終活 エンディング

 今回は終活、エンディングに付いて書かせて頂きました。

 

 終活とは 人生の終焉をどの様に迎えるのか、その準備に付いて 平成21年の週刊朝日により造られた造語を始めとします。永く ご自分の死、他人の死に付いて 語る事はタブーとされて来ましたが、少子高齢化が進む現代では 人生の終末をどの様に生きるのか、介護や終末期医療をどの様に受け入れるのか、認知症になった場合にどうするのか、葬儀、遺産相続、お墓などは如何するのか、前もってお考え頂く事は 一般的となりつつ有ります。これらの事を エンディングとも言います。ご自身の最期について考え、ご準備しておく事は、ご家族への思い遣りであると共に、自分自身がより良く生きる為の指針となるものでも有ります。

 

 葬儀は ご逝去された方の冥福を祈る場であると共に、残された方々が 最愛の人の死を受入れる為の大切な儀式でもあります。葬儀に付いての知識も準備もないままに ご家族の死を迎えた時 ご家族は深い悲しみの中で 戸惑いながら葬儀を執り行わなければ成りません。もし 御自身のご葬儀をどの様に行って欲しいのか明確であるのならば、是非 文書などで 第三者にも明確に伝わる様に 意思をお示し頂く事は重要です。特に 家族葬や 無宗教葬など通常とは異なるご葬儀をご希望の場合は 親族などからの異議も出やすく、この様な場合でも 文書を示す事により 故人の遺志でも有りますので と 混乱を未然に防ぐ事にも成ります。

 

 お子様の居られない御家庭や、シングルでお過ごしの方の場合は 遠方の親戚や かっての解らない方の手でを葬儀を執り行わなければ成りません。死後の後始末をスムーズに行ってもらう為にも、葬儀のプランを立て、お墓を準備しておくなど、自らの手でご準備頂くと安心です。

 

   今回は以上です。

 

労働災害による死亡

 今回は労働災害による死亡に付いて書かせて頂きました。

 

 労働災害とは 略して 労災とも呼ばれますが、労働者が業務上、もしくは通勤時に 負傷、病気、障害、死亡する災害の事を言います。亡くなった方の死亡原因が労災と認められると、労働者災害補償保険により給付を受ける事ができます。給付の内容は 葬祭料と遺族補償給付があります。最近では 業務遂行に起因する自殺なども 労災と認められるケースが多くなりました。尚 労災の給付を受けると、健康保険 国民健康保険からの埋葬料 葬祭費は支給されません。

 

 亡くなられて方の死亡原因が 業務遂行上 もしくは通勤途上で発生したと考えられる場合は 労災の申請をする事をお薦め致します。申請は 勤務先を所轄する 労働基準監督署で行います。申請期限は 死亡された日から5年以内です。申請に必要な書類は 遺族補償年金支給申請書(労働基準監督署で入手)、死亡診断書(死体検案書)、戸籍謄本、故人によって生計を維持されていた事を証明する書類(源泉徴収票など)、故人と生計を同じくしていた事を証明する書類などです。申請する際に 事前に勤務先の了解を取る必要は有りません。

 

 故人に生計を維持されていたご遺族は 労災の条件を満たすと 遺族補償年金が支給されます。更に 遺族特別支給金(一時金)、遺族特別年金の支給もあります。受給が受けられるのは 下記の何れかの条件に当てはまるご遺族です;

−妻。

−夫(60歳以上 又は障害がある場合)。

−子・孫(満18歳になる年度の3月末日を越えていないか、障害がある場合)。

−父母・祖父母(60歳以上 または障害がある場合)。

−兄弟姉妹(満60歳になる年度の3月末日をこえていないか、60歳以上、または障害がある場合)。 

尚 ご遺族が以上の条件を満たしていない場合は ご遺族には 遺族補償一時金、遺族特別支給金、遺族特別一時金が支給されます。


 葬祭料は 葬儀を執り行った方に支給されます。請求先は 勤務先を所轄する労働基準監督署で、請求期限は 葬儀を行った日より 2年以内です。必要な書類は 葬祭料請求書に 死亡診断書(死体検案書)などの死亡が確認出来る書類を添付します。


   今回は以上です。

姻族の変更

 今回は姻族の変更に付いて書かせて頂きました。

 

 姻族とは 婚姻によって新たに発生する親族関係の事を言います。結婚をすると 結婚相手の父母等との間で親族関係が生じます。これを 姻族関係と言います。日本国の民法では 3等親までの姻族を 親族の範囲と定めて居ります。結婚相手(配偶者)が亡くなられた場合 婚姻関係は解消されますが 配偶者の親族との姻族関係はそのまま残ります。つまり 夫に先立たれた妻の場合 養父母との親族関係はそのまま維持され、扶養義務もそのまま継承される事となります。復氏届を出して旧姓に戻しても 親族関係は続きます。この姻族関係を解消したい場合は 姻族関係終了届を 本籍地、もしくは住所地の市区町村役所に届け出て、解消する事が出来ます。届け出に当っては 養父母の了解などを得る必要は無く、妻ひとりの意思により手続きする事が出来ます。必要とされる書類は 姻族関係終了届(所轄の役所で入手)、戸籍謄本、印鑑となります。尚 姻族関係の終了と 姓の選択との間には因果関係はなく、姻族関係の終了後でも 旧姓に戻す必要は無く、結婚中の姓と戸籍をそのまま使い続ける事が出来ます。

但し 離婚をした場合は 配偶者の血族(父母など)との姻族関係は終了します。

 

 残された妻による 姻族関係終了届は そのお子様には影響を与えません。例えば 姻族関係終了届を届け出て 養父母との姻族関係が終了しても、それは 妻だけに影響するのみで、戸籍全体に影響するものでは有りません。お子様と養父母との 孫と祖父母の関係は継続し、養父母が亡くなられた場合の遺産相続では お子様は 法定相続人(父の代襲相続人)として相続する事が出来ます。


   今回は以上です。

婚姻・婚族の変更

 今回は婚姻の変更に付いて書かせて頂きました。

 

 配偶者の方が亡くなられますと 婚姻関係は自動的に解消されます。そして 戸籍は そのままにしても、届け出により 新たに戸籍を作る事も可能となります。又 姓は そのままでも、届け出により 旧姓に戻す事も可能です。但し お子様の姓は 家庭裁判所の許可なく変更する事は出来ません。更に 配偶者の親族との婚族関係は 婚族関係終了届を提出する事により解消する事が可能となります。

 

 配偶者が死亡すると 婚姻関係は解消されます。残された配偶者の方は 何もしなければ戸籍と姓は 共にそのまま存続されます。婚姻前の姓(旧姓)に戻したい場合は 本籍地 もしくは居住地の市区町村役所に ”復氏届” を届け出る事により可能となります。復氏届の届け出に必要な書類は 復氏届(該当役所で入手)、戸籍謄本、印鑑です。届け出の期限の制限は有りません。配偶者が亡くなられた後 何時でも手続きは可能です。復氏届を届け出ると 旧姓の戻る事が出来ますが、戸籍は 婚姻前の元の戸籍に戻すか、新し戸籍を作るか決めなければ成りません。尚 復氏届により ご本人は旧姓に戻りますが、お子様の姓は変更出来ません。但し 姓は相違しても 親子関係は法律上 変わりありません。

 

 復氏届には 復氏した後の本籍を記入する欄が有ります。元の本籍に戻るを選択すると、自動的に婚姻前の本籍に戻りますが、新しい戸籍を作る を選択する場合は 新し本籍地とその筆頭者を自由に決める事が出来ます。新しい戸籍を作っても 法律上 親子関係には なんら影響を与えません。親としての扶養義務、遺産相続に於ける関係のも なんら影響を与えません。尚 一度 復氏すると、婚姻後の戸籍に戻る事は出来ませんので 注意が必要です。


