 阿弥陀仏の下である西方の極楽浄土に往生することを教え導くことであり、本来の住処 生命の根源である極楽浄土へ立ち戻る凱旋式として営まれます。そして 参列者の方々も 深い悲しみの中に自らの死を意味を問い、清浄なる心で仏の教えに耳を傾け、授戒して新しく仏弟子となった 故人さまと共に、一心に 南無阿弥陀仏と 念仏する生活に生きる決意をする契機と成ることを願っています。

 浄土宗の法要は 序文(法要に際し御仏をお迎えする部分)、正宗文(しょうじゅうぶん 法要で御仏のお話をうかがう部分)、流通分(るつうぶん 法要を終え 感謝して御仏をお送りする部分) の3段階で構成されますが、これに 授戒と引導を加えたものが葬儀となります。浄土宗では臨終行儀は大切な儀式であり、この中で受戒をするのが基本とされて居りましたが、現在では 枕経は来迎仏をあげて念仏だけで良いとされ、授戒は通夜の際に行うのが一般的となりました。ご納棺中は 南無阿弥陀仏 と念仏を唱えます。

 授戒を伴う枕経の式次第は以下の通りです;

1 奉請(ぶじょう) 諸仏の入場を願う。

2 広懺悔(不懺悔偈)懺悔偈(略懺悔)(こうさんげ、ふさんげげ、さんげげ、りゃくさんげ) 迎えた仏、菩薩に自己の罪業を懺悔する。

3 剃度作法(ていどさほう) 剃刀を頭にあてて十念を唱える。

4 授与三帰三竟(じゅよさんきさんきょう) 授戒に当たり三宝に帰依。

5 授与戒名(じゅよかいみょう) 戒名を授与。

6 開経偈(かいきょうげ) 誦経に際し御仏の教えの真髄を体得することを願う。

7 誦経(読経)(ずきょう・どきょう) 阿弥陀経の 四誓偈 又は仏身観文。

8 聞名得益偈(もんみょうとくやげ) 仏の本願により皆往生する との喝。

9 発願文(はつがんもん) 臨終の心得をし阿弥陀仏に帰依。

10 摂益聞(しゅやくもん) 念仏を唱える者は皆 仏に守られる との喝。

11 念仏一会(ねんぶついちえ) 救われる幸いを喜び、感謝して数多く念仏を唱える。

12 総回向偈(そうえこうげ) 誦経・念仏の功徳を全て振り向け往生を願う。

 ご自宅や斎場で営む葬儀式の次第は以下の通りです;

  序文(諸仏を迎え、讃嘆し、仏前で懺悔する)

1 入堂(にゅうどう) 導師・式衆の入場。

2 香偈(こうげ) 香をたき、清らかな心になることを願う。

3 三宝礼(さんぽうらい) 仏、法、僧の三宝に礼をする。

4 奉請(ぶじょう) 諸仏の入場をお願いする。

5 懺悔偈(ざんげげ) お迎えした 御仏、菩薩に対して自己の罪業を懺悔する。

  正宗分(御仏の説法を聞き 念仏し、その功徳を回施する)

6 転座(てんざ) 本尊に向いた身体を棺に向ける。

7 作梵(さぼん) 転座する際に梵語の四智讃を唱える。

8 合ばち(がっばち) ばちを鳴らす。

9 下炬(あこ) 二本の松明を持ち、1本を捨て、残りの1本で一円を描き、下炬引導文を述べる。引導文を終えると同時に松明を捨てて十念を授ける。捨てるのは厭離穢土(えんりえど)、一円を描くのは欣求浄土(ごんぐじょうど)の意味を表すとされます。

10 弔辞(ちょうじ) 弔辞・弔電 拝読。

11 開教偈(かいきょうげ) 誦経に際して 教えの真義を体得することを願う。

12 誦経(ずきょう) 四誓偈 又は仏心観文を読経。この間に会葬者は焼香。

13 摂益文(しょうやくもん) 念仏を唱える者は皆仏に守られる との喝。

14 念仏一会(転座)(ねんぶついちえ) 救われる幸いを喜び、感謝し、多くの念仏を唱える。この間に柩から本尊に向き直す。

15 回向(えこう) 故人さまの霊に誦経・念仏の功徳を捧げる。

16 総回向(そうえこう) 誦経・念仏の功徳を一切のものに振り向け、往生を願う。

   流通分(誓いを新たにして御仏をお送りする部分)