 お子様の姓と戸籍を変更する為には 該当する家庭裁判所に ”子の氏変更許可申立書”を申請し 裁判所より ”許可審判書” を受領して 該当する市区町村役所に 入籍届を提出して 姓と戸籍の変更を行います。


   今回は以上です。

必要な書類の入手方法

 今回は葬儀の後に必要となる書類の入手方法に付いて書かせて頂きました。

 

 故人様のご葬儀を滞りなく終えた後には 各種の手続きを行わなければ成りません。その際に必要となる書類ですが 住民票は現在居住されて居る市区町村の役所で入手出来ます。しかし 戸籍謄本は 本籍地でのみ発行が可能です、本籍地が遠方で 出向くのが困難な場合は郵送を依頼する事が可能です。郵送を依頼する事が可能な書類は 住民票、戸籍謄本、戸籍抄本、除籍謄本、除籍抄本、戸籍に付票(住居の履歴)、身分証明、転出証明などです。これらの発行・郵送依頼の為には 発行手数料と郵送費用が必要となります。発行手数料の料金は 書類の種類、及び 市区町村によって異なりますので、あらかじめ 該当する市区町村のホームページ 若しくは電話問合せにより 料金とその送付方法を確認しておきます。又 返送費用の送付方法も 同時に確認します。

 

 郵送依頼に必要なものは;

1 発行の依頼書(請求書)。(市区町村のホームページからダウンロード)

2 本人確認書類のコピー。(運転免許証、パスポート、マイナンバーカード、健康保険証)

3 発行手数料の印紙、郵便定額小為替、又は現金。

4 返送用の封筒(宛先にご自分の住所と氏名を書き、切手を貼る)

依頼書がダウンロード出来ない場合は 便箋に 請求者の氏名(押印)、住所、連絡先、交付請求する戸籍の本籍地および筆頭者名、請求理由、必要な書類と枚数を明記します。

発行手数料を郵便定額小為替で送る様 指定された場合は 郵便局で金額を指定して 発行して貰います。

現金を指定された場合は 現金書留を利用し 依頼書と返送用封筒を同封して送ります。

 

   今回は以上です。

死後の手続きに必要な書類

 今回は死後の手続きに必要な書類に付いて書かせて頂きました。

 

 故人様に関する 様々な法的手続きを行う際には 各種の書類が必要と成ります。申請する方の住民票・印鑑登録証明書、故人様の戸籍謄本・除籍謄本などは 提出する機会も多く有り、予め調べておいて 必要な枚数を 所管の市区町村役所で一度に発行してもらえば 発行の手間も僅かで済みます。又 市区町村役所が遠方の場合は 返送用の封筒と切手を同封して依頼すれば 入手する事が可能です。尚 有効期限には注意しなければ成りません。手続きに添付する住民票や印鑑登録証明書は ”2ヶ月以内に発行されたもの”などの 有効期限が定められて居りますので、まとめて 入手した後に手続きを取らず そのままにしておくと 期限が切れて 法的な手続き上 無効となってしまいますので注意が必要です。書類を手に入れましたらなるべく早く手続きされる事を お薦め致します。


 住民票は 本人の居住を証明する書類ですが、世帯全員を記載したものと、個人のみが記載されたもの、との2種類が御座います。住民票が必要とされる主な手続きは;

 −健康保険・国民健康保険・後期高齢者医療制度から 葬祭費 あるいは埋葬料を申請する時。

 −国民年金・厚生年金から 遺族年金を申請する時。

 −故人様の 不動産や自動車などの所有権を相続し、その名義変更をする時。

 印鑑登録証明書は 本人の実印である事を証明する書類です。必要とされる手続きは;

 −故人様の銀行預金や郵便貯金を相続して その名義変更を申請する時。

 −故人様が所有していた 株券や債券などの金融商品を相続して その名義変更を申請する時。

 −故人様が所有していた 不動産・自動車・その他の所有権を相続して その名義変更を申請する時。

 −遺産分割協議書を作成する時(相続人全員の印鑑登録証明書が必要)。

 −生命保険の死亡保険金を請求する時。

尚 戸籍や住民票の写しを申請する際には 本人確認の為の書類を提示しなければ成りません。

本人確認の書類とは 運転免許証、パスポート、マイカ−ド、健康保険証、年金手帳などです。

今回は以上です。

死後の手続き

 今回は死後の手続きに付いて書かせて頂きました。

 

 ご家族がご逝去された後には各種の手続きを行わなければ成りません。最初に 臨終に立会って頂いた医師より死亡診断書の交付を受け(検死が必要の場合は検死担当の医師より死体検案書)、死亡地 若しくは届け出人の所在地の市区町村役所に死亡届を提出し、火葬・埋葬許可証の交付を受けます。そして ご火葬終了後には火葬場より埋葬許可証(火葬証明書)を受取り、ご遺骨を安置する際 霊園の管理者の提出します。以上の他に 市区町村役所、故人様が所属した会社・団体、故人様名義の財産の名義変更、各種保険の手続きなどで必要な手続きを行なわなければ成りません。


 ご葬儀が一段落された後に まずは市区町村役所での各種手続きが以下の通り必要と成ります;

1 世帯主の変更; 故人様が世帯主だった場合 故人様の死後14日以内に手続きしなければ成りません。

2 国民健康保険資格喪失届・保険証の返却; 故人様が被保険者の場合すみやかに手続き。

3 国民健康保険の葬祭費 申請; 故人様が被保険者の場合 葬儀終了後 2年以内は申請可能です。

4 国民健康保険 高額医療費の申請; 支払いの日から2年以内は申請可能です。

5 国民健康保険 加入手続き; ご遺族が国民健康保険加入者の被扶養者だった場合 死亡した日の翌日から14日以内に手続きします。

6 年金受給停止の手続き; 故人様が年金受給者だった場合 すみやかに手続きします。

7 国民年金・厚生年金の遺族年金の請求; ご遺族が受給条件の合致した場合 故人様の死後 5年以内であれば請求可能です。

8 介護保険の資格喪失届・保険証の返却: 故人様が加入者の場合 故人様の死後14日以内に返却します。

9 印鑑登録の返還; 故人様が登録者であった場合 すみやかに返還します。

10 公営住宅入居者; 世帯員変更をすみやかに手続きします。

11 以上の他 身体障碍者手帳、被爆者援護資格認定書などの証書もすみやかに返却します。


   今回は以上です。

墓地の購入

 今回は墓地の購入に付いて書かせて頂きました。

 

 一般的には お墓を購入する事を ”お墓を買う” と表現しますが、実際には 墓地の永代使用権を取得する” 事を指します。具体的には 墓地の土地所有権は墓地の管理主体が保有し、墓地の利用者には その永代使用権が与えられ、利用者により構築された墓地上の物件(墓石他)は利用者の所有物となります。これらの 永代使用権や墓石などの物件は 祭祀財産として 無税で相続する事が出来ます。

 

 お墓を建立するに当たりましては 墓地の使用権入手費用(永代使用料と表現されます)、墓石代金(彫刻代金を含む)、建立費用、そして 年間管理費が必要となります。年間管理費は 毎年 継続的に支払らわなければ成りません。一般的には 一定期間 管理費が支払われないと、永代使用権は消滅し、墓石は撤去され、ご遺骨は所定の墳墓に合祀されます。又 故郷に有る墓地を 現在の所在地近くに移したい場合(改葬と言います)は 改葬先の霊園から 受入れ証明書を発行してもらい、現在のお墓の管理者から埋葬証明書を発行して貰い、現在のお墓が所在する 市区町村役所に 改葬許可申請書、受入れ証明書、埋葬証明書を提出して 改葬許可証を受領します。この改葬許可証を基に 新しい墓地にご遺骨を納骨する事が出来ます。尚 改葬元の霊園の墓地は 利用者の責任で墓石を撤去し 更地にかえして 墓地使用権を返却しなければ成りません。

 

 お墓の使用権者が亡くなられた場合は お墓を継ぐ 必要が有ります、これを 墓の承継 と言います。墓地の永代使用権や墓石などは 民法に規定された 祭祀財産 と成りますので 決められた相続者が承継者と成ります。

 

   今回は以上です。

墓地

 今回は墓地に付いて書かせて頂きました。

 

 墓地とは 故人様のご遺体やご遺骨を納める墳墓を設ける区域を言います。日本に於ける 庶民の墓地は 古くは 所有する土地の一部、村落の共同墓地などが一般的でしたが、徐々に檀那寺の墓地に集約される様になって行きます。特に 江戸や大坂の大都市では 寺院の墓地が主流と成りました。現在は 墓地・埋葬等に関する法律(墓埋法) により規定されて居ります。

 

 墓埋法によれば ”死体を埋葬し、又は焼骨を埋葬する施設” を墳墓という名称で規定して居ります。従いまして 個々のお墓は墳墓と呼ばれます。そして この墳墓を設ける事が出来る場所が 墓地となります。墓埋法によれば ”墳墓を設けるために、墓地として都道府県知事の許可を受けた区域” が墓地として使用する事が出来る区域となります。又 墓埋法の4条には ”埋葬又は焼骨の埋蔵は、墓地以外の区域に、これを行ってはならない” として勝手に墓地を作ることは許されて居りません。尚 焼骨の埋蔵施設として 納骨堂が有ります。これは 墓埋法第2条第6項により ”他人の委託をうけて焼骨を収蔵するために、納骨堂として都道府県知事の許可を受けた施設” として定義されております。

 

 現在の日本国内に於ける 墓地としては 私有墓地、公営墓地、寺院墓地、民営墓地等が有ります。

私営墓地; 私有の土地内に 特別に許可された墓地、古くから存在する特定家族の墓地で過去に墓地として認定されていた場所が墓埋法の成立時に自動認可されたもの。新規の許可は得られません。

公営墓地; 都道府県や市町村などの自治体、もしくは 自治体から委託された公益法人が管理・運営している墓地。自治体の居住者に対する便宜を図る為に運営され、宗旨・宗派による制限が無いのが一般的です。

寺院墓地; 寺院が管理する墓地。一般的には 寺院の檀家の為の墓地ですが、最近では 檀家でなくとも永代使用が認められる事も多くなりました。

民営墓地; 公益法人および宗教法人が管理・運営する墓地。非営利事業として経営されなければ成りませんが、実際には 事業の名義は公益法人・宗教法人で、開発や営業は石材店などの営利法人が代行しているケースがほとんどです。宗旨・宗派の制限など無く、資格や条件なども厳しくありません。

 

 又 最近では ネット墓地なども出来始めて居りますが、可不可 様々な意見が出て居ります。

 

   今回は以上です。

 

 今回はお墓に付いて書かせて頂きました。

 

 お墓とは ご遺体 若しくはご遺骨を葬り、故人様を弔う場所を言います。一般的には 墓石や墓碑などを目印として置き これを墓標と言います。現在では ご遺体・ご遺骨を埋葬した場所に墓標を建てるのではなく、墓標の中にご遺骨をお納めする形が一般的です。現在の日本では 多くの都市で土葬が制限されて居り(横浜市内では不可)、又 ぼぼ99%のご遺体は火葬されて居ります。国内で土葬が許されていますのは、奈良県、和歌山県の一部地域のみです。尚 火葬を禁忌するイスラム教徒のご遺体は山梨県甲州市 又は北海道余市町にある イスラム教徒向け霊園でのみ埋葬する事が可能です。 


 お墓は 古くより 王や貴族などの有力者の死を弔うと共に、故人の為した業績を後世に伝える事を目的として築かれました。日本では 天皇や皇族の墓を 陵、陵墓と呼びます。又 古代日本では 墓は 奥津城と呼ばれて居り、これが 踏襲されて、神道のお墓は奥津城と呼ばれます。現代の墓地は ”墓地、埋葬等に関する法律”(墓埋法)により規定されて居ります。ご遺体やご遺骨を埋葬する際には 市区町村役所の許可を得る必要が御座います。


 現代の日本に於ける墓石は和型と呼ばれる三層構造の墓石が一般的で、これは仏式でも神道式でも同様です。この形状は 江戸時代に生まれた形式です。更に 最近では二層構造の洋型墓石や、独自の形をした オリジナル・デザインの墓石なども多く見られる様になりました。


   今回は以上です。

仏具

 今回は仏具に付いて書かせて頂きました。

 

 仏具とは 仏教に於ける儀式に使用される道具や 装飾品を言います。僧侶などの聖職者が使用する場合には 法具 法器とも言います。インド仏教に於いては 特別な仏具を使用する事は有りませんでしたが、その後 チべットや中国に伝播し、僧侶が人々の為に 祈祷や葬儀などの儀式を行う様になり、その儀式に必要とされる道具が開発されて行きます。更に 中国で成立した 浄土信仰は仏教を広く民衆の間に広める事と成りました。そして 寺院で使用される仏具と それを小型化した 家庭の仏壇用の仏具が開発、定着して行きました。

 

 主に使用される仏具は以下の通りです;

1 三具足

  仏具の基本で 香炉、火立て(燭台)、花立て(花瓶)の三点で構成され、中央に香炉 右に火立て 左に花立てを配します。又 五具足は 中央に香炉 香炉の両側に火立て 更にその外側に花立てが配され、香炉 火立て1対 花立て1対で 五具足となります。平常は 三具足で、正式な儀式の場合に五具足が使用されます。

 1−1 香炉; 線香 又は末香を焚く為の道具で、耳付きの場合は 耳が両側にくる様に、三つ脚の場合は 一本の脚が手前に来る様に置きます。

 1−2 火立て; 灯明(ロウソク)を立てる道具です。

 1−3 花立て; 仏壇に供える花を活ける花瓶です。

2 線香差し

  線香を入れておく為の容器です。

3 打ち敷き

  仏前の前卓を飾る錦や金襴の敷物です。

4 仏飯器

  ご飯を盛る器です。

5 茶湯器

  お茶を供える為の器です。

6 高坏(たかつき)

  菓子、果物などを供える為の器です。高坏に半紙を敷いて菓子 果物を乗せます。

7 鈴(りん)

  礼拝の時に打つものです。その打ち方は 宗派により異なります。

8 これらの他に 燈籠(とうろう)、香盒(こうごう)、霊供膳(りょうくぜん)、供笥(くげ)等が御座います。

 

   今回は以上です。   

仏壇の本尊

 今回は仏壇のご本尊に付いて書かせて頂きました。

 

 日本に於ける仏壇は ご自宅の中に常設された、仏教の礼拝設備ですが、日本独特の設備でも有ります。日常 礼拝をする為の仏壇には 信仰する宗派の御本尊と、ご先祖や 弔い上げ前の故人様の位牌が安置されます。従いまして 安置する御本尊は 菩提寺のご住職のご指定に従い、ご用意頂く事となります。尚 神道に於きましては 仏壇に代わるものとして祖霊舎があります。神棚には神をお祀りし、祖霊舎にご先祖をお祀りする形となります。海外に於ける仏壇としては わずかに モンゴルの仏教徒のなかで ゲルの中にチべット仏教の仏壇を設けるケースが散見されます。