17 総願偈(そうがんげ) 仏堂修行の四願を誓い、成就を念じ往生を願う。

18 三身礼(さんじんらい) 阿弥陀仏への帰依を表明する。

19 送仏偈(そうぶつげ) 諸仏諸菩薩を心からお送りする。

20 退堂

   今回は以上です。

真言宗の葬儀

 今回は真言宗の葬儀に付いて書かせて頂きました。

 真言宗の葬儀は 故人さまを宇宙生命の本源である大日如来の大生命に包まれている弥勒菩薩の浄土へ還帰させる事が葬儀の精神となります。葬儀式は 故人さまに即身成仏(この身このまま仏になること)して頂くための引導作法として示されます。剃髪(ていはつ) 授戒(じゅかい、戒名を授ける)が前段階で、続く後段階で 大日如来との一体感、すなわち永遠の生命との一体感に関わる作法となります。

 ご臨終の際には枕経をあげます。①故人さまの成仏を勧める 般若理趣経を読誦し、②慈救の呪を唱えて悪魔を祓い、③阿弥陀如来の陀羅尼、④光明真言、⑤御法号 南無大師返照金剛 を唱えます。

 故人さまには 清浄な衣服を着せて左手に念珠を持たせて合唱のすがたにして 北枕で安置します。納棺に当たりましては ご遺体を土砂で加持し、光明真言を唱えながら納棺します。

 通夜では ①理趣経、②慈救の呪、③光明真言、④御法号を唱えて故人さまの霊を慰め、⑤通夜法話が行われます。尚 お線香は 一筋に成仏向かう意味で一本です。(通夜から四十九日の法要が終るまでは一本ですが その他の場合は三本となります)

 葬儀式では 

①洒水(しゃすい)加持された法水を注いで故人さまの心身を浄める、

②加持供物(かじくもつ)仏前の供養を加持して浄める、

③三礼(さんらい)三礼文を唱えて仏法僧を礼拝する、

④剃髪 剃刀を執って喝を唱える、⑤授戒(じゅかい)十善戒あるいは五善戒を授ける、

⑥綬戒名(じゅかいみょう)故人さまに戒名を授ける、

⑦表白(ひょうびゃく)御本尊大日如来をはじめ諸仏諸菩薩に対して故人さまへの功徳を乞い願う、

⑧神分(しんぶん)大日如来、阿弥陀仏、弥勒菩薩、観音菩薩、閻魔大王などの名を唱えて、その降臨を感謝し、故人さまの減罪、生善、成仏を願う、

⑨教化(きょうけ)故人さまが即身成仏の生覚を得るために、その開発、教化を諸仏に願う、

⑩引導の印明(いんどうのいんみょう)印契を結び真言を唱えることにより大いなる功徳が与えられるとされるのが印明です ここで臨終の大事を授けます、

⑪玻地獄の印明(はじごくのいんみょう)故人さまの心内の地獄を破砕する、

⑫五鈷杵授与偈文(ごこしょじゅうよげもん)本来は生前に結縁灌頂(けちえんかんじょう)を受法するのであるが、その代わりに如来の五智を表現する五鈷杵(ごこしょ)を授けて灌頂とする、

⑬金剛界胎蔵秘印明(こんごうかいたいぞうひいんみょう)真言をうける、

⑭大師御引導の大事偈文(だいしいんどうのだいじげもん)弘法大師による引導の印明 偈文を授け即身成仏の境地に引導する 真言宗引導の中心、

⑮開眼の印明 仏眼の印明により故人さまを加持し 位牌を開眼する、

⑯授血脈(じゅちみゃく)大日如来から弘法大師に至る系譜の後に導師名 故人さま戒名を加えて真言密教の血脈を授ける、

⑰六大の印明 地・水・火・風・空・識の六大縁起による生命の境界を与えて引導を授ける、

⑱諷誦文(ふじゅもん)引導作法の後に導師により読まれる 故人さまの生前の功績と徳を讃え その成仏を願う文、

⑲弔辞、

⑳弔電、

焼香、

祈願 故人さまが都率浄土へ往生するよう祈願する、

導師最極秘印(どうしさいごくひいん) 弾指三度(指を三度弾く)して故人さまを都率浄土へ送る印契を行い 葬儀式を終える。

尚 焼香は 戒香、定香、解脱香の三つを仏法僧の三宝に捧げる意味で三回行います。

   今回は以上です。

天台宗の葬儀

 今回は天台宗の葬儀に付いて書かせて頂きました。

 天台宗の葬儀は 全ての衆生には仏性が具わっており、必ず仏になる事が出来ると説き、その為に仏様と縁を結ぶ大切な儀式とされます。葬儀に当っては 先ず心身ともに仏の弟子になるための儀式を行い、その後 仏弟子としてこの世(娑婆世)を離れ 仏の国(浄土)へ向かう儀式で終わります。