 

 各宗派の御飾りの仕方は以下の通りです。

天台宗; 御本尊は 阿弥陀如来 若しくは 菩提寺の御本尊を安置します。御本尊の脇に脇掛(わきかけ)をお祀りする場合は 向かって右に天台大師、左に伝教大師(最澄)をお祀りします。位牌は 中段の脇掛の下に、遠い先祖が右 近い先祖が左になる様に安置します。

真言宗; 高野山真言宗では 御本尊は大日如来 脇掛は右に弘法大師の絵像 左に不動明王の絵像を、豊山派では 御本尊は金剛界大日如来 右に光明曼荼羅を、智山派では 御本尊は金剛界大日如来 右に弘法大師 左に興教大師の絵像を安置します。中段中央に過去帳を置き その両側に位牌を安置しますが 他宗派と違い遠い先祖が左 近い先祖は右と成ります。

浄土宗; 御本尊は 阿弥陀如来 右側に観音菩薩 左側に勢至菩薩 若しくは 脇掛として 右に善導大師 左に和順大師(法然)とします。

浄土真宗; 御本尊は阿弥陀如来 脇掛は右に十字名号又は親鸞聖人の絵像 左に九字名号又は蓮如上人絵像とします。位牌は安置せず 代わりに 仏壇両側面に法名軸を掛けます。

臨済宗; 御本尊は釈迦牟尼仏 脇掛は右に達磨大師の絵像 左に観世音菩薩、中段中央に過去帳 その左右に位牌を安置します。

曹洞宗; 御本尊は本来 釈迦牟尼仏ですが 一般には三尊仏(中央;釈迦牟尼仏、右;道元禅師、左;瑩山禅師)の絵像とします。ご位牌は御本尊の両脇に安置します。過去帳は中段中央となります。

日蓮宗; 御本尊は大曼荼羅(又は三宝尊) その前に日蓮聖人像 脇掛は御本尊が三宝尊の場合 右に大黒天 左に鬼子母神(きしもじん)とします。位牌は日蓮聖人の両側に 遠い祖先を右側に 近い祖先を左の順に安置します。下段中央に過去帳が置かれます。


 以上が各宗派の概要ですが、詳しくは 菩提寺 若しくは 信仰されている宗派にご確認頂く事をお薦め致します。ご確認される際に 個別のご希望があれば忌憚なくお問合せする事も重要です。例えば 浄土真宗ではあるが 位牌をお祀りしたい等。


   今回は以上です。 

 

 

仏壇の機能

 今回は仏壇の機能に付いて書かせて頂きました。

 

 日本に於ける仏壇とは 一般家屋に常設された仏教の礼拝施設です。先祖をお祀りする場であると共に、三十三回忌 若しくは五十回忌で弔い上げを行う前の 故人様の位牌を安置して供養をする場でもあります。近年では 故人様のご逝去を悼むご遺族が 仏壇を通して故人様と対話する事により、ご遺族の悲しみを癒すグリーフワークの場として有効である として見直されつつ有ります。又 日本に於けるキリスト教 カトリックに於いても仏壇の機能に着目をして、家庭祭壇が作られる様になりました。

 

 仏壇には 古式にのっとった 塗仏壇(金仏壇とも言う)、唐木仏壇、に加えて 家具調仏壇や独特のデザインによる現代仏壇などが御座います。古来の仏壇では 寺院の山門に見立てて 扉が付いて居り、扉の内側には障子が付きます。これは 寺院の本堂に於いては 内陣との境に巻障子が有り、これに倣ったものと言われます。仏壇の内部は 基本 三段になっており、最上段は 須弥壇と呼ばれ 御本尊をお祀りします。中段に ご先祖や合祀前の故人様のご位牌が祀られ、一番下の壇に 礼拝に必要な仏具が置かれます。仏壇の内部や、その周辺に仏具を厳かに飾る事を 荘厳(しょうごん)と言います。仏壇は 御本尊を安置し、仏具によって荘厳される事により 初めて仏壇としての機能を果たす事が出来ます。

 

 仏壇の中の 本尊、仏像、掛け軸、位牌には ”精根(しょうね)入れ”を行わなければ成りません。これは 僧侶にお願いして 開眼法要を行う事により成立します。精根入れにより 仏壇は ただの箱から仏壇となり、ご本尊やお位牌は礼拝の対象となります。精根入れは 宗派により 入仏式、御移し(おわたまし)、入魂式、お霊入れ、お魂入れ とも言われます。又 仏壇を処分する場合は 精根抜きを行わなければ成りません。

 

 仏壇に入れるべきではないとされるものとして;

写真;各宗派ともに 写真を飾る教えは有りません。写真は姿を記憶にとどめる為の道具であり、それ以上のものではないので、供えないとされます。実際には 小さな写真を入れて居られるご家庭が一般的です。

他宗派の仏像;別の場所にお祀りします。

お守り、御札;別途お祀りします。

賞状、合格通知;仏教は利益信仰では無いとの観点から祀るべきではない とされます。しかしながら 仏尊やご先祖に感謝してお祀りするケースは多く見られます。

 

   今回は以上です。

仏壇

 今回は仏壇に付いて書かせて頂きました。

 

 仏壇とは 本来は 寺院内に仏像を安置し、供物をお供えし、礼拝を行う為に、造られた一壇 高い場所を指して居りました。その後 近世日本に於いて この仏壇の場所を 須弥壇(しゅみだん)と呼ぶ様に変化します。同時に 平安時代の貴族は 持仏堂を持つ様になり、更に時代の変化と共に 一般にも普及して行き、自宅内に 礼拝の設備を持つ様になり、本尊や位牌を安置する 厨子や宮殿型の設備を仏壇と呼ぶ様になりました。仏壇の内でも最上段は須弥壇と位置付けられます。仏教の世界観では 宇宙の中心には 須弥山と呼ばれる巨大な山が存在し、帝釈天(たいしゃくてん)はそこに所在する と説かれます。須弥壇は この須弥山をかたどったものと言われます。

 

 古代インドでは しかるべき場所に土を積み上げて、壇を作り、その場所を神聖な場として神を祀りました。そして 風雨をしのぐ為に 土壇の上に屋根が設けられ、土壇の周りを壁で囲むようになります。これが 寺院の起源と言われます。従いまして 仏壇の壇は 木偏では無く、土偏を使います。現在 各家に置かれて居る仏壇の起源は 平安時代の貴族社会に於ける 持仏堂、仏間の建立にあると言われます。その後 鎌倉時代に入り 禅宗の布教と共に 位牌を作る事が普及して行きます。この位牌を安置する 常設の安置場所が必要となり、仏壇が生まれたと考えられます。仏壇が生まれる過程では 当時の民俗として 存在した、神棚、盆棚、正月棚などが参考にされたと考えられます。尚 仏壇が一般家庭に普及するのは 江戸時代の寺檀制度確立以降と成ります。

 

   今回は以上です。

布施

 今回はお布施に付いて書かせて頂きました。

 

 布施とは 仏教に於いて 執着心を持つ事無く(代償を期待する事無く)、人に施す事を言います。大きく分けて、3っの布施が挙げられます、 @財施(ざいせ);金銭、衣服、食料等 財を施す事、 A法施(ほっせ);仏の教えを説く事、 B無畏施(むいせ);不安や畏れを抱いている人に対し安心の施しをする事、親切を施す事。又 これに加えて”無財の七施”と言われるものもあり、眼施、和顔施、言辞施、身施、心施、床座施、房舎施が説かれます。

 

 葬儀に於いては 僧侶は 通夜・葬儀式などの法要を営む事により 法施を施し、ご遺族は これに感謝して 財施を施します。僧侶が法要を営むことは 代償を期待する事の無い 法施です。そして 葬儀でご遺族が施す お布施は 法要執行への対価として支払うのではなく 僧侶に対する財施を行う、という考え方が本来の姿です。お経料 戒名料などの表現は、対価としての概念が強く含まれて居り、相応しくないと考えられます。ご遺族には お礼という気持ちを持たれるのが当然の事ですが、それを超えた深い意味がある 事をご理解頂き お布施 と表書き頂くのが正しいとされます。 


 神道やキリスト教でも その考え方は仏教と同じです。神道に於ける神職に対するお礼の表書きは 御祭祀料 と記します。キリスト教の場合は 教会に対する 献金、神父や牧師への謝礼、オルガニスト・合唱団への 謝礼 が必要です。


 現代では 基本の金額が定められているケースも多くなりましたので、率直にお問合せ頂くのも良いかと考えます。又 経済的事情が許さない時は 率直にご相談されると良いでしょう、一般的にはご理解頂けるのではないでしょうか。


   今回は以上です。 

戒名

 今回は戒名に付いて書かせて頂きました。

 

 戒名とは 仏教教団に入門し その戒律を守る事を誓った者に与えられる名前です。本来は 戒を授けられ 出家した僧侶にのみ与えられるものでした。その後 出家しない在家の檀信徒でも 授戒会の参加して戒を受ける事により、仏法に帰依した者として戒名が与えられる様になりました。更に 日本に於いては 死生観の変化により 死後に成仏するという思想の下、死後に戒名を授ける風習が生まれました(没後作僧と呼ばれます)。尚 インド仏教では戒名は無く、中国に伝わった後に生まれたと言われ、没後作僧は日本でのみ行われる習慣です。又 戒名は 浄土真宗では法名、日蓮宗では法号が正式な名称と成ります。

 

 江戸時代以降 寺壇制度が確立する中で、亡くなった方に授戒して戒名を与える事が一般的となります。本来 戒名は 生前に入信して授かる名前ですが、死者の場合でも 生きている者として扱い、出来るだけ早く授戒させる為 通夜式で授戒が行われます。この没後作僧は 亡くなった方を仏の弟子として浄土へ送る事を意味し、現在では 授戒は引導と共に 葬送儀礼の中心に位置付けられて居ります。没後作僧は 生前 入信に際して授かるのが本来であるが その縁が無かった者も 死後と言えども切り捨てる事無く 仏の大慈悲が存在する、と説かれます。

 

 戒名は 本来 寺院への貢献度、社会への貢献度、信仰の深浅、人徳 等を僧侶が判断してつけるものされて居ります。又 身分制度が有る時代に発達しましたので 院号、院殿号など 戒名に身分を表わす事も見られます。

 

 浄土真宗は 在家道で 教義にも戒律や授戒は無く、聞法者(もんぽうしゃ)よいう意味を込めて ”法名”と呼ばれます。

 

 日蓮宗は 法華経に帰依することが授戒にまさる と説かれ、法華経を受け持つことが戒をもつこと という考えから 葬儀式に授戒の作法は有りません。信仰に入った証 として法号が与えられます。

 

   今回は以上です。 

位牌

 今回は位牌に付いて書かせて頂きました。

 

 位牌とは 仏教葬儀で死者の霊を祀る為に使われる木製の牌で、故人様の霊が宿る依代(よりしろ)であります。その起源は 霊の依代という古来の習俗と仏教の卒塔婆が習合したものであると言われます。位牌には 内位牌(白木位牌)、野位牌、本位牌、寺位牌などがあります。位牌の表には 戒名(法名、法号)が書かれ、裏には 俗名(本名)と死亡年齢、死亡年月日などが書かれます。位牌の数え方の単位には ”柱”が用いられます。

 

 内位牌は 故人様がご臨終後 直ぐに製作される白木の簡素な位牌で 枕飾り・通夜式・葬儀式・告別式・中陰壇で使用されるべきものです。現在では 通夜式の前にご用意するのが一般的となりました。ご火葬を終えた後にご遺骨と共にご自宅へ持ち返って頂き、四十九日法要までの間 中陰壇にご遺骨と共にお祀りします。内位牌は 四十九日法要までにご用意する本位牌に御霊を移した後、菩提寺で焚き上げられます。

 

 野位牌は 内位牌と同様の白木の位牌で、墓石に文字が刻まれるまでの間 お墓にお祀りする位牌です。

 

 本位牌は四十九日法要以降、ご自宅の仏壇の二段目に安置する位牌です。伝統的なものとして 漆塗り やカシュ―塗装に金箔・沈金・蒔絵が施された 塗位牌、黒檀 紫檀等に透明や半透明の塗装をした唐木位牌などが御座います。又 本位牌には 夫婦など二名以上の戒名が記された 札位牌や、多数の薄い木の札が重ねて納められる様にした箱状の繰り出し位牌なども御座います。一枚に一人の戒名が書かれ、祥月命日や月命日などにその方のお札を前面に繰り出してお参りします。

 

 寺位牌は 本位牌の他に 菩提寺や本山に供養の布施と共に納める位牌で、位牌堂や本堂内に安置され、朝夕の勤行の際に供養されます。

 

 尚 浄土真宗では 原則として位牌は用いません。代りに 法名軸、あるいは 過去帳が用いられます。

 

   今回は以上です。

葬儀の祭壇

 今回は葬儀の祭壇に付いて書かせて頂きました。

 

 葬儀に於ける祭壇の位置図けに付いては色々な考え方が有りますが、宗教儀礼としての葬儀であれば 仏教であれば 仏を供養する事によって得られる功徳を故人様に振り向ける 事から 祭壇の中心は仏様の本尊であり、キリスト教では 故人様が地上での罪を許されて神のもとに召される事を 神に礼拝する事から 祭壇の中心は神となります、そして 告別式は 故人様とご遺族・会葬者の方々とのお別れが中心となりますので 祭壇の中心は 故人様のご遺体となります。現代では 葬儀式と告別式は同時に行われるのが通例となって居りますので、祭壇の中心は 御本尊と故人様が同時に祀られる形となって居ります。但し キリスト教では あくまでも祭壇の中心は神となります。勿論 無宗教葬の場合は 故人様が祭壇の中心にお祀りされる事と成ります。

 

 葬儀で用いられる祭壇を 葬儀壇とも言います。かって 葬儀は ご自宅での法要と 葬列を組んで 葬場 若しくは菩提寺に行っての法要と、二段階で法要が行われて居りましたが、現在では この二段階の法要が合体し、更に 告別式も加えられて 葬儀が執り行われます。従いまして 祭壇もその目的に合わせて変化致しました。葬列が組まれた当時の祭壇は 柩の前に野机と呼ばれる 小机を置き 白布で覆い その上に位牌、三具足、供物を乗せて その両側に供花や供物、そして 葬列で用いた野道具を式場後方に並べる という形で式場が設営されました。その後 時代の変化と共に 小机が大きくなり、仏壇の様に二段、三段と増えて行き、さらには 寺院の荘厳(お飾り)にならった白木の須弥壇が葬儀壇として備えられる様になりました。又 今日では 故人様のお人柄に合わせた 生花祭壇も流行の一つとなって居ります。

 

 尚 仏教に於ける祭壇としては 常設で仏像を安置するための須弥壇、仮設の祭壇として葬祭用の祭壇、御家庭に設置する仏壇、四十九日までの間 設置される中陰壇、お盆に設置する精霊棚(盆棚とも言う)などの祭壇が御座います。

 