 葬儀は 顕教法要の法華懺法 (ほっけせんぽう 法華経を読誦することで煩悩を薄くし減罪する作法) と例時作法 (れいじさほう) 阿弥陀経を読誦することで往生極楽の指南とする作法) および 密教法要の光明供 (こうみょうく 阿弥陀如来の来迎を得て その指導の下に故人さまを引導して仏となす作法) の三種の儀礼によって営まれます。

 ご臨終の際の枕経では 臨終誦教と呼ばれる阿弥陀経を読誦します。

 通夜 或いはご納棺にあたり 授戒式が行われますが 天台宗の葬儀の基本となる儀礼です。授戒式は 剃髪式(剃刀を頭頂にあてて行う出家の儀式)、授与文、授円頓戒(天台宗が基本とする戒が円頓戒で、これを受けることを 天台に受戒 と言います)、位牌開眼式により構成されます。

葬儀式の一例は以下の通りです;

葬式作法

1 入式場 ご遺族・会葬者の着席後、若い僧から順に式僧が入場します。

2 列讃(れっさん) 仏の臨終を讃える意味で四智讃(梵語)の声明を唱える。

3 導師登盤(どうしとうばん) 導師以外の僧侶(式衆)は平座する。

4 着座讃(ちゃくざさん) 威儀を正して修法をする旨、この儀式を成就させたまえという祈念を込めて四智讃(漢語)の声明を唱える。

5 法則(ほっそく) 導師がこの葬送の目的を述べる。

6 光明供修法(こうみょうくしゅうほう) 導師は阿弥陀如来の来迎を得て、その指導の下に故人さまを引導して仏となす密教作法を行う。

7 九条錫杖(くじょうしゃくじょう) 光明供修法の間、他の僧侶は故人さまに代わって仏となる誓いの声明を錫杖を振りながら唱える。

8 随方回向(ずいこうえほう) 導師が全ての法界に供養回向する。回施法回向無上大菩堤(仏に何とぞ宜しくと今一度お願いする言葉)と唱える。

9 導師降盤(どうしこうばん)

引導方法

1 列讃(れっさん) 四智讃を唱え、導師は別座(曲ろく)に座す。

2 鎖龕、起龕(さがん、きがん) 故人さまを悟りに導くための準備段階として 棺の蓋を閉ざす儀式と 棺を起こす意味の儀式。両役の僧侶は正面に出て導師に一礼の後 龕(柩)の両側に進み、先に鎖龕師が扇で軽く棺台を打ち、退いて鎖龕文を唱える。続いて起龕師が起龕文を呈し 軽く柩を打って一礼する。次に両僧は霊前に進み、焼香一拝して本座に戻る。

3 奠湯・奠茶(てんとう・てんちゃ) 故人さまが悟りの世界に入るに際して行う儀礼。両役の僧侶は霊前に進み、焼香一拝の後、茶湯器をとって薫香加持をして、これを供えてはなむけの言葉を捧げて、自席に戻る。

4 歎徳(たんどく) 歎徳師又は導師が 故人さまの生前の業績や高徳を讃える歎徳文を奉読する。

5 引導・下炬(いんどう・あこ) 導師は霊前に進み、引導作法を修し、松明を持って空中に梵字のアの字と それを囲むように大きく円を描き、入滅(成仏)の証として故人さまの仏教教養の深さと徳の高さを讃える下炬の文を贈る。

6 弔詞(ちょうし) 弔辞、弔電 奉読。

7 法施(ほっせ) 自我喝・十方念仏・後歌など 経文を回向する。同時に ご遺族・会葬者の焼香を行う。

8 念仏あるいは光明真言(ねんぶつ、こうみょうしんごん) 光明真言を唱える。大日如来の大威神力により 無明の煩悩を打ち砕き、地獄の苦しみを転じて浄土に生まれ変はるよう祈念します。

9 総回向(そうえこう) 総回向を唱えて 法儀を終了します。

10 退出式場 導師から順に退出します。

   今回は以上です。

神道のご葬儀(神葬祭2)