   今回は以上です。

 

 

 今回は棺(かん、ひつぎ)に付いて書かせて頂きました。

 

 棺とは ご遺体を納めて葬る為の容器を指します。”ひつぎ”には2通りの文字があてられます。一般的な使い方としては ご遺体をお納めする前のひつぎを”棺”と書き、ご遺体をお納めした後のひつぎを”柩”と書き表します。又 霊柩 という言葉は ご遺体が入棺された状態を表わします。

 

 日本に於いて 棺の歴史は古く、弥生時代には埋葬に当って棺が使用されて居りました。木製の木棺や 石造りの石棺が国内各所で発掘されて居ります。しかしながら 当時 棺を使用出来るのは 上流階級の極一部の人々だけでした。庶民の間で棺が使われ始めたのは 鎌倉時代からです。そして 江戸時代に入り 一般庶民の間でも 棺の使用が普及します。この時代は土葬が主流であり、場所を取らない為にも 屈葬により埋葬する為 桶型の座棺が使用されました。江戸時代には この桶型の棺を 亡くなると急いで作らなければならない為 早桶と呼ばれて居りました。又 地域によりましては 棺を表わす言葉として 舟 が使用される場合も御座います。更に 古くは 棺や柩を表わす言葉として龕(がん)という表現も御座いました。

 

 明治時代に入り 富裕階層の間で平型の寝棺が使用される様になり、火葬場の普及と共に 寝棺も普及して行きました。但し 特定の地域では 火葬炉が座棺用のものしか無い為、昭和40年代まで座棺が使われて居りました。

 

 現在の棺は 特別な場合を除いて 平型の 天然木棺、フラッシュ棺、布張棺の中の何れかをご使用頂く事と成ります。

 

   今回は以上です。 

霊柩車

 今回は霊柩車に付いて書かせて頂きました。

 

 霊柩車とは 貨物自動車運送事業法に定められた ”遺体の搬送を行う自動車”で、ご遺体を葬儀式場から火葬場へ移動させる際などに使用される 特殊用途自動車です。ご遺体の搬送は 国土交通省管轄の許可事業で 許可を得ていない自動車でのご遺体の搬送は出来ません(特別な場合を除き)。従いまして霊柩車のナンバープレートは青色となり、形式として 宮型、洋型、バン型、バス型の4種類が御座います。尚 俗言として ”霊柩車を見たら 親の死に目に会えなくなるので 親指を隠せ” と言われました。

 

 日本に於いて 古くは柩は人間により担がれて運ばれていましたが、明治時代に入り 大八車に乗せて運ぶ様になり、その後自動車が日本で作られる様になると トラックの荷台に宗教的な装飾を施して その上に柩を乗せて運ぶ様になり、昭和時代初期には 米国より パッカ−ドを改造した霊柩車が輸入されました。

 

 現在 宮型霊柩車は 後部に輿の様な形のデザインを施し、主としてご遺体を火葬場に搬送する為に用いられます。 

 洋型霊柩車は 欧米式の霊柩車の架装を施した形のもので、普通の車と変わらず 宮型よりもスマートで近代的と言われ 良く使用される様に成りました。宮型と同じく ご遺体を火葬場に搬送する際に用いられます。

 バン型霊柩車は 特別な外装を施さない霊柩車で 通常は病院からご自宅への搬送に用いられますが、遠隔地への搬送や ご遺族のご希望で目立たぬ様に移送する際などに用いられる、多目的のご遺体移送車です。

 バス型霊柩車は 大型のバスを使用し 柩を収めると共に 火葬場への同行者も同乗できる霊柩車です。

 

霊柩車の運賃体系は 運賃+緒料金+実費 の合計金額となります。

 

   今回は以上です。

 

返礼品

 今回は返礼品に付いて書かせて頂きました。

 

 返礼品とは 他の方から受けた好意に対する お礼のお返し品を指しますが、ご葬儀では 各種の返礼品が御座います。通夜や告別式の会葬者に対する 会葬のお礼としての”会葬返礼品”、香典を頂いた方への”香典返し”、法事などに於ける 参列者に対する お礼の”引き物”、通夜に参加して頂いたが 通夜振舞いには 出席されない方に対する 振る舞いの代りの”通夜返し”、そして 葬儀をお手伝い頂いた方々への”お礼”です。この返礼品は 供養品、あるいは 粗供養とも呼ばれ 主として 西日本地域で使われて居ります。尚 香典に対する 返礼品の金額は 3分返し(3分の1相当の品物を贈る)、若しくは 2分返し(半額相当の品物を贈る)が一般的です。又 横浜市内などの都市部では 香典返しは 通常の忌明けにお送りするのではなく、即日返し と呼ばれる 通夜・葬儀・告別式の当日にお返しするケースが増えました。

 

 葬儀では 各種の返礼品が用意されますが、これらを供養品とも呼びます。これは 仏教の葬儀においては 他者に布施をする事によって仏に徳を積み これを故人様に振り向ける べく供養をしますが、お手伝いを頂いた方々や 会葬頂いた方々に品物を振舞う事により、供養をする品 と言う事で 供養品と呼びます。通夜や葬儀の時に 会葬者へ食事、酒、菓子などを振舞うのは 故人様の滅罪を願って行われる布施のひとつで、故人様の供養につながるという考えから生まれました。又 葬儀・告別式の会葬者に 香典の有無にかかわらず振舞われた菓子などを 粗供養と言いますが、粗末な供養しか出来ませんが という謙った想いから生まれた言葉と考えられます。

 

   今回は以上です。

香典の表書き

 今回は香典の表書きに付いて書かせて頂きました。

 

 香典は 仏教の葬送に於いて、故人様の冥福を祈り、故人様の霊前にお香をお供えする代わりに 金銭ををお供えする事から始まった習慣とされて居りますが、同様の習慣が神式、そして日本に於けるキリスト教の葬送にも取り入れられました。そして その表書きは 仏式では ”御香奠”又は御香典”、神式では ”御玉串料”、キリスト教式では ”御花料”、とご記入下さい。表書きを書く際には 薄墨を使用しなければ成りません。これは 悲しみの涙で墨が薄くなってしまった と言う事を表わす為と言われます。市販のペンを使用される場合は 薄墨専用のものをご利用下さい。

 

 香典の語義は仏事に由来します。その表書きは 四十九日までは ”御霊前”、四十九日以降は ”御仏前” と書くのが正しいとされます。俗説としては どの宗教でも ”御霊前”と書いて良いと解説される事が有りますが、これは必ずしも正しくは有りません。但し 仏式の中でも ご宗派によっては 考え方が異なります。浄土真宗では 亡くなった方は 即浄土で成仏しますので、霊を認めて居りません、従いまして ”御霊前”は用いません。曹洞宗などの禅宗では 教義の中に”浄土”は有りませんので 成仏以前 という考え方は無い為 ”御仏前”と書くのが一般的です。又 表書きには特に拘らないとする宗派も御座います。お香典は 故人様に供えるのではなく、本尊である仏様に捧げる と言う意味であれば ”御仏前”となります。又 キリスト教では カトリックは ”御霊前”を許容して居りますが、プロテスタントは否定して居ります。

 

 とは言え 会葬者側の立場で考えると、必ずしも ご葬家の宗教や宗派を 良く理解した上で会葬出来るとは限りませんので、ご自分の宗旨で表書きされても良いのではないでしょうか。

 

   今回は以上です。

香典の相場

 今回は香典の相場に付いて書かせて頂きました。

 

 日本に於ける葬儀の慣習として 多額の費用が必要とされて来ました。その費用を支援する為、古くは食料や酒などを供出し、現代ではご遺族への献金という習慣が定着して居ります。この献金を 仏式の葬儀では 香典、神式の葬儀では 御玉串料(みたまぐしりょう)、キリスト教式の葬儀では お花料 と呼んで居ります。そして その金額は供出される方のお気持ちと 世間的な立場を基本と致しますが、世間一般的な相場と言われるものも存在します。その相場は故人様との血脈に合わせて考えられ、濃い方は高額で 薄くなるに従い低額となって行きます。

 

 お香典(御玉串料、お花料)として包む金額は 地域共同体の決まり、町内会の決まり、所属団体の決まり等が有る場合は その決まりに従ってご用意頂くのが良いでしょう。しかしながら 現代の都市部では この様な決まりも明確では無く、時として困惑される方も居られます。尚 包まれる方の世間的なお立場(年齢を含む)により金額は異なりますが、50歳代の方の目安は以下の通りです;

祖父母が亡くなられた場合;3万円、親御様の場合;10万円、兄弟姉妹の場合;5万円、伯父・叔母の場合;3万円、その他の親族の場合;1万円、職場の上司・同僚・その家族の場合;5千円、取引先関係の場合;1万円、友人・知人・隣人・その家族の場合;5千円 が目安となります。尚 20歳代や30歳代の方は 前記の金額−αとなります。


 仏事には偶数を使用してはいけない との言い伝えから、偶数の金額は不可とされて居りましたが、1万円の次は3万円となり、その差が大きい事から 1万円よりもう少し多くとお考えの方は 2万円という金額も許される様になりました。又 お香典には新札を使用してはならない という不文律が有りますが、これは あたかも事前に準備していた様で失礼に当るとの事によります。とは言え ボロボロのお札を包む訳には行きませんので、新札を使用する場合は かるく折り目を付けた上で使用します。


   今回は以上です。

 

香典の歴史

 今回は御香典の歴史に付いて書かせて頂きました。

 

 香典は 仏式の葬儀等に於いて 故人様の霊前に供える金品をいいます。古くには 香奠と書かれました、香は 香・線香に代わるものという意味であり、奠は霊前に供える金品を意味します。香奠は元来 米などの食料が一般的でしたが、室町時代後期に武士階級が金銭による香奠を出したことが記録されております。とはいえ その後も長い間 香奠は食料や酒などをもちよる習慣が続いて居りました。明治時代に入り、都市部を中心に金銭香奠の習慣が広まり、第二次世界大戦後は農村部を含めて 金銭香奠が普及する事と成りました。

 

 江戸時代 日本国民は全て仏教徒であり、葬儀は その地域共同体の重要な行事でした。そして ご葬家は 葬儀の期間中 故人様の成仏を願い、故人様の滅罪するためのお布施として 人々に食事を振舞いました。当時の記録として 地域の共同体に属する人々は 葬儀のお手伝いをすると共に、子供を含めて 葬儀の期間は ご葬家の振る舞いに与り、自宅で食事をとる事はなかった、という記録も存在します。この 振る舞いの為の飲食料を用意する必要から、親族は多量の飲食料を提供しなければ成りませんでした。これが 親族香奠です。親族香奠は 血縁の深い方がより多くの食料を提供し、血縁な薄くなるに合わせて少なくなるルールでした。又 近隣の人々は自分達の食する分を持ちよりました。これが 村香奠です。現在の金銭香奠でも 親族香奠や村香奠の考え方が踏襲されております。

 

 葬儀を出すには 近隣の方々に振る舞いをしなければ成らず、多額の出費をご葬家や親族は負担しなければ成りませんでした。従いまして 貧しい家では 葬儀をだせない という事態も起こり得ますが、香奠はこの様な事態を回避せる為の 相互扶助として大切な意味を持つものでも有ります。


   今回は以上です。 

献花による告別

 今回は献花による告別に付いて書かせて頂きました。

 

 献花による告別は 日本に於けるキリスト教葬、無宗教葬、ホテルで行う仏教葬(ホテル内では焼香が行えない為)などで行われております。使用される生花は @一輪咲きの花、A茎がしっかりしている、B持ち易い長さがある、C白色の品種、などの条件を満たす生花としてカーネーションや菊の花等が使用されます。又 バラはトゲがあるので使用してはいけない と言う説も有りますが、ご遺族のご希望があれば トゲを全て取り除いた上で使用する事も可能です。

 

 本来 キリスト教葬では 献花の習慣は有りません(埋葬時の献花はあります)。これは キリスト教に於いて ”捧げもの”は 主(神)にするものであって、人にするものではない という基本の考え方がある為です。しかしながら 日本に於いては 仏教葬の焼香、或いは 神道葬の玉串拝礼に代る何かが欲しいとの 信徒の希望から、生花の献花が生み出されました。従いまして キリスト教葬の献花は日本独特の習慣です。献花に使用される生花は 白のカーネーションが一般的ですが、これは 菊は仏教葬のイメージが強い事、バラにはトゲある事などからカーネーションが選ばれた様です。献花の作法は 特に決められた形は有りません。多くの場合 参列者は係の方から一輪の生花を頂き、一人ずつ式場の前に進み、ご遺影の前に造られた献花台の上に置いて 黙祷を捧げた上で下がります。生花をどちらの方向に向けて置くかは 前の方に従って置かれるのが良いと考えます。 


 無宗教葬の場合も 故人様との告別には献花により行われるのが一般的です。しかしながら ご遺族のご希望によっては 焼香により行うケースも御座います。又 ご遺族のご希望によっては 生花を献花台に置くのではなく、ご遺影の前にオアシスを作って そこに生花を挿すなどの形も御座います。


   今回は以上です。

神道・キリスト教の告別

 今回は神道やキリスト教の告別に付いて書かせて頂きました。

 

 仏式のご葬儀では 故人様との告別は焼香により行いますが、神道では 玉串拝礼、日本に於けるキリスト教では 生花の献花 により行うのが一般的です。又 無宗教でのご葬儀(お別れ会等)では 生花の献花 が一般的ですが、ご遺族のご希望によっては 焼香で行う場合も御座います。尚 告別をご遺族の宗教で行うべきか、会葬者御自身の信ずる宗教で行うべきか との議論が有りますが、会葬者の方の信教の自由を考える時、会葬者の方の判断に任せるべきかと考えます。例えば キリスト教を信仰する方が 仏式の葬儀に参列される時、焼香はせずに 黙祷により告別される事で良いのではないでしょうか。

 

 神道の神葬祭では故人様との告別は玉串拝礼により行います。玉串は 神霊を迎える為の依代ですが、玉串を捧げて祈る人の気持ちが込められる事により、祀られる神と 祀る人との霊性を合わせる仲立ちとしての役割を果たす供物であると考えられます。玉串奉奠は 神職より玉串を受取り、右手で榊の根元の方を上から 左手で先の方を下から支え 胸の高さに 少し肘を張って持ちます。そして 玉串案の前に進み 深く拝礼します、玉串の先を時計方向に90度回し、左手を下げて根元を持ち、祈念を込めます。右手で玉串の中程下から支え、玉串を更に90度回して根元を神前に向け、左手を放して右手の下に添えます。玉串案の上に奉奠します。最後の拝礼は 二拝二拍手一拝で行いますが、二拍手は 両手を打つ寸前で止めて 音をたてない しのび手により行います。

 

 今回は以上です。生花の献花に付いては次回書かせて頂きます。

告別の作法

 今回は告別の作法に付いて書かせて頂きました。

 