 今回は神葬祭の続きを書かせて頂きます。

 通夜祭・遷霊祭の儀

 通夜祭は故人様の逝去後、蔡場祭(告別式)までの間、ご遺体を安置した場所で生前同様の礼を尽くして手厚く奉仕する大切な儀式です。通常は蔡場祭の前夜に執り行います。遷霊蔡はご出棺(発きゅう)以前に故人様の霊をご霊璽(位牌)に遷し留める儀式で”みたまうつし”とも呼ばれて居ります。斎主様により夜間に灯火を消して行うのが正式です。

霊璽には木主、シャクなどを用いますが、鏡 あるいは故人様のご遺品などを当てることもあります。霊璽は遷霊の後 お棺の枕元を仮の霊床として安置します。霊璽は忌明(五十日祭、百日祭又は一年祭)後 祖零舎に移して家の守護神となります。

 蔡場祭の儀(告別式)

 蔡場の設営は棺の前にご遺影を飾り、その前の白木のテーブルをセン案として洗米、酒、餅、海魚、川魚、野鳥、海菜、野菜、果物、菓子、塩、水をお供えします。更にその前のテーブルを幣案として神への贈り物をお供えします。そしてその前のテーブルが玉串案とします。式の次第は下記となります。

 1 楽士、参列者、会葬者、関係者が着席。次に副斎主、祭員が着席。最後に喪主、家族、親族が着席。

 2 斎主が一拝し、一同これにならう。

 3 祭員がセンを供え、続いて幣を供えます。この間楽を奏します。

 4 斎主が祝詞を上げます。この間 参列者は軽く頭を下げます。

 5 故人様を追悼する歌(誄歌、しのびうた)を奉奏。その後に弔辞、弔詩歌、弔電を奏上。

 6 斎主が玉串拝礼、続いて喪主、家族、親族の順に玉串拝礼を行います。

 7 参列者、会葬者、関係者が玉串拝礼を行います。

 8 副斎主以下祭員が幣、センを徹っします。この間楽を奏します。

 9 斎主一拝し 一同これにならいます。

 10 一同退出します。

 11 近親者と関係者により棺を霊柩車にお移しし火葬場へ向かいます。

 火葬に先立つ火葬祭、納骨に先立つ埋葬祭、喪主様とご家族がご帰宅された際 霊前に葬儀の終了を奉告する帰家祭により葬儀が全て終了します。

  今回は以上です。 

神道のご葬儀 (神葬祭1)

 今回から何回かに分けて宗教、宗派のご葬儀に付き書かせて頂きます、今回は神葬祭です。

 本編は神社本庁発行の”神葬祭の栞”を参考に、納棺前、枕直しの儀、納棺の儀、通夜祭・遷霊祭の儀、蔡場祭の儀、蔡場祭の後、霊前蔡の流れを書かせて頂きますが、地域により相違が御座いますので、実際には神職さまとご相談の上ご施行されるのが良いと思います。

 ご納棺の前に行うことは;

 1 まずは神棚と祖霊舎に亡くなった事を奉告し(帰幽)その前面に白紙を貼って神棚を閉じます。

 2 土地の氏神様に帰幽を奉告しますが、代参を神社に送るか、自宅より礼拝(遥拝)によります。又病気平癒などの祈願をした神社があれば、祈願を解きます。

 3 葬儀執行の為の斎主(神職)、副斎主、祭員、伶人を委嘱します。

 4 各祭に必要な進物(幣はく)、食物(神せん)、玉串 その他の数量、程度を相談の上決めます。

 5 霊璽(仏教の位牌)、墓誌、銘旗、墓標の揮毫を依頼します。

 枕直しの儀; 

   亡くなるとご遺体をご遺体安置の為の部屋にお移しします。ご遺体は北枕で安置し 白布でお顔を覆います。枕元に枕屏風を立て小さなテーブルを設けて守り刀を置き灯明を点けます。守り刀を置く際に刃をご遺体に向けてはなりません。そして ご遺体の前に白木八足のテーブル(案)を設けて 故人さまが生前好んだ食べ物(常せん)、洗米・塩・水(生せん)をお供えしてご遺体へ奉仕します。

 納棺の儀;