 日本に於いて 葬儀・告別式・その他で 故人様とのお別れに当っては いくつかの方法が有ります。基本的には 営みの基本となる宗教によります。仏式の告別であれば”焼香”、神式であれば”玉串拝礼”、キリスト教式であれば”生花の献花”、無宗教葬の場合も”生花の献花”が一般的です。但し キリスト教葬の本来では 告別の考え方が異なりますので、決められた告別の作法は有りません。献花の習慣は日本でのみ行われる 焼香に代わる作法です。従いまして キリスト教の特定宗派では焼香を行う場合もがざいます。又 無宗教葬では ご遺族のご希望により 献花ではなく、焼香を行う場合も御座います。

 

 仏式のご葬儀・告別式に於ける 告別の作法は焼香ですが、その仕方は宗派により異なります。以下にその概要をまとめました;

天台宗; 焼香の回数については特に定めはありません。

真言宗; 通常は3回。仏・法・僧に供養すること、身・口・意の三密修行に精進すること、戒香・定香・解脱香と言って 自らが戒律を守り 心の静寂を求めることができる功徳があると 説かれます。

浄土宗; 特に定めはありませんが、真心をこめて一心に で一回、身を静めて 一回、心を清めるのに 一回 の3回と説かれます。

臨済宗; 焼香の回数に拘らない。

曹洞宗; 焼香の回数に拘らない。

日蓮宗; 通常は3回、仏・法・僧の三宝供養とも、空・仮・中の参諦(さんだい)にならうとも説かれます。

浄土真宗; 焼香は自身の身心を清めるため と説かれ、他の宗派と相違し 香を額に戴くことはしません。本願寺派(西)では1回、大谷派(東)では2回行います。

 

   今回は以上です。

死亡広告

 今回は死亡広告に付いて書かせて頂きました。

 

 死亡広告とは ご遺族様のご希望に従い 故人様のご逝去を広く告知する為に、新聞等のメディアに依頼する有償の広告です。通常は黒枠で囲みますので 黒枠広告、あるいは お悔み欄 などとも呼ばれて居ります。その内容は 故人様の氏名、肩書、ご逝去の日時、葬儀・告別式の日時・場所を告知するのが 主たる目的です。記載する内容の標準的 形式は有りますが、決まったものでは有りません。又 最近の 無宗教葬などでは 黒枠は用いず、表現の仕方も自由な文章で広告するケースが増えて居ります。尚 日本に於いて最初に死亡広告が掲載されたのは 1873年(明治6年)1月14日発行の 日新真事誌における 外務少輔 上野景範 ご尊父の死亡広告とされて居ります。


 死亡広告は 全国紙、地方紙、ブロック紙等のなかから 故人様のお立場に合わせてお選び頂き広告します。広告の原稿は下記の様な点に注意して作成します。

1 葬儀式と告別式を分離して行う場合は 其々の時間を明記します。これは 葬儀式の時間だけの表示では 一般会葬者の方々が葬儀式の間 待機しなければならない事を避ける為です。

2 供花、供物、香典の扱いに付いて明記します。特に記載しない場合は 受け取る 事を意味します。

3 一般的に死亡広告の文章には句読点を用いません。

4 故人様の氏名の後に 〇〇〇〇儀として 儀の文字を付けますが、これは 手紙に於ける 私儀と同様の意味を持ちます。故人様の事柄は身内の事ゆえ 氏名の後ろに 殿や様をつけるわけには行きませんが、故人様を尊ぶ心理から儀の文字を付けたと考えられます。


   今回は以上です。 

葬儀の相談

 今回はご葬儀のご相談に付いて書かせて頂きました。

 

 ご葬儀のご相談は 以前は事前相談はタブーの様に考えられ、御家族が亡くなられて際には 隣組の方々や病院からご紹介された 葬儀社に依頼することを前提として、ご相談する形が一般的でした。しかしながら 昨今では 事前相談のタブー視も無くなり、葬儀社の宣伝広告もしばしば見かける様になり、インターネットによりご希望とする葬儀社を見つけ出す事も難しく無くなりました。又 ご相談に当っても、依頼を前提とはせずに ご希望を伝え、見積りを入手した上で 葬儀社をお決め頂く事が出来る時代となりました。

 

 ご葬儀のご相談は 依頼を前提として行う必要は御座いません。そして まずは 故人様に対する想い入れと、どの様なお見送りをされたいのか お話頂く事が大切です。その上で 知りたい事や疑問点を良く確認頂きます。普通 喪主をされる機会はそれ程多く有りません、こんな事を聞いても良いのだろうか などとは考えずに どんな事でも 不明な点は ご確認頂く事が重要です。その上で 葬儀社より 見積書を受取り、ご検討頂く事となります。数社の葬儀社から見積を取って ご検討頂くケースも一般的となりつつ有ります。尚 見積書には お料理や返礼品などの 変動費も 前提条件と予測数字が記載されなければ成りません。

 

 日本消費者協会の調査による、消費者が葬儀に付いて知りたい事項は以下の通りでした。

葬儀に付いて知りたい事項;

 1 葬儀の手順など一般的事項  38.6%

 2 葬儀費用(料金)について   37.3%

 3 葬儀の前に準備しておく事   24.5%

 4 心構え            7.7%

 5 葬儀を依頼する先に付いて   5.2%

町内会など地域共同体が葬儀の運営主体であった時代には 地域ごとに葬儀の仕方が決められて居り、又 手伝いの形で葬儀に参加する機会も多く有りました。しかしながら 葬儀の運営が 葬儀社に委ねられる様になると、お手伝いの部分も受付などの 特定の部分に限られ、葬儀に係わる度合は少なくなり、葬儀の仕方に関する知識を得る機会は大変少なくなりました。従いまして 一般の方々の 葬儀に関する知識や経験が乏しいのは当然の事ですので、不安を感じる事の無い様、どんな事柄でも確認される事をお薦め致します。

 

   今回は以上です。  

死亡の告知

 今回は死亡の告知に付いて書かせて頂きました。

 

 ご家族のどなたかが ご逝去された場合、ご家族だけでお見送りする密葬のケースを除いては、故人様のご逝去を広く社会に告知する事が一般的です。告知の方法と致しましては 故人様ご逝去のお知らせを 友人・知人間で回覧頂く形、死亡記事、死亡広告等の方法が御座います。

 

 故人様ご逝去の告知に当たりましては、何れの形でも 下記の要点を含む形で作成します;

1 故人様に関する事項

  故人様氏名、肩書、死亡日時、死因(省略可)、死亡場所(省略可)、死亡時年齢(満年齢)。

2 通夜、葬儀、告別式に関する事項

  通夜、葬儀、告別式の場所(住所)と日時。

3 喪主様に関する事項

  喪主様氏名、喪主様と故人様との関係、ご自宅住所。

4 その他

  指定の服装(省略可)、供花 供物 香典の取扱い等。

 

 新聞 その他の媒体を使用した告知の方法として 死亡記事、死亡広告などが有ります。死亡記事は 新聞社等 媒体の掲載基準に従って掲載される記事で 費用負担は発生しません。死亡広告は 記載する内容に合わせてスペースを有料で確保する告知方法です。

 

 死亡記事は 新聞社により掲載基準が異なり 掲載内容も異なります。横浜市内の場合 全国紙での掲載は かなり制限が有りますが、神奈川新聞ではかなり協力的に処理してもらえます。いずれにしろ 新聞社指定の広告代理店があり、指定のフォーマットに記入をして代理店に送ると、新聞社に転送してくれ、新聞社の判断待ちとなります。掲載が決定すると 新聞社から確認の連絡が入ります。

 

 死亡広告は 掲載スペースと、掲載内容により料金が異なります。又 新聞社によっても広告料金は異なりますので、どの様な内容を どの新聞に載せるか決めた上で、料金をご確認下さい。

 

   今回は以上です。

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