   お棺が届きましたらなるべく早くご納棺をして表座敷(正寝)へお移しします。そしてお棺前を装飾し食物(せん)をお供えして拝礼します。

 以降は次回とさせて頂きます。

日本の宗教 仏教 浄土真宗

 今回は浄土真宗を書いてみました。

 浄土真宗は鎌倉時代初期 比叡山の学僧であった親鸞聖人が法然上人に弟子入りし 浄土門の念仏の教えこそ真実の教え(浄土真宗)を継承して展開し、親鸞上人の没後 弟子たちにより教団として発展させた日本の仏教の宗旨の一つです。親鸞上人には独立開宗の意思はなく法然上人に師事出来た事を生涯の喜びとしていました。宗旨名として浄土真宗を用いることに成るのは親鸞聖人の没後であり、他派からは永らく一向宗、あるいは門徒宗と通称されて居りました。

 浄土真宗は僧侶の肉食妻帯が許されて居り、細かい戒律も有りません。明治になるまで公式に妻帯を認めていた宗旨は浄土真宗だけです。法然上人が説いた”出家、在家の仏教徒の規範からはみ出さざるを得ない人々を救済するのが本願念仏である”を親鸞上人は実遷して妻帯をしたのが始まりと成りました。

真宗は ただ如来の働きに任せて、全ての人が往生できるとの教えから 合理性を重んじ、作法や教えも簡潔であった事から広く庶民に受け入れられました。又 加持祈祷を行わない唯一の仏教宗派です。

 その後本願寺八世の蓮如が登場し講と呼ぶ組織を作り発展、拡大をしますが戦国大名との争いをへて、十一世顕如は 豊臣秀吉に降伏します。顕如は京都に土地を与えられ本願寺(西)を再建します。

その後 徳川家康の宗教政策により顕如の長男 教如が本願寺(東)を建立して 以降 西と東の二派に別れ今日にいたって居ります。

  今回は以上です。

日本の宗教 仏教 浄土宗

 今回は浄土宗に付いて書いてみました。

 浄土宗は1175年 法然上人により立教開宗された 専修念仏を中心とする 日本の仏教宗旨の一つです。法然上人は比叡山の学僧でありましたが その教学に満足できず 叡山を下りて”民衆の仏教の道”を探求します。仏教を 厳しい修行の基に悟りを得る聖道門と、念仏を唱え極楽浄土へ往生する浄土門とに 分け 聖道門を民衆に伝える事は難しいと考え 浄土門を選択しました。浄土宗における念仏 南無阿弥陀仏は 阿弥陀仏に帰依(南無)します を意味しております。

 浄土宗は法然上人の没後 親鸞などの多くの門人の間で法然上人の教えに対する解釈に違いが生まれ始めると共に 1227年の専修念仏の停止令により 大きな被害を受け 分派活動も盛んとなりました。また 鎌倉幕府などより念仏停止などの弾圧を受けましたが 1575年 京都の知恩院が正親町天皇より 浄土宗本寺として承認されます。これに遡る1475年には松平親忠に乞われて浄土宗の僧侶 愚底が愛知県岡崎に戦没者供養のための大樹寺を建立します。以降 大樹寺は松平家(徳川家)の菩提寺となり 浄土宗 知恩院、増上寺は徳川将軍家の手厚い保護を受ける事と成ります。

明治政府による廃仏棄却の混乱のなか 浄土宗は近代化、統一化が図られ現在の原型が作られました。

浄土宗の主要寺院は以下の通りです。

 鎮西派

  総本山 知恩院(京都市東山区)

  大本山 増上寺(東京都港区)、金戒光明寺(京都市左京区)、百萬遍知恩寺(京都市左京区)、清浄華院(京都市上京区)、善導寺(久留米市)、光明寺(鎌倉市)、善光寺大本願(長野市)

 西山派

  浄土宗西山禅林寺派総本山 永観堂 禅林寺(京都市左京区)

  西山浄土宗総本山     栗生光明寺(長岡京市)

  浄土宗西山深草派総本山  誓願寺(京都市中京区)

  今回は以上です。  

日本の宗教 仏教 修験道

 今回は修験道に付いて書かせて頂きます。

 修験道は山に篭もって厳しい修行を行うことにより 悟りを開くことを目的とする日本古来の山岳信仰に 平安末期 仏教や道教の入山修行、陰陽道のシャーマニズムなどが融合して出来た日本独特の混淆宗教です。峯入り修行で促身成仏することを目的としています。修験道の実践者を修験者あるいは 山野に伏して修行をする者という意味で山伏と呼びます。

 奈良時代に成立したとされ 役小角を開祖と言いますが 役小角は伝説的人物ではありますが開祖は不明です。平安時代には盛んに信仰されるようになり 鎌倉時代後期に密教と結びつき独自の立場を確立しました。

修験道は神仏習合の信仰であり 日本の神と仏教の仏が共に祀られます。表現形態として権現(神仏が仮の姿で現れた神)を神格としています。しかしながら 内容を見ると神道色は無いに等しく 神道で用いる祭祀や祝詞は用いず、経典で示されるものや真言を唱えることからも仏教に位置すると考えられます。

 江戸幕府は1613年に修験道法度を定め 真言宗の当山派か 天台宗の本山派のいずれかに属さねばならないと定めました。

また 明治元年の神仏分離令 そして明治5年の修験禁止令により 修験道は禁止されます。その後 修験系の団体は仏教色を弱めて教派神道へ転換したものもあります。

 修験道の法流は 大きく別けて真言宗系当山派と 天台宗系本山派に分類されますが、現代では

  奈良県吉野山の金峰山寺 金峰山修験本宗

  京都市左京区の聖護院  本山修験宗

  京都市伏見区の醍醐寺三宝院 真言宗醍醐派

  各地の霊山を拠点とする国峰修験 を中心に信仰が行われて居ります。

  今回は以上です。

日本の宗教 仏教 真言宗

 今回は真言宗に付いて書かせて頂きます。

 真言宗は天台宗の開祖 最澄(伝教大師)より一年遅れて807年に唐より帰国した空海(弘法大師)により開かれました。空海は唐の長安に渡り 青龍寺で密教を習得し 法身仏である大日如来が説いた教えである 身、口、意という人間の3っの働き(三密)において 手に印を結び、口に真言を唱え、心を鎮めて三昧(さんまい)の境地に入ることによって即身成仏できると教えました。当初は高野山金剛峯寺を修禅の場として開創し(816年) その後 朝廷より勅賜された教王護国寺(東寺)を根本道場として宗団を確立しました(823年)。

 真言宗の歴史は分派の歴史でもありました。教義そのものは空海により大成されて居りましたが、まず東寺と金剛峯寺の主権争いが起こりましたが 東寺を本寺、金剛峯寺を末寺として収束します。その後 金剛峯寺は落雷により伽藍・諸堂が喪失し無人の状態にまでなります。そして平安中期 藤原道長を中心に皇族・摂関家の支援を得て復興しますが13世紀末 寺内での抗争の末 根来山に大伝法院が出来て古儀真言宗と新義真言宗に分かれる事となります。

 江戸時代には寺檀制度により幕府の支配体制に組み込まれ諸本山、末寺ともに財政的な安定を得ます。

そして明治時代に入り一宗一管長制により全真言宗が統括されましたが、時間の経過と共に多くの分派活動が進み 古儀真言宗系 十三派、新義真言宗系 三派、真言律宗 二派の 計十八派となって居ります。

  今回は以上です。

日本の宗教 仏教 天台宗

 今回は天台宗に付いて書かせて頂きます。

 天台宗は6世紀に中国の天台山を本山として起こされた大乗仏教の宗派であります。日本では比叡山延暦寺の僧侶であった最澄が唐に派遣され 天台山にのぼり、天台教学を受けて806年持ち帰ったのが天台宗の始まりです。天台宗の正式な名称は天台法華円宗、法華円宗、あるいは天台法華宗と称しています。法華宗と称する事も有りましたが日蓮教学の法華宗との混乱を避ける為あまり用いられては居りません。

 最澄が帰国した頃は奈良仏教が主流でしたが 最澄は当時 僧侶には認められていなかった大乗戒を基に全ての衆生は成仏できるとの法華一乗の立場を説き 南都六宗と激しい論争を起こしました。

その頃 朝廷も奈良仏教に飽き始めており 旧仏教の束縛を切り新しい平安の新興仏教を求めていた事とあいまって 最澄の没後に清和天皇より”伝教”の大師号が贈られ天台宗が確立されました。

 最澄は帰国後 延暦寺で禅、戒、念仏、密教の要素を含む四宗兼学の道場を開き総合仏教としての教義を確立すると共に多くの僧侶を育成しました。又 最澄は飲酒を厳しく制限し、飲酒をする者は仏弟子になる資格が無いので追放するよう述べて居ります。

 天台宗の総本山は滋賀県大津市の比叡山延暦寺ですが、 門跡寺院として京都市の 魚山三千院、青蓮院など、大本山として 岩手県 関山中尊寺、栃木県 日光山輪王寺、東京都 東叡山寛永寺  長野県 定額山善光寺 があります、 又 別格本山として 東京都 浮岳山昌楽院深大寺 ほか全国に11寺院があります。

   今回は以上です。

▲このページのトップに戻る